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東京国際空港第2旅客ターミナルビルの工事は、2001年11月に着工し、昨年12月1日から供用が開始されました。このプロジェクトの設計・監理分野にNTTファシリティーズは、松田平田設計、シーザーペリアンドアソシエーツジャパンとの3社JVで参加しました。
ターミナルビルは大きく分けて、一般客が自由に利用できるエリアと手荷物検査を済ませた利用客や空港関係者だけが入れるセキュリティーゾーンに分かれます。そのなかで当社は、チェックインロビーや商業施設のプランニングと意匠・電気設備などが主な担当でした。発注者である日本空港ビルディングの門脇社長からの「ホスピタリティを持った“もてなす空間”にしたい」という意向を、どのように商業施設に落とし込むかが最大のテーマでした。
空港施設のプランニングの基本は、シンプルで分かりやすくスムーズな動線であること。そこに快適性を追求するのです。空港としての分かりやすさ。つまり、広い施設内で自分が今どこにいるかということが本能的に分かる旅客誘導サイン計画は、当社が主体で担当しましたが、これもホスピタリティの重要なファクターです。
旅客ターミナルビルに快適空間を作っていくという点で、商業施設はもうひとつのアメニティです。商業施設ゾーンは、南北に長いチェックインロビー(機能軸)と、その中心に位置するプリン型のライトコーンの地下から5階の展望ロビーまでの垂直軸の空間で構成されています。長いロビーに立って各商業施設がどのように分かりやすく見えるか、また、ライトコーンの大きな吹抜け空間のなかでは各フロアーからどう見えるか。そして、その空間にいかに多くのお客様を誘導するかというところがいちばん知恵を絞ったところであり、評価をいただけたところです。
商業施設というのはお客様から見える表の部分とともに裏の動線が非常に大切です。特に空港ターミナルビルという性格上、メインの空港施設の機能に支障を及ぼさないように裏の動線を考えなければなりません。物販店舗では単価1,000円・2,000円といった商品がものすごいスピードで売れ、飲食店にはアイドリングタイム(客足が途絶える中休みの時間帯)がありません。商品の配送や残飯の処理は重要な問題です。
当社ではこうした大型商業施設のプロダクトマネージャーとして数多くの経験を積んでまいりました。東京の深川ギャザリア(ロータスパーク)、京都の新風館、広島市のNTTクレド基町ビルなど有数の大型コンプレックスのプロジェクトを通して、複数のコンサルティング会社とのコラボレーションを行ってきた中で、建物をただ建てるのではなく、成功する商業施設として完成させるのが私たちの仕事と考え、いかにして最終利用者であるお客様の心をつかむものを作るかを目指してきました。
商業施設には最終利用者に媚びる部分があると言われます。しかしお客様の快適性を徹底的に追求すれば、媚びるという次元を超えて、誰もが共通に感ずる本質的な快適性という次元に高まります。私たちのこうした仕事スタイルが今回の旅客ターミナルビルを“もてなす空間”にという発注者様の意向を具現化し、お客様の価値創造に役立つビジネスという当社のビジョンスローガン(Best Partner for your Value)につながったと思っています。皆さまが第2ターミナルをご利用になるときに、そうした快適性を実感いただけたら幸いです。

NTTファシリティーズ ニュースリリース
東京国際空港第2旅客ターミナルビルが完成
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