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導入事例

役場庁舎新築工事設計・監理ソリューション

長野県 小海町様

役場庁舎新築工事設計・監理ソリューション提案事例

時代を超えて生き続ける「町の顔」を。



小海町のシンボルとして自然に調和し、時代を超えて町民に親しまれるデザインの新庁舎長寿命・高断熱・省エネルギー・ITを基本方針に設計

JR佐久駅から小海線に乗り換え、約50分のところに位置する長野県・小海町。
一年を通し、豊かな自然を満喫することができる人口約6,000人のこの町の中央部に、平成14年11月、新庁舎が完成しました。

NTTファシリティーズでは新庁舎の工事・設計監理を担当。単なるデザイン性の追求にとどまらず、建物の耐久性・堅牢性を小海町様と共に追求しました。


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庁舎新築の経緯

平成10年、小海町様では建物の老朽化などの理由により、昭和36年に建設された旧庁舎の移転・新築の方針が決定されました。同庁舎から500メートルほど離れた建設用地が移転先として確保され、庁舎設計には技術力や経験・プロジェクト体制などを含めたプロポーザル(提案書)を評価して設計者を選ぶプロポーザル方式が採用されました。

NTTファシリティーズでは入札指名業者4社のうちの1社としてプロポーザルを提出、公開プレゼンにおいて、町の三役をはじめ庁舎建設委員、町民の方々から最も高い評価をいただき、設計・監理業務のご発注をいただきました。

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設計の概要

目指したのは「100年建築」

基本設計においては小海町様の意向をお聞きし、ご要望を盛り込むために何度も打ち合わせを繰り返しました。

庁舎建設を「100年に1度の大事業」と位置付けた小海町様が最も重視したのは、雪害等寒冷地の対策でした。標高860mに位置する同町は、夏は過ごしやすいのですが、冬は-15℃近くにもなります。旧庁舎は置屋根で平らだったため、雪が落ちずに凍ってしまい、建物の老朽化が進んでいました。

新庁舎では100年建築というコンセプトの柱のもと、高断熱・高気密・高寿命をキーワードとした基本設計を行いました。

設計のポイント

切妻屋根
 

小海町様からまずご要望いただいたのが書物を開いて伏せたような三角形の切妻屋根による雪害対策でした。この屋根と雨どいには電熱ヒーターを施し、降雪時に適度に雪が解ける仕組みになっています。

また、屋根裏(屋上部分)に設備機械を設置することで、議会で承認されている制限面積を執務スペースに効率よく確保することが可能となり、執務階のレイアウトをすっきりさせることができました。

なお、コンピュータ解析を利用して頂点を決定した屋根は遠くから見ると山並みに見えるようデザインされています。

雪害対策のための切妻屋根。屋根裏(屋上部分)には設備機械を設置し、執務階全体を効率よく利用することが可能

外断熱工法

断熱材を躯体の外側に設ける工法です。構造躯体への夏冬の気温の影響を一番少なくすることができます。在来工法に比べて外断熱工法はイニシャルコストがかかりますが、長期的に見れば躯体の長寿命化、光熱費などランニングコストの削減による省エネ効果があります。この点を小海町様にご理解いただき新庁舎での導入が決定しました。

建物躯体大半に外断熱を中心とした高断熱設計を採用。躯体の長寿命化、省エネに貢献

レンガ(外装材)

100年近くもつ外装材としてご提案したのが外断熱用に開発されたレンガでした。色については実際に数種類焼いてみて小海町の町議会議員及び職員の方に数種類のサンプルを見ていただき、季節によって変化する景色の色合いに調和するやや濃い色味のものをお選びいただきました。

外断熱用レンガブロックは、パネル化できないため、町民の皆様が見守る中で、職人が一個ずつ、合計2万個を約3ヶ月かけて積み上げていきました。

今回使用した北海道産外断熱用レンガブロック。色も周囲の自然にマッチし、町の皆様から大好評

サッシ

断熱ペアガラス仕様で外側はアルミ、内側は木製の断熱サッシを採用しました。これによって断熱性は向上し、結露も防ぐことができます。

木・アルミ複合の断熱サッシにより断熱性が向上、結露も防止

スケルトンインフィル方式

電気設備面においては配管と電気配線を躯体に埋め込むことなく配管ルートを確保するスケルトンインフィル方式を用いました。スケルトンインフィル方式の採用で、将来的にはコンクリートを痛めることもなく、躯体の中で配管、配線が腐食することも防ぐことができます。また、配線の交換は、ほぼ15年に1回行うので100年で6回は行うことになりますが、メンテナンスも容易で、ランニングコストが抑えられるというメリットもあります。

将来のメンテナンス、建物構造体の寿命を延ばすために、配管配線を躯体にほとんど埋めこまないスケルトンインフィル方式を採用

町民ロビー・玄関ホール

町民の皆様が集う町民ロビーには受付を通過することなく、入り口から直接行くことができ、オープンな雰囲気を醸し出しています。

また、玄関ホールにはロの字型の階段があり、1階には、八ヶ岳が水蒸気爆発した千数百年前の古木のオブジェが置かれています。階段の照明は使わない時には消されていますが、解放感を演出するため階段の真上の屋根にはトップライトを切り、自然光がオブジェに当たるようにしています。

なお、階段は高齢者でも昇り降りのしやすい勾配にし、手すりは木製で握り具合のよいものを使用しています。



町民ロビーはゆとりある空間を演出。玄関ホールの自然光と木のぬくもりが安らぎを感じさせてくれる
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お客様の声

長野県小海町 様

助役
篠原 隆 様
町民課
社会福祉係長
篠原 宏 様

新庁舎の設計業者選定にあたって最も重要だったのは、「高原の町に相応しいものを作るぞ」という意気込みでした。山があって川がある、この自然に調和した建物を作ろうとする意気込みが一番強いと感じられたプロポーザルを提出されたのが、NTTファシリティーズさんでした。

実際に工事設計が始まって、NTTファシリティーズさんの力の入れようには、町長をはじめ全員が驚きました。毎週の打ち合わせに、長野支店の担当者の方をはじめ、専門担当者の方々が東京から来ていただくことは予想もしていませんでした。

庁舎の出来映えもとてもよく、特に断熱効果と遮音性には驚いています。冬、外から入ってくると庁舎の空気全体が暖かいのです。空調も朝9時から2ヵ所で1 時間つけるだけで、1日十分暖かい。本当は上着を着ていると暑いくらいなのですが上着を脱いでいると、役場の職員は余計な暖房を使っていると思われてしまうので、上着を着るようにしているほどです。外断熱工法は費用がかかるという点が問題でしたが、新庁舎は町の顔です。省エネルギーの時代でもあり、また躯体も長持ちします。通常公共施設にはあまりお金をかけないという方針ですが、50年~100年を考えれば、元は十分取り戻せると判断しました。

スタッフの体制も素晴らしかったし、建物にも満足しています。委託料も安くしていただき、なおかつ建設坪単価も他の施設に比べ、安くおさえていただきました。NTTファシリティーズさんと出会えたことに感謝しています。

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小海町役場 様

〒384-1192
長野県南佐久郡小海町大字豊里57番地1
(0267)92-2525
(0267)92-4335
http://www.koumi-town.jp/

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