あ |
位相 ひとつの交流波形と他の交流波形との時間軸のずれをいう。 |
インバーター(INV)[逆変換装置] トランジスタ、IGBTなどの半導体を使用して、直流を交流に変換する装置をいう。 |
ACスイッチ 交流回路の半導体スイッチをいう。機械式より動作速度が非常に速いため、無瞬断切替用スイッチに使用されている。 |
MCCB 交Molded Case Circuit Breakerの略で、過電流の保護用として使用される配線用遮断器をいう。 |
OS Operating Systemの略で、コンピューターを効率よく稼働させるための基本的な制御プログラムの集まりをいう。 |
オートリスタート 停電停止したUPSが、復電したときに自動的に再起動する機能をいう。 |
オートリターン方式・オートリトランスファ方式 バイパス回路を備えたUPSにおいて、インバーター給電中に負荷に過電流が生じたとき、給電をバイパス回路側へ切替、過電流がなくなった後、再び自動的にインバーター給電へ戻す方式をいう。 |
か |
kVA[皮相電力] UPSの出力容量または負荷の容量を示す単位をいう。 |
kW[有効電力] kW=kVA×負荷力率。UPSの出力容量または負荷の有効電力を示す単位をいう。 |
クレストファクター 負荷の定格電流の実効値に対するピーク値の比(波高率)をいう。保証値は機種により異なるが大体2~3である。 |
高力率コンバーター ACスイッチ 交流入力電源を高力率の正弦波にし、かつ直流出力電源を安定化するスイッチ素子を順変換回路に組み込んだ回路方式をいう。 高力率コンバーターを使用すると、多相整流回路よりも入力高調波電流が低減でき、装置の小型・軽量化が可能。 |
効率 入力電力に対する出力電力の比をいう。高効率であるほど経済的である。 |
コンデンサ・インプット形負荷 入力側に大きな電解コンデンサを含む整流器が内蔵されている負荷をいう。コンピューター内蔵のスイッチング電源がこれに該当し、コンピューターをはじめOA機器のほとんどがこのタイプ。 |
さ |
最大入力電流 定格負荷状態で充電するときに必要な最大電流をいう。突入電流などの過渡的な電流は含まない。 |
三相 位相が120°ずつずれた三つの相からなる交流電源をいい、三相3線、三相4線などの方式がある。 |
瞬停[瞬時停電] 0~0.5秒間程度までの停電のことをいい、一般的には瞬時電圧低下も含める。 |
瞬時電圧低下 送電線等に落雷があった場合に、事故の検出から落雷区間の系統を切り離すまでの間に発生する電圧低下のことをいい、ほとんどが0.2秒以内。 |
商用同期 出力電圧とバイパス電圧の位相を合わせることをいう。UPS故障時に無瞬断でバイパス側に切替が可能というメリットがある。 |
垂下機能 UPSの過負荷保護のひとつで、規定値以上の電流を流さないように電圧を下げていく機能をいう。 |
整定時間[回復時間] 電圧の過渡変動の発生により、定格電圧から精度を超え再び精度以内に安定するまでの時間のことをいう。 |
整流器(RECT)[順変換装置] 交流を直流に変換する装置をいう。 |
た |
単相 一つの相からなる交流電源をいう。 |
蓄電池容量 10時間(または20時間)で100%放電するように一定電流で放電したときの、放電電流と放電時間との積をいう。単位はAh(アンペアアワー)。 |
は |
負荷率 UPSの定格出力容量に対する負荷容量の比をいう。 |
負荷力率 出力端子における有効電力と皮相電力の比をいう。 |
VCCI 情報処理装置等電磁障害自主規制協議会の略で、規格にはクラスAとクラスBがあり、騒音規格のレベルはクラスBがより厳しい。 |
並列冗長運転方式 システムの信頼性をさらに向上させるため、複数のUPSを並列運転させ、UPSが1台(または数台)ダウンしてもシステム全体がダウンしないように容量的に冗長性を持たせたシステムをいう。 |
ま |
メンテナンスバイパス回路 負荷に商用直送電源を供給しながら、負荷を停止することなくUPSの保守点検等を行うときに使用する回路をいう。 |
ら |
力率 皮相電力と有効電力の比(kW/kVA)をいう。一般的に力率は0.7~0.8程度。 |
漏洩電流 UPSの高周波フィルタのコンデンサを通して大地に流れる電流をいう。 |
出典:財団法人日本電気工業会 ・汎用UPSのユーザーズガイドライン[JEM-TR-185] ・汎用UPSのカタログ用語集[JEM-TR-186] |