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2010年11月4日

通信ネットワーク対応型電気自動車用急速充電器を商品化

株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 沖田章喜、東京都港区)は、低炭素社会の実現に寄与する、電気自動車のインフラに必要不可欠な「通信ネットワーク対応型電気自動車用急速充電器」を商品化し、来春より販売を開始する予定です。

本急速充電器(図1)の特徴は、通信モジュールを搭載することにより充電器の利用認証・課金サービスなどの利用が可能となります。

NTTファシリティーズは今後、様々な通信モジュールに対応していくとともに、急速充電器の販売・工事・保守に至るまで、トータルでのサービスを展開し、充電インフラ環境の整備、電気自動車の利用と普及拡大に貢献していきます(図2)。

  • 図1 通信ネットワーク対応型電気自動車用急速充電器外観
図1 通信ネットワーク対応型電気自動車用急速充電器外観
  • 図2 ネットワーク対応サービスイメージ
図2 ネットワーク対応サービスイメージ
※図をクリックすると、拡大表示でご覧になれます。

1.本製品の特徴

(1)製品概要

本急速充電器は最大50kW出力可能な電気自動車用急速充電スタンドで使用されることを目的としています。

  • 安全性:充電開始前に自動で絶縁チェックを行い、安全確認後に充電開始。通電中はケーブルが抜けないように自動でロックがかかります。
  • 操作性:充電操作はタッチパネル上での「STARTボタン、STOPボタン」等による簡易操作です。
  • 汎用性:「CHAdeMO(チャデモ)協議会*1」が推奨する充電方式を採用し、複数メーカーの電気自動車の急速充電に対応可能な充電方式です。
  • ネットワーク対応:搭載する通信モジュールを選択することにより、電気自動車ユーザーに対して利用認証・課金等の各種サービスの利用が可能です。

(2)製品仕様

項目 仕様
定格入力 三相3線式AC200V
出力電圧 DC500V最大
出力電流 DC125A最大
寸法:高×幅×奥行(mm) 1,550×925×600 (ケーブル収納時)
総合効率 90%以上

2.販売スケジュール

来春の製品販売を予定しております。
なお、販売に先駆けて、「スマートネットワークプロジェクト(SNP)*2」実証実験向けに、みなとみらい21地区に設置されました。

3.今後の展開

今後は急速充電器の導入促進にあたって、再生可能エネルギーや蓄電システムと連携した急速充電器の開発や、ビルにおけるエネルギー利用状況に応じた充電制御(スマートなBEMS*3との連携)機能の追加などを行っていき、低炭素社会に向けたスマートビル、スマートコミュティの実現に向けて取り組んでいきます。

【注釈:補足説明】

*1 CHAdeMO(チャデモ)協議会
トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車工業、富士重工業および東京電力の5社を幹事会員とし、充電機器メーカー、充電サービス提供企業、これを支援する企業や行政など、国内外含めた158社・団体で構成される。急速充電器の技術改良や、充電方式の標準化活動に加え、国内で培った急速充電器整備に関する知見を海外にも提供し、運輸部門のCO2排出量削減に貢献する電気自動車(プラグインハイブリッド車を含む)の普及に取り組んでいる。
*2 スマート・ネットワークプロジェクト(Smart Network Project)
平成21年度第2次補正予算「ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業」の一環として、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、日本電気株式会社、積水ハウス株式会社、株式会社バンダイナムコゲームス、他 参加企業各社が本年6月に総務省に採択されたもので、低炭素社会の実現に寄与する通信規格の策定と検証を目的としています。
*3 スマートなBEMS
ビルにおける需要側と供給側で、ICTを活用してエネルギー需給情報を双方向にやり取りすることにより、ビル全体のCO2排出量(エネルギー消費量)を下げる制御を行うBEMS(Building and Energy Management System)。
本件に関するお問い合わせ先
報道機関からのお問い合わせ
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
一般のお客様からのお問い合わせ
コンタクトセンタ 0120-72-73-74
午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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