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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2015 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

震災からの復旧・復興に向けた支援

東日本大震災の結果、被災地の生活基盤は大きく損なわれ、現在もその再建が進められています。復旧・そして復興へと被災地の皆さまの取り組みが続けられる中、NTTファシリティーズはグループをあげ、事業を通じ「私たちだからこそできる貢献」を継続することが重要であると考えています。

新しい街づくりの核となる複合型再生可能エネルギーシステム

さまざまな電子機器や送電施設をネットワーク制御した街づくりを実現する「スマートコミュニティ」技術には、電力の効率的な利用と同時に、災害時の安定的な電力供給の面からも注目が集まっています。特に被災地の自治体では、防災と省エネルギーとの両立に向け、各所でスマートコミュニティの構築への試みが続いています。
スマートコミュニティが実証実験の枠を超え、地域の街づくりに幅広くかつ確実に機能してゆくための大きな課題の一つとして、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを効果的に活用するための技術の確立・普及があります。現在、NTTファシリティーズでは、この課題へのソリューションとして、再生可能エネルギーと蓄電池を組み合わせた電力供給・管理システム「複合型再生可能エネルギーシステム」に着目し、積極的に研究を進めています。
同システムでは、①蓄電池と組み合わせ無瞬断で電力を共有すること、②太陽光発電や燃料電池などの多様な分散型電源にメーカーを問わず接続できること、③再生可能エネルギーを優先利用し停電時以外にも商用電源を用いない自立運転を可能とすること、そして④余剰電力を蓄電池に充電して有効に活用すること、といった特徴を実現することが求められます。NTTファシリティーズでは、被災地で進行する複数のプロジェクトに同システムを導入し、その信頼性の向上を図っています。被災地以外でも、自らの研究開発拠点である新大橋ビルに同システムを導入し、実証的に検証を進めています。これらの取り組みを通じ、将来的には各地のインフラとして幅広く浸透させうる技術へと磨きをかける方針です。

複数の電源を組み合わせ無駄なく活用する複合型再生可能エネルギーシステム
複数の電源を組み合わせ無駄なく活用する複合型再生可能エネルギーシステム
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