2010年6月14日
ライフライン総合診断とBCP策定の総合コンサルティングサービスを開始
~大災害に備え、ファシリティ対策を含む事業継続の取り組みを総合的に支援~
株式会社NTTファシリティーズ
株式会社インターリスク総研
株式会社NTTファシリティーズ(社長 沖田 章喜)とMS&ADインシュアランス グループの株式会社インターリスク総研(社長 内田 進)は、大規模災害時における事業継続計画(BCP)を策定する「事業継続総合コンサルティングサービス」の提供を6月15日より開始します。本サービスは、NTTファシリティーズが従来から行っている建物・設備の耐震性診断に加え、新たにライフラインの途絶が企業に与える影響を定量的な分析・評価に基づき、BCPの策定を支援するものです。
大規模地震等の災害発生時には、複数のライフラインが同時に途絶する可能性が高く、企業の事業継続にも大きな影響を及ぼします。本サービスにより、ライフライン対策および効果的なBCPの策定を同時に行なうことが可能となります。
1.本コンサルティングの概要
フェーズ | 現状分析 | 具体的対策 |
---|---|---|
NTTファシリティーズ | ・建物・設備・ライフラインの診断 | ・対策実施に関する中長期計画立案 ・診断結果に基づくファシリティ対策の推進 |
インターリスク総研 |
・事業インパクト分析 ・リスク評価 ・事業継続戦略立案 |
・BCPの策定 ・BCPの演習支援・評価 |
2.導入の効果
- (1)建物・設備の耐震性診断、ライフラインの確保・維持についての課題抽出に基づき、優先すべきライフライン対策と中長期的な事業継続の取り組みが可能となります。
- (2)建物、設備、ライフラインごとの対策とBCP策定を一元的に検討することが可能になり、事業継続能力の向上が図られます。
<対策事例>- 1.耐震対策
- 2.ITシステムや重要設備への電源供給対策
- 3.災害対策本部の構築 など
3.料金体系(目安)
- (1)ライフライン総合診断
- 50万円~(調査・診断1ビルにつき)
- (2)BCP策定コンサルティング
- 300万円~(コンサルティング1つにつき)
4.年間目標件数・金額
- (1)目標件数
- 40件
- (2)目標売上高
- 2億円
1.コンサルティングスキーム開発の背景
日本は、大規模地震等といった自然災害が多く発生し、広域でのライフラインの途絶といった被害の発生が想定されます。企業にとって電気・ガス・水道等のライフラインは欠かすことができない重要な事業継続の要件であり、途絶すれば企業活動は停止する恐れがあります。しかしながら、これらの対策には自家発電装置の設置等、数百~数千万円程の予算が必要となることもあり、的確な現状分析による経営資源の投入における中長期計画の立案が欠かせません。
企業の事業継続に欠かすことのできない重要業務・機能の確保に向け、NTTファシリティーズの建物・設備およびエネルギー&ライフラインの診断・対策とインターリスク総研のBCP策定コンサルティングを融合させました。BCP策定だけではなく、各種診断および対策を的確に実施することで、企業の事業継続性を効果的、効率的に向上させることが有益と判断しました。
2.サービス内容(詳細)
- (1)組織の現状分析と戦略策定フェーズ
BIA(事業インパクト分析)およびRA(リスク評価)に、(a)建物・設備の耐震性診断(b)ライフライン診断を融合させることで、ビジネス上の弱点を明らかにし、事業継続戦略の充実を支援します。
- (2)BCP策定と各種対策実施フェーズ
大災害が発生した際、目標とする復旧時間内に事業復旧させるため、ソフト面(BCP:復旧要員の確保、手順の確認)とハード面(建物・設備、エネルギー供給)の両面から必要な対策を明らかにするとともに、費用対効果を踏まえた優先順位付けと中長期での実行計画を立案します。
さらに、耐震対策、ITシステムや重要設備への電源供給対策や、災害対策本部の構築(事務スペース、通信機器、備蓄品等)といった各種ファシリティ対策も提供します。
3.具体的サービスメニュー
- 本件に関するお問い合わせ先
-
- 報道機関からのお問い合わせ
- NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
- 一般のお客様からのお問い合わせ
- コンタクトセンタ 0120-72-73-74
午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)
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