企業の脱炭素ニーズにお応えする「Fグリーン電力」
NTTグループの太陽光発電導入は，電電公社時代まで遡り，今日まで常に日本の事業用太陽光発電をリードしてきました。また，2000年の電力自由化開始に伴い，NTTファシリティーズは東京ガス，大阪ガスと共に株式会社エネットを立ち上げ，エネルギービジネスに参入，2016年の電力小売全面自由化に伴い自らも小売電気事業を開始しており，太陽光発電事業で培った技術力と小売電気事業のノウハウを生かし，付加価値の高いエネルギーソリューションの提案などを進めています（図4）。
2018年7月からは，再生可能エネルギーでお客様の脱炭素化に貢献するサービスとして，「Fグリーン電力」を積極的に展開しています。Fグリーン電力は，オンサイト型とオフサイト型があります（図5）。
オンサイト型は，お客様敷地内の遊休地や建物屋根を借用して当社が太陽光発電設備を設置し，そこで発電した電力を自家消費して頂くサービスです。お客様は，初期投資と維持管理費用が不要で，自家消費で使「Fグリーン電力」で持続可能な脱炭素社会の実現へ用した電力量に応じた料金のみで利用できます。
オフサイト型は，当社の太陽光発電所や再エネ由来の証書を用い，既存の送配電網を活用して再エネ由来の電力を提供するサービスで，お客様敷地内に自家消費用の太陽光発電設備を設置できないお客様も，現在の電力需給契約を切り替えるだけで利用できます。
太陽光の適用領域を拡大し、誰もが利用できる電力へ
当社がFグリーン電力の取り組みを通じて目指しているのは，誰もが安価に購入できるグリーン電力の提供です。そのためには太陽光発電による電力コストを，発電から消費までをトータルで捉えて低減し，グリッドパリティを進展させていくことが重要と考えています。その結果，化石燃料由来の電力と同等，もしくはそれ以下で太陽光発電による電力を供給できる場所が増え，太陽光発電の導入を拡大させることができます。
お客様の脱炭素ニーズに応え続け，持続可能な脱炭素社会を早期に実現するため，これからも意欲的にグリーン電力の開発・提案に取り組んでいきます。
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