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導入事例

保存修理工事プロジェクト

博物館 明治村様「長崎居留地二十五番館」

保存修理工事プロジェクト

新システム構築のためのプロジェクトパートナーに

開館50年を機に、次の50年を見据えて文化財の保存修理方法の新システム構築を開始した博物館 明治村様(愛知県犬山市)。その一部である「長崎居留地二十五番館」保存修理工事に、NTTファシリティーズ東海支店がパートナーとして参画しています。

博物館 明治村様博物館 明治村様

業務の概要

今後の50年に向けた新しい仕組みづくり

 博物館 明治村様(以下明治村様)は、1965年(昭和40年)に開館、これまでに帝国ホテル玄関や聖ザビエル天主堂、京都市電、そして札幌電話交換局舎など全国各地の重要文化財を含む文化的価値の高い64件の建造物を移築し、公開されています。50年というスパンは建物のケアを行う周期としては大きな節目であり、開館50年を迎えた明治村様に展示されている7割強の建物が保存修理の時期にさしかかりました。
そこで、保存に必要な修理工事の内容を適正にデータベース化し、次の50年を視野に入れた効率的な建物管理やコストの適正化を図るための取り組みを開始されました。その第一歩が博物館全体の敷地図をデータベース化することであり、その作業をNTTファシリティーズ東海支店が担当。50年の歴史があり、約100万m2にもおよぶ広大な敷地で、情報が欠けている部分は測量を行うなどしながら完全なものに仕上げました。
これに引き続き、文化財建造物の営繕について中長期的視野のご提案を行った結果、新たな仕組みを探る最初のステップとなる「長崎居留地二十五番館」*1の保存修理工事にも参画させていただくことになりました。2015年5月より調査工事を開始、2015年11月から解体工事に入る予定となっています。

*1 1889年(明治22年)に、長崎の3カ所にあった居留地のひとつ“南山手”に建てられた建築物。各室に暖炉を設けた典型的な居留地建築。

蓄積されたノウハウに期待

 文化財の修理は一般的に入札で実施されますが、作業に対する経験や適性が重要となるため、コストだけで判断できない面があります。明治村様では、このプロジェクトを通じて今後適正なパートナーに発注するための新しいシステム構築を視野に入れています。
また、文化財の修理工事は、実際に解体を始めてみないと分からない事態も度々発生します。今回のケースでいえば、創建時の“木目塗り”*2をそのまま再現する必要があることや、実測調査により床材の幅が一定ではない丸太から板を切り出したまま使っていることなども分かりました。そのような場合、部材を手作りにしなければならないなど当初の見積りから大幅にコストが変わる可能性があります。こうしたことも考慮したコスト管理の「見える化」が非常に重要で、保有する建物のコストの適正管理を図るためのデータ化も今回のプロジェクトの一環となっています。
NTTグループの建物を保守・監理している日本最大の営繕組織であるNTTファシリティーズには、建物全体をデータベース化してそれを運用しやすい形に展開していくというノウハウと実績があり、これらを明治村様の文化財にも適用し、お役に立てることができると考えています。

*2 扉の木材の上に、新たに木目を塗り描く手法

長崎居留地二十五番館外観 長崎居留地二十五番館外観

長期プロジェクトの信頼されるパートナーとして

 このプロジェクトは今後5年間にもわたるものですが、2015年11月から始まる解体工事で、さらに新たな課題や判断が難しいポイントに直面する可能性があります。それらを正確にデータベース化していくことがNTTファシリティーズの重要な使命であり、パートナーとしての役割です。
また明治村様は、来館者の方にこれまで以上もっと建物の内部をご覧いただきたいと考えています。NTTファシリティーズでは、このようなご要望にお応えするために、安全対策や耐震性、耐久性の強化に対する最適なご提案の準備を進めています。

お客様の声

博物館 明治村様

博物館 明治村 石川 新太郎様 博物館 明治村
石川 新太郎様

 NTTファシリティーズの営業担当の方から「NTTの建物2万件をすべてデータベース化している」とお聞きして、非常に関心を持ちました。かねてより、図面などをデータベース化する必要性を考えていたこともあり、まず当館全体の敷地図のデータベース化をお願いしました。その際の調査のときには私たちの細かい要求によく対応してくださっただけでなく、欠損部分を修復するための測量までしていただきました。
今後のコスト管理の「見える化」は大変重要です。それを踏まえた中長期的なご提案も我々の要望を汲みとった納得できるものだったので、NTTファシリティーズさんの力を借りて重要度の高い建物から順次データ化しながら、コストの適正管理をするための基礎を構築したいと考えています。
また、情報が正確にプロジェクトマネージャーに伝わっているため、打合せもスムーズに進行しています。私たちの仕事は、出資者や技術分野、施工分野、ソフト分野などいろいろな方々の協力や指導のもとで進めていかなければなりません。これからもNTTファシリティーズさんをそのパートナーとして、大いに頼りにさせていただきたいと思っています。

博物館 明治村様

愛知県犬山市内山1番地
約100万m2
http://www.meijimura.com/

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