最後まであきらめない
その意志が技術革新を
支える。

首都圏事業本部 NTT本部 ドコモ営業部

※インタビュー当時の部署

町田 大介

MACHIDA Daisuke

2014年新卒入社 全国採用
創造理工研究科 地球・環境資源工学専攻 修了

営業の醍醐味は、
+αの提案の意義を
いかに感じてもらうか。

1~2年目に現場で経験を積んだ後、入社3年目の2016年に本社に異動となり、NTTグループ内の案件を担当する営業部に配属されました。現在は主にNTTグループ会社の研究開発センタの請負工事業務を担当し、5G(第5世代移動通信システム)などの最先端研究を実施するための環境構築のお手伝いをしています。
営業の仕事はお客様の要望を形にすることです。お客様の「こんなことがしたい」という要望に対して、それを「どうやって」実現するかの絵を描き、社内の実施部門との橋渡しを行います。プロジェクトの成功に必要なのは「技術のプロ」としての提案です。そのためにはプロジェクトの目的やその意義を、お客様の立場から深く理解することが重要です。私は営業として、「技術のプロ目線」と「お客様目線」を両立させることで、お客様の期待を超える「+α」の提案をいつも目指しています。それが実現すると「今までになかった新しいもの」が生まれるのです。
NTTグループ内に対する営業なので、提案の幅が限られているのではないかと思っていましたが、実際はさまざまな提案ができるということは大きな発見でした。求められているもの「+α」の提案なので、実現のハードルも高いですが、その意義をいかに訴求するかが営業の醍醐味ではないでしょうか。

傾聴力とあきらめない
という強い意志で、
プロジェクトを推進。

このような自由な提案を可能にしているのは、NTTファシリティーズにいるさまざまな分野のプロフェッショナルたちの存在です。一方で「前例のないこと」を実現するには多くの壁にぶつかります。その度に技術系と建築・設備系、それぞれの分野に関して一家言ある専門家たちをまとめ、課題を一つ一つ解決し、プロジェクトを前進させるのは大変です。特に私は技術系の人間なので、建築・設備系の専門用語や、解決すべき技術的な課題を理解するのに日々苦労しています。
そのために心がけているのが、しっかり咀嚼し、腹落ちするまで「傾聴する」ことです。相手が話している間は絶対に話の腰を折らず、最後まで聞く。その上で質問したり、相談したりする。それを繰り返すことで理解が深まり、信頼関係も生まれます。皆さんプロですので、バラバラだったベクトルが一つの方向を向いたとき、驚くほどの推進力を発揮します。そういった部分は本当に頼もしいなと感じます。
どんなこともできない理由を挙げればきりがありませんが、大事なのはどうやって実現するかということです。最後まであきらめない──それが私のテーマですね。

仲間がいるからこそ、
高い目標も達成できる。

最後まであきらめない。やるかやらないかではなく、やるしかない。そのマインドの原点となっているのが、学生時代に居酒屋でアルバイトリーダーとして働いた経験です。
目標達成が厳しいときもまずは「やるしかない」と覚悟を決めます。ただ、自分一人ではできないのですぐに味方をつくるようにしています。「こういうことをしたいんだけど、手伝ってくれないかな?」という問いかけに対して「お前の言うことなら分かった」と手を貸してくれた人たちに支えられて、今があると感じています。
リーダーにもいろいろなタイプがあると思いますが、私の場合は周囲を引っ張っていくというよりは、支えるタイプのリーダー。支え合いながら、一つの目標に向かってメンバーが一体となる瞬間がいちばん気持ちいいですね。それは今も昔も変わりません。

最先端の、その先へ。

現在は新しいプロジェクトの準備を進めているところです。移動体通信技術の分野では、5Gの実用化が目前に迫っていますが、すでにその先に向けて動きはじめています。最先端からさらに先に進む場面に立ち会えるということが日々モチベーションを刺激してくれます。私たちの仕事はあくまで裏方ですが、「支える」ことが好きなので、何よりそこにやりがいを感じますね。
私のモットーは「世の中に生きた証を残す」ことです。大きく変革をしようとしているNTTグループにおいて、自らも変革を起こす側のプレイヤーとして、組織を動かすことができるような人間になりたいと考えています。

1日のスケジュール

09:00
朝会。チーム全体の今日の動きなどを共有。
09:30
デスクワーク。資料や提案書の作成、その他事務処理(契約・経理処理)など。
12:00
昼休み。チームで外に昼ごはんを食べにいくこともあれば、デスクでゆっくりすることも。
13:00
訪問。提案やプロジェクトの打ち合わせを行う。
16:00
デスクワーク。打ち合わせの議事録や提案書の作成など。
19:30
退勤。プロジェクトが落ち着いている時期はチームや同期と飲みに行くことも多い。

キャリア

1年目
熊本支店に配属。NTTビルの現場の電力保全、新規案件の業務実施内容整理を担当。
2年目
九州支店へ異動。九州全域を統括する部署で、NTTグループ会社のビルの保守を担当。4月には熊本地震が発生、自ら志願し現地で災害復旧活動に携わる。
3年目
本社NTT本部へ異動。電力設計監理業務、NTTグループ会社の研究開発センタの請負工事業務を経験。
現在

学生時代に学んだことで仕事に役立ったことはありますか?

大学、大学院と「地球環境に優しい機能性材料」の研究をしていました。電力会社から排出される灰から機能性コンクリートをつくるというものだったのですが、現在の仕事に直接は関係ないですね(笑)。ただ、データ解析や、さまざまな仮説を立ててそれを一つ一つ検証するというプロセスはそのまま仕事に活かされています。

お気に入りの仕事道具を教えてください。

方眼罫のシステム手帳です。就職してからメモすることの大切さをあらためて感じました。予定やToDo、そのとき感じたこともメモしているのですが、後から見返したときにリマインドになります。方眼罫は自由に書けるところが気に入っています。大事なことは大きく書いたり、図面を引いたりするときにも便利ですね。

オフの日の過ごし方を教えてください。

小学校から野球を続けており、週末は決まって草野球をしています。また、居酒屋でのアルバイト経験を活かして、基本的に土日は自炊して料理の幅を広げています。誕生日会や友人が集まる場では、自らシェフとなり料理をふるまっています。さらに、会社、友人とのゴルフコンペなどで2カ月に1回はラウンドしています。自然も大好きなので、気分転換に最高です。

入社後に言われた言葉で、一番うれしかったものを教えてください。

入社2年目、九州支店に在籍している際に熊本地震を経験しました。初任地が熊本支店だったこともあり、自ら志願して現地入りさせてもらいました。私が現地に到着したとき、熊本支店の社員は一時帰宅中で、復旧チームを構成していたのは支援のために全国から駆けつけた社員でした。「熊本各地のビル所在地や事情を把握しているのは自分しかいない」と自覚し、復旧作業のスケジュール策定や管理を担当しました。応援期間が終わり、九州支店に戻る際に熊本支店の仲間たちからもらった感謝の言葉は忘れることができません。