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下りスロープである。上記の上りスロープと比べられたし。全く同じ配置である。しかしこちらは画面左から右に向かって下りていくのだ。 シャフト部分の中央に大人一人がやっと通り抜けらる位の隙間が見える。その隙間越しに見えるのは上りスロープにいる人だ。彼は画面左手から右手に移動し、右上に見える天井の上を歩いていくのだ。このように堂内は常に上りと下りの参拝路が表裏一体になっている。従って上っている時は常に下りを意識し、逆に下っている時は上りを意識してしまうのだ。
ちなみにこの部屋とも通路とも判断し難い空間は明治23年の大改修の際、中心にある6本の芯柱の間に床を張ってつくられたと言われる。その目的ははっきりしないが「入口と出口の鍵を閉める際に近道を通っていた」という飯盛氏の談によればやはり「ショートカット」のためにつくられたと考えるのが妥当であろう。ただしそれならば一層部分にだけ「近道」を造れば良いわけで2層、3層部分の同じところに「近道」がある理由が良く分からない。二重らせん構造による空間の面白さを強調するための仕掛けと考える事もできるが、真相は謎である。
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