「社員」との共栄に向け、良好な関係を重視
NTTファシリティーズでは、社員を、企業の競争力の源泉となる貴重な「パートナー」と位置づけています。この考えに基づき、「チームNTT」として社員の自己実現と企業の持続的な成長が両立できる仕組みづくりを重んじ、継続的に人事制度の刷新と処遇の向上に努めています。
キーワードは、「働き盛り」と「熟練者」
現在、日本社会は、未経験の高齢化社会、若者不足社会に向かいつつあります。これをうけNTTファシリティーズでは、かねてより働き盛り世代に対する育児・介護支援と、熟練者でもある定年退職者に対する再雇用促進とを、人材活用の重点項目にすえ、積極的に推進してきました。これらの制度利用は着実に広まりつつあります。
働き盛りである若手から中堅世代にとり、子育てや家族の介護といった「仕事と家庭の両立」は、就労をめぐる大きな課題といえます。また近年は、ワーク・ライフ・バランスに対する関心の高まりをうけ、企業に対して多様な働き方の機会提供を求める声も高まっています。
NTTファシリティーズでは、各種の育児・介護支援制度を設定し、社員が仕事と家庭を両立しつつ生き生きと自己実現できる場を積極的に構築しています。
2014年4月時点の育児、介護支援制度の利用者は、合計43名となりました。引き続き、これらの制度のさらなる利用促進に向け、職場への告知や利用しやすい環境づくりなどを推進していきます。
-
制度名称 対象者 概要 出産休暇 女性 出産のために、産前は6週間、産後は8週間の休暇を取得できます。 看護休暇 男性
女性疾病や予防接種、健康診断、配偶者の出産などに対し、一定期間の看護休暇を取得することができます。 育児休職 男性
女性育児に専念するために、子が満3歳になるまで休職できます。 育児のための
短時間勤務男性
女性育児のために小学3年生の年度末までの子を有する期間について、一定期間勤務時間を短縮して働くことができます。 特別休暇
(育児時間)女性 生後満1歳に達しない乳児を育てるために、日々、一定時間の育児時間の申し出を行うことができます。 子の養育を行う者の時間外勤務の免除 男性
女性小学校入学前の子を養う社員は、一定の期間、時間外勤務を免除するよう申し出ることができます。 子の養育または介護を行う者の時間外勤務制限、深夜業の制限 男性
女性小学校3年生以下の子の養育、または負傷等による常時介護のため、時間外勤務の上限設定および深夜業の制限が可能です。 育児に専念するために退職した社員の再採用について 男性
女性育児に専念するために退職した方は、一定の要件を満たした場合、選考により、再採用されることがあります。 介護のための短期の休暇 男性
女性家族の介護のため、勤務できないときは、短期の休暇を申し出ることができます。 介護休職 男性
女性常時介護を必要とする家族の介護に従事するため、一定期間休職できます。 介護のための短時間勤務 男性
女性常時介護を必要とする家族の介護に従事するため、一定期間勤務時間を短縮できます。
高齢化社会の進展をうけ、企業には、労働力として高齢者を活用する制度づくりが期待されています。企業にとり、定年退職を迎えた高齢者は豊富な業務経験を有する「熟練者」でもあると、NTTファシリティーズは考えます。この考えに基づき、かねてより雇用者の生涯キャリアプランづくりの一環としての60歳の定年退職後もグループ会社などにおいて、本人の希望により、1年更新の契約社員として、最長65歳まで働き続けられる制度を導入しています。
現在、61歳以上の社員数は約350名となっています。NTTファシリティーズでは、熟練者の知見を有効に活用できる職場づくりに向け、引き続き、制度の充実と利用の促進を図っていきます。
-
性別 年齢 社員数 男性 30歳以下 801 31~40歳 860 41~50歳 809 51~60歳 1,627 61歳以上 345 女性 30歳以下 222 31~40歳 103 41~50歳 54 51~60歳 9 61歳以上 6