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導入事例

太陽光発電所のメンテナンスサービス 細やかな診断結果で保守の重要性を認識

株式会社コープ環境サービス様

 太陽光発電による売電事業に、近年特に力を入れている株式会社コープ環境サービス様。現在までに19カ所の太陽光発電所を運営されていますが、事業課題となっていたのが安定した発電のためのメンテナンスでした。品質や技術面で信頼できるパートナーを探していた中で、NTTファシリティーズを選択されました。

「ビジョン2020」の策定を機に再生可能エネルギー利用を加速

 国連が2012年を国際協同組合年(IYC)と定めたことにより、日本の各生協がアクションを起こす中、コープこうべ傘下のコープ環境サービス様でも、社員が中心となって2020年を見据えた「ビジョン2020」を2013年に策定しました。
 「ビジョン2020」には持続可能な社会に貢献するための省エネや再生可能エネルギーの積極的な活用が盛り込まれ、2013年から実際に太陽光発電事業がスタートしました。現在20カ所目の太陽光発電所の設置が進められ、既存の施設を含め電力はほぼ全量が売電されています。
 「もともと食品廃棄物処理でバイオマス発電を行うなど、コープこうべとして未利用エネルギーの活用を行ってきました。国際協同組合の決議を受け、それらを加速するため、太陽光発電に取り組むことになりました」とコープ環境サービスの粟井眞司社長。
 そのためコープこうべの物流センターなどをはじめとして、公共施設やコープこうべの関連施設のビルの屋上にミドルソーラーを次々と設置しました。2014年9月には2.6MWの出力を持つ自社のメガソーラー施設「三木三津田発電所」(兵庫県三木市)が発電を開始しました。


代表取締役社長 粟井眞司氏

代表取締役社長
粟井眞司氏

エコソリューション事業部統括 島田荘史氏

エコソリューション事業部統括
島田荘史氏

複数の施工業者、発電所ごとに異なるシステム構成

 順調に太陽光発電施設が増えていく中で、課題となっていたのがそれら施設の管理です。「施設が10カ所を超える頃から、人事異動で担当が変わる度に引継ぎが大変になるということが気になり始めました」とエコソリューション事業部の島田荘史氏。その理由は発電所の建設にあたって複数の施工業者が携わっていることや、太陽光パネルやパワーコンディショナーは国内の複数メーカー製を導入していることでした。
 それぞれの施工業者は保守メンテナンスを行う部署がなく、保守契約がないため故障時にスポットで対応する体制。またサイトごとに使用する機材や構成も異なるため、故障時の連絡先が複雑化していました。「幸い大きなトラブルは起きていませんが、万が一を考えると一元的な管理をできていないことが対応の遅れにつながることは予想できました」と島田氏は振り返ります。
 「太陽光発電所は、いずれパネルの交換などは必要になるでしょうが、それまでは特に手を加えなくてもいいと考えていました」と苦笑する粟井社長。当時は太陽光発電所の具体的な保守運用方法の知見がなかったため、点検の必要性について判断できなかったといいます。

実績に裏付けられた診断結果の信頼性

 時期を同じくし、20カ所目の太陽光発電所の計画が持ち上がった頃、NTTファシリティーズから既存発電所の保守メンテナンスに関する提案が持ち込まれました。「NTTファシリティーズのHPを見て、太陽光発電所に関する実績、施工や管理のノウハウがあることは分かりましたが、コスト面など疑問もありました。まず無料診断をご提案いただいたので、三木三津田発電所の診断をお願いすることにしました」と島田氏。
 「その診断結果を見て驚きました」と粟井社長と島田氏は口を揃えます。「我々が普段気にしていないような部分までチェックしていて非常に参考になりました」と、島田氏はこの診断の成果に満足したといいます。リレーの試験や絶縁抵抗の測定といった各部の検査から、受電装置各部の腐食の状況や錆の発生の有無、異音や異臭など目視だけではなく聴覚や嗅覚まで動員した点検、さらに配線の締め付けのゆるみなど触覚も駆使した点検までも実施していました。
 NTTファシリティーズでは、緊急性の高い箇所の改修提案はもちろん、将来的に断線などのトラブルにつながる恐れのある箇所や、ケーブルの敷設方法など他の工事の障害になる恐れがあるようなケースまで細かくチェックしています。「診断の内容は期待していた以上」と島田氏も満足感を高め、粟井社長も「安定稼働に必要」と理解されたといいます。加えて「アプローチ段階から継続して、些細な問い合わせに対して必ず真摯に、しかも迅速に回答してくれる点でも信頼感、安心感があります」と島田氏。これを機にNTTファシリティーズに保守メンテナンスを委託することになります。

体制整備で更なる社会貢献を

 現在、稼働している19カ所の太陽光発電所のうちメガソーラーの三木三津田発電所に加え、稲美発電所(兵庫県加古郡)、高槻発電所(大阪府高槻市)の2カ所の中小規模発電所をNTTファシリティーズが保守メンテナンスを担当しています。この3カ所を委託した背景には、「三木三津田発電所の無料診断の結果から大規模施設の保守も安心して依頼できると判断しました。稲美発電所と高槻発電所については、三木三津田発電所とは形態が異なりコープこうべ施設や関連会社の屋上に設置されています。」と、島田氏。さらに「この2カ所の保守状況を踏まえて、今後の保守メンテナンスの展開を検討していきますが、NTTファシリティーズには継続して多方面でのアドバイスをいただきたい」と続けます。
 NTTファシリティーズに対する信頼感は高まっています。3カ所のサイトについては、通常の点検で未然にトラブルを回避できる可能性が高まったこと、万が一のトラブルの際にも連絡先が一元化でき、迅速な対応を可能にする体制ができました。一部とはいえ、そうした体制ができたことで、コープ環境サービス様の社内でも、管理業務の効率化と体制強化の必要性が出てきているようです。島田氏は、「個人的な思いですが…」と前置きしたうえで、「当社の中でもしっかりとした管理体制を作らなければならないと思っています。施工はもちろん、保守メンテナンスを委託する企業としっかりと連携しなければいけませんから」。
 粟井社長は「これからも再生可能エネルギー利用は拡大していくでしょう。組合員へ再エネ電力を供給すること、CO2削減で社会に貢献することが生協グループの一員としての使命でもあります。そのためには売電だけではなく、これからは自家消費の拡大についても検討していかなければなりません」と方向性を明確にするとともに、「NTTファシリティーズには太陽光発電のみならず、ビル全体のCO2対策やBCPなど、多方面でサポートして欲しい。当社は、コープこうべに省エネなどを提案し実施する立場。NTTファシリティーズの事業活動を見ながら、勉強することも多そうです」と、NTTファシリティーズにさらなる期待を寄せています。

お客様概要

株式会社コープ環境サービス
神戸市東灘区田中町5丁目3-20 生活文化センター2F
2,000万円
1989年コープこうべフロアメンテナンスとして発足し、1994年に会社設立
39.7億円(2016年度)
ビル・マンション・店舗・一般家屋・倉庫その他の建造物・各種施設の内外および駐車場の保守、管理、警備、清掃、メンテナンスを主軸に、自然エネルギーを利用した発電事業、廃棄物の収集・運搬・リサイクル、家事サービス業務、販促・催事などの企画・運営・管理業務、ピアノの調律・オーバーホール、寝具の打ち直し・仕立て直し、家具の修理業務など

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