*1 | 希硫酸 |
| 硫酸と水を混合した無色・無臭の液体。希硫酸が漏れて鉄製の蓄電池設置用枠に滴下すると、枠表面の塗装を侵し金属面がむき出しとなり、放電や焼損事故の原因となる。 |
*2 | 火災事故 |
| 蓄電池から希硫酸が漏液すると、鉄製の蓄電池設置用枠に放電し樹脂製電槽が焼損する事故が発生している。(日経アーキテクチャー 1995年12月4日号参照) |
*3 | 制御弁式鉛蓄電池 |
| 可燃性ガスや酸霧を蓄電池外部に放出することなく、使用中に補水その他の保守をほとんど必要としない蓄電池で、従来の正立設置の他、横設置、積み重ねができるため設置スペースの有効利用が図れる蓄電池。 |
*4 | PETフィルム |
| ポリエチレンテレフタレート製のフィルム。PETは酸や弱アルカリに耐性があり、強度に優れたプラスチック。清涼飲料水の容器などに使用される。 |
*5 | 電極間抵抗 |
| 2本の電極間に検出回路から常に一定の直流電圧を印可した状態に保ち、電極間の抵抗変化を監視する。希硫酸がシート上に滴下しコーティングが溶けると、電極間の絶縁性が低下し抵抗が下がるので、印可電圧に変化が生じ検出が可能となる。 |
*6 | 閾値(しきいち) |
| 漏液発生を確実に検出するため、実験的にあらかじめ閾値を決定し、検出回路内に設定している。 |