導入事例

ファシリティマネジメント導入で医療サービスの高度化を目指す

聖路加国際病院様

聖路加国際大学 学長 聖路加国際病院 院長 福井 次矢 様

聖路加国際大学 学長
聖路加国際病院 院長

福井 次矢 様

聖路加国際大学 総務部長兼管財課マネジャー 青木 眞晴 様

聖路加国際大学
総務部長兼管財課マネジャー

青木 眞晴 様

  • 課題
    設備の修繕の判断の個人依存による、情報共有の不足
    全体の把握ができないことによる、優先順位の設定や適切なコスト配分の不足
  • 対策
    設備の管理体制の属人化や情報共有不足の是正
    適切で計画的な維持管理プランを実行できる体制の構築
  • ソリューション
    常駐の「FMセンター」を設置し、ファシリティマネジメント体制を整備
    可視化されたファシリティマネジメントツール開発による情報共有の活発化

患者や医療スタッフにとって適切な環境を維持する施設を目指して

 多くの医療スタッフが働き患者数も多い大病院にとって、建物や施設の健全性を保つことは重要です。
 そこで、聖路加国際病院ではクオリティ・インディケーター(以下、QI)という手法を用いて改善活動に努めてきました。QIを導入した院長の福井次矢様は「私が院長に就任した12年前からいち早くQIを導入することで課題への取り組み状況等を数値化し、エビデンスに則した医療を提供できているかを評価している」と語ります。この評価対象には、患者が安心・安全に医療が受けられる病院施設であるかという観点も含まれています。

本館(地上11階地下2階)

本館(地上11階地下2階)

旧館(地上7階地下1階)

旧館(地上7階地下1階)

ファシリティマネジメントで施設管理体制の見直しを図る

 さらに2012年7月にJCI認証を取得し、JCI認証基準14項目に含まれる「施設の管理と安全性(FMS)」についても外部機関による客観的な評価を得ることに成功しています。
 しかしJCI認証取得までには、苦労した点が多々ありました。施設管理を担当する総務部長兼管財課マネジャー青木眞晴様も「施設修繕の面では各設備を個人に依存し情報共有が進んでいなかったため、全体的な優先順位がつけられず、適切なコストの配分ができていないことが分かった」と当時を振り返ります。
 そこで施設の状況をリアルタイムに把握し計画的な維持管理プランを実行していくため、数か所の病院を視察する中、都内病院でファシリティマネジメントを実施するNTTファシリティーズに出会いました。当該病院でJCI関連委員会の会議にも参加し、中長期的な整備計画を策定し、施設面でのコストコントロールを主導するといった病院経営の一翼を担っており、その実績を高く評価したのです。

コストコントロールで病院経営に中長期的に貢献

 ファシリティマネジメント導入は、2016年9月からスタートしました。まず、NTTファシリティーズから建物とエネルギー管理のプロフェッショナルを常駐させる「FMセンター」を設置。センター内に運営上の施策立案を行う「企画係」と施設の即時是正対応を行う「施設係」を配置し、それらを統括するセンター長のもと、課題だったFM体制を整備。あわせてFMを可視化するツールを開発することで情報共有の活発化を図りました。その結果、「設備や体制面での問題点の把握や対策が明確になり、そのうえ長期的なコストの想定も可能になった」(青木様)。また、体制の整備によって、環境整備担当へ新たに2名の人員配置ができ、さらに迅速な対応が実現可能となりました。

仕様を最適化し、トータルコストの低減を実現

 問題点の把握や対策が明確になったことで、オペルームの設備更新や新電力への切り替えなどに着手し、コスト削減を実現。今後もリスクの低減や省エネ効果などの付加価値のある更新を、戦略的に推進していく予定となっています。
 「当初はアウトソーシングすることで施設管理コストが増大すると考えていたが、中長期的な視点で見た場合それに見合う以上の価値があると今は実感している」と語る福井様。単純なコスト削減だけではなく、病院施設の特性や患者本位の運営を踏まえながら仕様を最適化していくことで、品質とコストの両立を図っていく。施設運営を通じた医療サービスの高度化に向け、信頼できるパートナーとしてNTTファシリティーズのさらなる貢献が期待されています。

NTTファシリティーズのファシリティマネジメントによるコスト削減効果例

施設・クライアント概要

1901年(明治34年)開院。年間の入院患者数は約18万人、外来患者は約65万人。また1300人以上の医療スタッフが勤務し、東京都災害拠点病院にも指定されている。

病院名 聖路加国際病院
所在地 東京都中央区明石町9番1号
  本館 旧館 別館 聖路加助産院
マタニティ
ケアホーム
敷地面積 13,314 m2 12,910 m2 485 m2 425 m2
建築面積 7,711 m2 4,147 m2 258 m2 294 m2
延床面積 60,865 m2 24,131 m2 775 m2 1,724 m2
階数 地上11階
地下2階
地上7階
地下1階
地上3階 地上7階
竣工年 1992年 1933年 2010年 2010年
病床数 520 床 19 床
外来患者数 約2,700 人(1日平均)

採用製品・サービス

FM-BPO®サービス
お客様の目線に立ち、経営資源の一つであるファシリティに関するリスク低減・コスト最適化・効率性向上・継続性確保に貢献します。
・分析データに基づいたファシリティ施策立案
・蓄積データを活用したコスト低減
・ファシリティに関するデータの一元管理
・管理施設総数 約1,200拠点を誇る豊富な実績・ノウハウ

<FM-BPO>は、株式会社NTTファシリティーズの登録商標です

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