Cross Talk

経験者採⽤社員の成⻑ストーリー

上司と部下のクロストーク

Vol.1

データセンター本部
グローバル空調プロダクトTF長
由佐 卓也(ゆさ たくや)
データセンター本部
グローバル空調プロダクトTF
栂 友(とが ゆう)
2015年度入社

得意な業務から任されたことで、
新しい環境でやっていける⾃信が持てた。

数多くのサーバーやネットワーク機器が設置されたデータセンター。その建物内の温湿度維持に⽋かせない空調設備を海外のメーカーから輸⼊し、お客様への提案・販売、施⼯までトータルに⼿がけているのが、2⼈が所属するデータセンター本部グローバル空調プロダクトTFです。部署で初めて経験者採⽤社員として⼊社した栂さんと、その成⻑を間近で⾒守ってきた由佐TF⻑。それぞれの視点で、⼊社当時から現在までのストーリーを振り返ってもらいました。

01

入社当時のこと

栂さんの前職でのキャリアを教えてください。
前職は、サブコンに勤めていました。プラント系の特殊空調・ユーティリティ設備をメインに、設計を3年間、施工管理業務を4年間経験しました。だから、現場の施工技術には自信がありました。
転職を考えたきっかけは勤務時間がとても長く、自分の時間が取れないことでしたが、NTTファシリティーズなら職場環境を改善できると同時に、これまで培ったスキルを活かしてキャリアアップも目指せると思い、入社を決めました。ちょうど前職で海外の仕事に携われるチャンスが立ち消えになったタイミングだったので、海外の事業に携われることも魅力的でしたね。
由佐TF長は、栂さんが入社した当時のことを覚えていますか?
由佐
栂君は我々のチームで初めての経験者採用社員でしたから、とても印象に残っています。当時はまだ部署ではなく、プロジェクトのような形で事業に取り組んでいる時期で、メンバーも少ない状況でした。栂君が持つサブコンで培った「現場をおさめる力」は私たちプロパー社員にはないスキルセットでしたし、チームに不足している部分を埋めてくれる存在としてすごく期待していましたね。
人柄の面でも、大阪弁を駆使する気さくな雰囲気から、すぐにチームのムードメーカーになってくれるだろうという印象を持っていました。
入社後、栂さんはどのような業務からスタートしたのでしょうか?
空調設備を現場に納品し、構築する役割を任されました。自分の得意な施工技術を活かせる業務だったので、戸惑うことはありませんでした。最初に自分のスキルを発揮できる業務を任せてもらったことで、いち早く仕事に慣れ、チームにも馴染めたと感じています。
由佐
栂君には新しい環境に慣れる足がかりとして、まずは得意な業務から担当してもらいました。正直、我々プロパー社員は、一連の事業の流れの中でマーケティングや顧客獲得、提案といったフェーズには問題なく対応できていたものの、現場に納品し構築するスキルが足りなかったので、栂君に「助けてもらった」と表現したほうが正確かもしれません。「栂君がいなかったらどうなっていたんだろう…」と思うくらい、入社当初から活躍してくれましたね。
栂さんは、入社にあたって戸惑うことや不安に感じることはなかったのですか?
英語に関して不安でしたね。海外のパートナー会社(メーカー)とやりとりする機会があるので、「英語が得意ではない自分に対応できるかな…」と思っていましたが、メールのやり取りなど自分にもできる業務から任され、少しずつ慣れていくことができました。
由佐
栂君は英語が得意ではないことは知っていましたし、チームにTOEIC満点の社員がいたので、英語を使う業務はそちらに任せて、まずは栂君には現場で力を発揮してもらうようにしたんです。技術に強い人、語学に強い人、それぞれが得意とするスキルを補完し合いながらチームとして機能するように気を配りました。
確かに、入社当社は3人1チームで動いていましたが、それぞれが得意なスキルを発揮できるバランスの取れた構成だったため、自分の担当業務に集中できました。それが、「新しい会社でもやっていける」という自信につながったように思います。
入社当初、栂さんは上司や先輩たちにどのような印象を持っていましたか?
上司や先輩の全員が「一級建築士」を持っていることから、「天才集団」という近寄りがたいイメージを勝手に抱いていましたが、実際にはとても気さくでフレンドリーでした。特に最初の1〜2週間は、少し緊張気味だった私が早くチームに馴染めるように、意図的にコミュニケーションを取ってくださったように感じますね。
由佐
栂君の言うように、チーム全体で早く溶け込める雰囲気は意識してつくっていました。もともと「タスクフォース」として立ち上がったチームで、社内のいろいろな部署から横断的にメンバーが集まっていたので、馴染みやすい土壌はあったと思います。他部署から異動してきたメンバーの中には、たまたま栂君と前職が一緒の社員もいました。
その先輩にOJTを担当してもらいましたが、とても話しやすくて、どんなことも気兼ねなく相談できたことを覚えています。前職時代に面識はなかったものの、「同じ会社の出身」ということで安心感がありましたね。
由佐
栂君のときは「たまたま」でしたが、最近は部署内に経験者採用の社員も増え、戦略的に新入社員と同じようなキャリアの社員をOJT担当に付けることができるようになってきました。
今では、栂君をはじめ経験者採用で入社した社員が8名います。サブコン、メーカー、設計事務所など、さまざまなバックグラウンドに応じた強みや知識を持ったメンバーが集うことで、チーム全体で必要なスキルが一気通貫で揃ってきました。それと同時に、新しい視点や発想が入ることで、「現状に課題があれば改善していこう」という機運も出てきているように思います。
確かに、経験者採用の社員として、他社での勤務経験があるのは強みであり、その意見が改善へのヒントになるという思いは強く持っています。今の環境に慣れて「自分のカラー」が薄れないように、普段から「どんなことでも疑問視すること」を大切にしています。私の後に入社した後輩たちがいろいろな意見やアイデアを持っているので、「自分も負けてられへん」という気持ちでいます(笑)。

