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ビジネスコラム

「年末年始」の知っておくべきビジネスマナー

2017年12月20日

 年末年始には、年賀状や新年の挨拶回りなど、日本ならではの様々なイベントがあります。その中には、ビジネスパーソンとして知らないと恥ずかしいマナーや、知っているのについ忘れがちなタブーが存在します。

 今回は、年末年始を切り抜けるために、ビジネスパーソンが知っておくべきマナーについてクイズ形式でわかりやすく解説します。

【問題1】取引先への年賀状に「賀正」と書くのは「OK」or「NG」?
【問題2】会社の正月飾りを仕事納めの12月28日に飾るのは「OK」or「NG」?
【問題3】正月にお墓参りに行くのは「OK」or「NG」?
【問題4】正月三が日を過ぎて初詣に行くのは「OK」or「NG」?
【問題5】会社のお年賀として取引先にカレンダーを贈るのは「OK」or「NG」?
【問題6】仕事始めの日に新年のあいさつに伺うのは「OK」or「NG」?

 あなたの正答数は? 答えを下記よりご確認ください。

【問題1】取引先への年賀状に「賀正」と書くのは「OK」or「NG」?

 答えは「NG」。

 年賀状には、新年を祝う言葉として賀詞が使われます。その中で、「賀正」や「寿」など、1、2文字の賀詞を友人や後輩に使うのであれば問題はありません。しかし、取引先をはじめ目上の人に対して使うには敬意や丁寧さに欠くとされています。

 目上の人には、「謹賀新年(謹んで新年をお祝いします)」「恭賀新年(恭しく新年をお祝いします)」「謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった、相手への敬意を表す語が入った賀詞を使うのがマナーとなっています。また、年賀状の書く上では、「。」や「、」といった句読点を使うのも、「区切りをつけない」といった縁起を担ぐ意味からマナー違反とされていますので、覚えておいた方がいいでしょう。

【問題2】会社の正月飾りを仕事納めの12月28日に飾るのは「OK」or「NG」?

 答えは「OK」。

 門松、しめ縄、しめ飾りなどは、新年の神様である歳神様をお迎えするための正月飾りで、飾り始める時期は、12月13日~30日までの間とされています。一般に、企業や商店では 12月27日か28日頃に飾るケースが多いようです。

 ただし、12月29日は「二重苦」「苦」に通じるので縁起が悪いとされます。12月31日も「一夜飾り」で葬儀を連想させるため、この両日には飾らないほうがよいでしょう。なお、正月飾りを片付ける時期は1月7日とされていますが、地域によっては10日、15日というところもあるので、地域の習慣も考慮する必要がありそうです。

【問題3】正月にお墓参りに行くのは「OK」or「NG」?

 答えは「OK」。

 正月は、歳神様をお迎えするための行事ということは、前の問題で紹介しました。その歳神様、実はご祖先様の霊が子孫の幸せを見守るために姿を変えたものだと考えられています。つまり、正月というのはご祖先様の霊をまつる行事であるため、その間に墓参りへ行っても問題はありません。

 歳神様とご祖先様との関係についてもう少し紹介すると、日本では古くから、人間は亡くなって一定期間を過ぎると神様になると信じられていました。ご祖先様の霊は山の神様となって山頂から子孫を見守り、米作りを行う時期になると田の神様となり助けてくれる。そして、新年には歳神様となって家庭に幸福を運んでくると考えられており、そのために正月の各種行事があるのです。

【問題4】正月三が日を過ぎて初詣に行くのは「OK」or「NG」?

 答えは「OK」。

 初詣といえば、元旦に行くものと思っている方が多いのではないでしょうか。もちろん元旦、そうでなければ三が日中に行く方がいいのですが、最近では歳神様がいらっしゃる1月7日の「松の内」の間に行けばよいとされています。ですから、会社の仕事始めに社員が揃ってお参りしても、それは立派な初詣になるのです。

【問題5】会社のお年賀として取引先にカレンダーを贈るのは「OK」or「NG」?

 答えは「NG」。

 カレンダーは基本的に年が明ける前に渡すものです。どうしても渡せなかった場合には、新年に渡すのも仕方ないかもしれません。しかし、年が明けてからでは、先方がすでに新しい年のカレンダーを決めている可能性は高くなります。

 お年賀に贈るものとしてはタオルが多いようです。それにはちゃんと由来があり、江戸時代の歌舞伎役者が、ごひいきのお客様に手ぬぐいを配ったことが始まりだといわれます。お菓子を贈る場合もあります。昔は甘いものが貴重だったことから始まった風習のようです。ただし、タオルやお菓子にこだわる必要はありません。基本的には贈った相手に喜んでもらえるものなら問題はないはずです。

【問題6】仕事始めの日に新年のごあいさつに伺うのは「OK」or「NG」?

 答えは「NG」。

 仕事始めの日は、相手もバタバタして落ち着かないものです。そんな日に年始のあいさつに伺えば、相手に負担をかけてしまう可能性がありますので、避けた方がいいのかもしれません。基本的には、年始のごあいさつは1月7日の「松の内」までに、それが無理なら「小正月」の15日頃までに訪問するのがベストです。

 

 今回は、年末年始のマナーについてクイズ形式で出題しましたが、どれぐらい正解することができたでしょうか。

 クイズでは「OK」「NG」という2択で出題しましたが、年末の挨拶をメールで済ましていいのかなど、一概にこれが正解と割り切れないものもあります。そうした時には、相手はどう思うだろうか、相手に迷惑がかからないだろうか、といった相手を思いやる気持ちが大切になります。今回紹介したような基本的な知識に、そうした思いやりをプラスすること、それこそがビジネスパーソンに求められる年末年始のマナーといえるでしょう。

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