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2013年7月25日

「吉野ヶ里メガソーラー発電所(てるてるの森)」の竣工式を実施
~ NTTファシリティーズ最大規模の発電事業用サイト ~

株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 筒井清志)が出資する佐嘉吉野ヶ里ソーラー合同会社(職務執行者 松井則明)は、国が推進する自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減への貢献、及び太陽光発電に関する更なるノウハウ獲得・蓄積のため、太陽光発電事業用サイトとなる「吉野ヶ里メガソーラー発電所(愛称:てるてるの森)」を竣工させ、その竣工式を7月25日に実施しました。
 本事業は、佐賀県所有の土地を賃借し太陽光発電事業を実施するという内容での佐賀県の公募において、当社及び株式会社戸上電機製作所(代表取締役社長 戸上信一)、株式会社佐賀銀行(取締役頭取 陣内芳博)、国立大学法人佐賀大学(学長 佛淵孝夫)、西日本電信電話株式会社(代表取締役社長 村尾和俊)による連合体が選定されたことで、開始されました。
 本発電所の特長は、「再生可能エネルギー普及と地域発展のシンボル」として、クリーンな電力を発電するだけでなく、見学者のための施設、停電時に発電した電気を直接使うための設備、EV充電器などを備えていることです。また、吉野ヶ里地域と共生するため設置方法にも工夫がなされています。

完成写真
完成写真

1.吉野ヶ里メガソーラー設置運営事業の概要

施設名称:
吉野ヶ里メガソーラー発電所 (愛称:てるてるの森)
事業主体:
佐嘉吉野ヶ里ソーラー合同会社
(NTTファシリティーズ100%出資)
太陽電池容量:
12MW
想定年間発電量:
12,850MWh (一般家庭消費電力 約3,600世帯分)

2.吉野ヶ里メガソーラー設置運営事業の特長

  1. (1)発電所の愛称公募

    発電所を周辺地域の方々に愛着を持って頂けるよう、神埼市、吉野ヶ里町の小中学校の生徒・児童から、発電所の愛称を応募しました。応募総数1800件の中から、佐賀県、神埼市、吉野ヶ里町、当社にて、発電所に相応しい愛称として「てるてるの森」を選定しました。

  2. (2)見学者への配慮

    環境教室等を行う見学者施設「てるてるの森情報館」、車専用の見学用道路「未来の道」、見学用の丘「見晴らしの丘」を設置しています。

  3. (3)吉野ヶ里地域との共生

    吉野ヶ里地域の景観を保護するため、太陽電池の設置高を1.3mに抑え、文化財保護(記録保存区域)に配慮し置き式の基礎を採用しています。

  4. (4)架台・パネル

    架台は当社開発のスチール製V型架台を採用しています(当社従来比で約30%の構築費削減)。パネルは日本国内製(240W/枚)を50,320枚使用しています。

  5. (5)停電対応型設備の導入

    停電対応型のPCS(パワーコンディショナ)*1、リチウムイオン蓄電池により、災害等における停電時も発電所から地域への電力を供給が可能となり、地域のセーフティーネットとして活用できます。

  6. (6)EV充電器の導入

    発電所駐車場にはEV充電器を2台設置しています。内、1台は停電対応型設備との連携により停電時にも活用可能です。

  7. (7)発電診断システム

    当社独自の発電診断システムの導入により、気づきにくい故障や不具合等の発見や発電量を診断できます。具体的には、診断レポートによる発電性能の見える化が可能であること、遠隔自動診断により維持管理稼働が削減できることがあげられます。さらに、ストリング*2、接続箱、PCS単位等、システムに応じてきめ細やかな発電診断の比較評価します。

  8. (8)環境教室・技術者研修・研究等の実施

    今後、地域と連携しながら、本施設を活用した子供達への環境教室、技術者育成のための研修、太陽光発電を中心とした研究を行います。

3.今後の予定

本発電所は、平成25年8月6日(火)より一般公開を開始し、発電所の見学が可能になります。
 また、当社は、太陽光発電システムインテグレーションのリーディングカンパニーとして、引き続き自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減に貢献してまいります。

用語説明

*1 PCS
太陽電池から発電された直流の電気を、電力系統と同じ交流の電気に変換する装置
*2 ストリング
太陽電池の1直列回路
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

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