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平成19年5月10日

株式会社NTTファシリティーズ

平成18年度「革新的研究開発課題提案競技」にて最優秀賞を受賞

 NTTファシリティーズ(代表取締役社長 森勇)は、建築研究コンソーシアム*1主催の平成18年度「革新的研究開発課題提案競技(第4回アイディアコンペ)」*2にて、最優秀賞を受賞しました。

今回の受賞の概要は以下のとおりです。

1.受賞内容
  「ヒートアイランドを抑制する再帰反射システムの開発」
  (1) 概要
本システムは、建物への直達日射を再帰反射(光が来た方向に反射させて返す)させ、余分な太陽エネルギーの吸収、蓄熱を抑えることができます。入射光の軌道に沿う方向に反射する仕組みを利用することによって他建築物への反射等の光害を防ぐとともに、天空へ向かう反射エネルギーが増加しヒートアイランド抑制効果を高めることができます。また、太陽光の入射方向に太陽エネルギーを戻すため、雲等で吸収あるいは再反射されることがなく、効果的に太陽エネルギーを宇宙空間に放出することができます。
本システムを建材パネル化することにより、施工性が高くなり、コスト低減も可能となります。屋上以外への建材の適用例として、高層ビルの窓のルーバーへの設置が考えられ、可動ルーバーシステムと組合せれば、太陽光の反射や、必要に応じた採光も可能になります。
その他にも、ビル屋上などの看板、駅ホームの屋根、電車や車、道路の舗装の一部など太陽エネルギーの蓄熱が見られるところでの使用が期待できます。本提案は都市環境問題に対する対策技術の一つの提案であり、深刻化する環境問題への対応が必須となっている社会において、様々な建築物に対応できるヒートアイランド現象対策技術と位置づけられます。
「ヒートアイランドを抑制する再帰反射システムの開発」提案書(PDF)
  (2) 受賞者
代表提案者
酒井 憲司 (研究開発本部アドバンストFM部門 研究主任)
共同提案者
籾山 明久 (研究開発本部アドバンストFM部門 主任研究員)
西岡 真稔 (大阪市立大学大学院 工学研究科 講師)

2.用語説明
*1 建築研究コンソーシアム
建築・住宅の質や魅力の向上に向けた研究開発資源 (資金、人材、施設、ノウハウ)の重点的・効率的投入を図り、研究開発を活性化することを目的として、多様な研究機関、企業等の幅広い結集を図り研究開発の共通基盤(プラットフォーム)の確立を目指して設立された団体。正会員152 企業・団体(2006年5月31日 現在)。
建築研究コンソーシアム URL:http://www.conso.jp/
  *2 革新的研究開発課題提案競技(アイディアコンペ)
建築研究コンソーシアムが主催して、建築・住宅技術に関する共同研究の活性化を目的とした事業の一環として、コンソーシアム会員を対象に実施しているアイディアコンペで、今回が4回目である。

【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。
予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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