02

入社後の変化について

栂さん自身、「一通りの仕事に慣れた」と感じたのはいつですか?
入社して2年後、2017年に大規模な案件を任されたときです。それまで中小規模の案件を中心に担当してきましたが、その案件は約5倍の規模でした。設置する機器の量が多いだけで、やることはそれまでと変わらないとはいえ、やはり量に比例して故障や不具合などのトラブルも多く、一筋縄ではいきませんでした。
また、現場が大阪だったため、関東エリアのように社内の構築体制が整っていない難しさもありました。初めて協業する社員の方も多く、他部署との連携にはとても苦労しました。思うように施工を進められない大変さがあったからこそ、竣工したときの達成感は大きかったですね。この案件を完遂できたことで「現場の施工」に関しては1つの壁を越えて、次のステップとして「提案」にも挑戦したいと思うようになりました。
由佐
正直に言うと、あの案件はちょっとかわいそうでしたね(笑)。それまでの経験からできるだろうと判断し、大阪に地の利もあるので栂君に任せたのですが、面識のある社員がいない中で現場を仕切るのはすごく大変だったと思います。ただ、あの案件を通じて栂君自身もさらに自信をつけたと思いますし、大阪の事業所に人脈を広げることもできました。今では関西方面の案件は、安心して栂君に任せています。
入社してから一番成長できたことはなんでしょうか?
英語に関しては、入社当初より成長できたと思います。私の部署はアメリカやドイツなど海外のパートナー会社からの来客も多いため、滞在中にアテンドする機会も少なくありません。最初は英語にちょっとした苦手意識がありましたが、「自分の持ち味は誰とでもコミュニケーションが取れること」だと思い、海外から来客があった場合は積極的に話しかけ、アテンド役も率先して引き受けるようにしました。お盆の時期には、海外のパートナー会社の方々と富士山に登ったこともあります(笑)。
また、2019年7月から約3カ月間、ドイツのパートナー会社の工場に単身で出張したことも、自分の英語力を成長させる大きなきっかけになったと感じています。
由佐
私も、栂君の滞在中にドイツに出張したのですが、日本語が話せる人が誰もいない中、体当たりで英語を使ってコミュニケーションを取っている栂君の姿を見て「ひと皮向けたな」と思いましたね。
グローバルに仕事をしていると感じることですが、英語の発音は決して流暢である必要はありません。相手に、こちらの言いたいことが伝われば良い。大切なのは、恥ずかしがらずに英語を話すこと。「英語を話さなくはいけない環境」に置かれることが、英語が上達する一番の近道なんです。ドイツでの栂君の頑張りを見て、改めて「機会が人を成長させるのだな」と実感することができました。ドイツ出張を終えて、彼の付加価値はさらに高まったように思います。
現地にいるときは、とにかく必死で成長を感じる余裕はありませんでした(笑)。日本に戻って感じたことは、自分の中で海外に電話するハードルが低くなったこと。それまでは、電話だと英語を聞き取るのが難しく、相手の顔も見えないため抵抗感があったのですが、今は逆にメールを打つ時間がもったいないと思えるようになりました。何かあればすぐに電話で確認するようにしています。

03

現在、そして今後について

由佐TF長は、現在の栂さんについてどのように感じていますか?
由佐
2019年に昇格し、以前よりも後輩への指導やサポートを任せる機会が増えてきました。ただ、栂君は根が優しい性格なので、後輩に厳しく言えなかったり、仕事を任せきれなかったり、ちょっと苦労しているように見えますね。次のステップに進むためには、そこを乗り越えないといけないわけですが、その悪戦苦闘している感じが「良いな」と思って見守っています(笑)。
そうですね。由佐さんのご指摘の通り、後輩の指導に関しては自分自身も課題を感じています。正直、まだまだ模索中ですね。自分としては、技術的な部分よりも、人間的な成長をサポートできるようになりたいと思っています。
由佐
壁にぶつかりながらも、後輩の指導・育成に意識的に取り組んでいるので、これからさらに成長してくれるだろうと期待しています。
栂さん自身の今後の目標を教えてください。
もう少し目線を高めた働き方を目指しています。具体的には、事業業績の分析や次年度計画などのマネジメント業務、後輩の育成、技術知識の伝承などに積極的に取り組んでいきたいと思っています。中堅社員として任される業務を安定的にこなせるように努め、次のステップも意識して新しい仕事にもチャレンジしていきたいですね。
由佐
それは私も望むところです。我々の事業はまだまだ成長すると信じているので、栂君には多くのメンバーをまとめる中堅社員として引き続き成長してほしいと思っていますし、事業戦略の策定や海外パートナー会社との交渉など、現場の担当業務以外の業務比率を高めていきたいと考えています。事業拡大に向けて、さらに高い視点を持って仕事に取り組んでもらえると嬉しいですね。
今まで以上に由佐さんに相談する機会も増えると思いますが、よろしくお願いします(笑)。
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