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 昨年のスポーツ界における最も明るい話題と言えば、シアトル・マリナーズへ移籍した「イチロー選手」の活躍だろう。彼がメジャーリーグでうち立てた数々の記録については周知の通りだが、アメリカでは毎朝の食卓で、父親が息子に向かってイチローの話をするという。
 「イチローを見てごらん。体は小さいし、マグワイアやボンズのようにホームランをたくさん打てるわけでもない。それでも、メジャーリーグで活躍できるんだ。おまけに、彼は遠い国からやってきたんだよ」。
 一方で、イチローのチームメイトの一人は日本人記者に聞かれたインタビューの中で、次のように語っている。
 「俺なら自分の息子にはイチローの真似だけはするな、と言うね。なぜかって? あんなバッティングはヤツにしかできないからさ」。
 どちらも、イチローの活躍がメジャーリーグに大きな衝撃を与えたことを物語るエピソードではないか。
 一昔前には到底無理だと言われた「日本人のメジャー挑戦」。ベースボールの世界では、野茂が扉を開き、イチローが颯爽とその道を駆け抜けようとしている。
 イチロー同様、本誌もさまざまな場所で話題にのぼり、かつ、この冊子にしかできない誌面づくりを目指していきたい。
 2002年。ソルトレイク冬季オリンピックがある。サッカー・ワールドカップがある。
 挑戦の時代は終わった。今年はそれぞれのフィールドで、確実な足跡を残す年であると捉えている。(編集長)