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また、夏が来た。私にとって7月は、父が脳梗塞で倒れた記憶として特別な思いがよぎる季節である。「最近、お父さんの物忘れが激しくて困るのよ」という母からの電話が、病状を予測するシグナルだったかと思うと、実家で父と接する母が「もっと深刻に事態を受け止めてくれていたならば」という苛立ちと、親元を離れて暮らす中でそんなシグナルに気付かなかった自身の無配慮への後悔が、2年経った今もよぎる。一命をとりとめた父は、現在懸命なリハビリを続けている。
去る6月10日、本誌「What's NEW」で紹介したセミナーの取材に同行した。セミナーでは、「電力不足と企業のリスク管理」についての講義が行われ、様々な対策とそのために我々が有しておくべき情報が披見された。
「リスク管理」という言葉を最近よく耳にするが、単なる知識としてストックしておくことと、より身近な存在として事態を深刻に捉えておくことの違い。私事と企業運営と比較すべくもないが、その違いの大きさをあらためて認識させられた1日であった。
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