NTTファシリティーズは,東京ビッグサイトで2019年5月8 ~ 10日に開催されたJapan IT Week第11回データセンター展に出展しました。
Japan IT Weekは,データセンター展,AI・業務自動化展,情報セキュリティEXPOなど11のICT専門展から構成される日本最大のICT展示会です。今回は66,000人以上が来場し,約1,400社が出展しています。
その中でデータセンター展は,電源・空調・ラックなどのデータセンターファシリティをはじめ,運用管理,防火・消火・煙感知システム,高度セキュリティシステムなどのICTインフラを支える最新の技術や製品が一堂に会する展示会です。データセンター事業者のほか,設計事務所やゼネコンの設計担当者などが訪れ,エネルギーコスト削減技術や空調設備などのファシリティに関する最新動向に注目が集まりました。
当社は,高密度・高発熱化が進むデータセンターの現状に鑑み,水冷式空調機,間接蒸発式空調機など豊富なラインナップを有する高効率空調ソリューションや,HVDC,リチウムイオン電池などの高信頼電源ソリューション,DCIMを用いた高機能運用・保守ソリューションを展示しました。中でも実機展示を行ったリアドア型水冷空調機や,5月7日にニュースリリースした大容量空冷チラーSMARDTTA Class™は技術的な関心が高く,データセンター事業者や設備設計者の注目を集めました。
また,展示ブース内でのデータセンター概論,空調システム,電力システム,データセンターの運用をテーマにしたプレゼンテーションや有識者によるプレゼンテーションは来場者の関心を惹き,多くの方が足を止めて聴講していました。
ご来場頂いたたくさんの方々に当社のソリューションをご覧頂き,3日間の展示会は盛況のうちに閉幕しました。

会場全景

当社社員によるプレゼンテーション

来場者の注目を集めた大容量空冷チラー SMARDT TA Class™
来場者の声
リチウムイオン電池について

リチウムイオン電池とHVDC
大容量空冷チラーSMARDT TA Class™について

大容量空冷チラーSMARDT TA Class™のキーコンポーネントである「マグネット軸受オイルフリー圧縮機」
展示ブース全体について
「設備更改について検討しているので視察にきました。空調などの最新機器に関しては,新築のデータセンターをターゲットにしているように感じました。設備更改ではどうしても旧機器との互換性や相性が問題になります。今日はそのあたりの説明を伺えたので今後の参考にさせて頂きます」(データセンター事業者)
「電源や空調設備を選ぶときに日本製,外国製の様々な機器を知っておくことがとても大切なので,最新機器の機能についての情報をアップデートするために来ました。NTTファシリティーズの展示については,技術的に注目する点が多く,特に空調設備に関してはラインナップが豊富なので実際に設計する際に選択肢が広げられるような興味深い製品が多いという印象ですね」(設計事務所)

データセンター用水冷空調機CyberAir®リアドア型

無瞬断切替装置

間接蒸発冷却式空調機Munters DCiE™(模型)
有識者によるプレゼンテーション
災害に強い,データセンターを核としたマイクログリッド

村 文夫 氏
直流給電で統一された電源システムに,太陽光発電施設を組み合わせ構築されたデータセンターを例として,自然エネルギーとの親和性が高く,シンプルな電源構成で災害にも強いシステムである直流給電の優位性,そしてデータセンターを核としたマイクログリッド構想についてご講演頂きました
ICT装置の最新潮流と高発熱ラックの冷却技術

藤巻 秀明 氏
ハイパフォーマンスコンピューティングの登場によって顕在化する3つの課題,高発熱化するICT装置,サーバーの稼働状況に合わせて移動するホットスポット,ICT装置の高温排気によるオペレータの作業環境への影響,これらに対応するための冷却技術についてご講演頂きました
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