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取材中に西川さんは、「仕事は楽しいが、実験していてたまに嫌になるときがある」とぼろっと本音を漏らした。というのも、実験は忍耐を強いる地道な作業であるからだ。
「1つの実験ですべてがわかることはありません。そんなことは今まで1度も経験したことがないですね」
仮説を立ててから、どういう筋道で実証していくのか。
「私の感覚では、仮説の論理づけや実証をしていこうとすると、目の前にバー(棒)が何本か立ってくるんです。これについてはここがわかった。これはここがわかったとバーを1本1本チェックしていく感じですね。そうすると、ある日突然、1本1本のバーがつながって、全体像がパーッと見えてくる。点が線になるというか、そんな感覚のときが一番快感を覚えます」
点から線・・・。なるほど、優秀な人間はそのようにして物事の実態をつかんでいくのか。ん〜、なかなか素晴らしい。私の場合は、論理づけもへったくれもない。せいぜいできることは、目を点にすることくらいだ。
取材中も、西川さんが私より一回り若い35歳と聞いて目が点になった。ん〜、この若さでたいしたものだ。話がなにやら支離滅裂で、どうもすみま線。
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