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導入事例

専門性に裏打ちされた「維持管理ソリューション」で基幹病院の業務負担とコストの低減を実現

富士吉田市立病院様

富士吉田市立病院 院長 松田 政徳 様

富士吉田市立病院
院長

松田 政徳 様

富士吉田市立病院 管理課 課長補佐 小俣 一孝 様

富士吉田市立病院
管理課 課長補佐

小俣 一孝 様

  • 課題
    地域の基幹病院として、病院機能を停止させない施設管理
    複数の業者間調整に伴う病院スタッフの稼働負担軽減
    医療の高度化に伴い増加するエネルギーコストの抑制
  • 対策
    病院に関する専門的なノウハウを持った企業に施設の総合管理をアウトソーシング
    快適性を損なわずに省エネを実現するソリューションの導入
  • ソリューション
    豊富な実績とワンストップによる施設の総合管理
    専任スタッフによる24時間365日体制のきめ細かいエネルギー管理と施設管理
    最先端ICTによるエネルギーの見える化と空調システムの自動制御

基幹病院に求められる機能を停めない施設管理

 富士吉田市立病院は、富士北麓地域の基幹病院として、富士吉田市および周辺地域住民の健康な暮らしを支えています。平常時における一般医療、高度医療、救急医療の提供に加え、災害拠点病院として重要な役割も併せ持っています。

 院長の松田政徳様は、「地域医療の中核を担う病院として、患者の皆さんに院内では快適に過ごしていただかなければいけません。そのためには、日常から快適で安心安全な環境を実現させる質の高い施設管理を行うことが必要です。さらに、当院は富士山に近いため、噴火災害を受ける可能性が高いという地理的特徴もあり、災害発生時に病院機能を停止させないという観点から、非常に高い防災意識が求められます」と、施設管理や防災についての重要性を語ります。

業務負担を軽減するために求めたワンストップ対応

 2001年に現在地へ移転したタイミングで、病院施設の総合管理をNTTファシリティーズに委託しました。以来数回の契約更新を経て、現在もNTTファシリティーズが施設管理を担っています。

 病院には、空調システムや電気設備からナースコール設備まで実にさまざまな施設が集約されています。特に、富士吉田市立病院は地域の基幹病院であるため、ドクターヘリの離着陸場といった特殊な施設もあります。

 これら施設・設備を空調、電気といった分野ごとに管理業務を委託すると、病院側にとっては複数の委託会社との情報交換や調整が大きな負担となります。

 管理課の課長補佐を務める小俣一孝様は、NTTファシリティーズへ委託を続けている理由をこう語ります。

 「NTTファシリティーズに、保守点検や修繕、警備など、多様な管理業務を総合的、かつ一元的な管理を提供してもらうことで、私たち管理部門の負担を大幅に軽減することができています。また、これまで17年間、総合管理を委託してきましたが、大きなトラブルもなく適切に遂行していることに加え、同社に蓄積されたノウハウを活かした省エネなどの提案があることも業務の委託を継続している大きな要因です。このように、病院の豊富なマネジメントを基に、建物とエネルギーの管理をワンストップで対応してくれるという点が他社にはない強みだと感じています」。

最先端ICT技術を用いた省エネ提案で約1,200万円のコスト削減

 現在の総合管理で高く評価されているものが、省エネルギーに関する提案です。

 病院は、24時間365日稼動し続けるため、電気やガスなどエネルギーコストの削減が経営上の大きな課題となっています。富士吉田市立病院では、NTTファシリティーズの提案を受け、同社の独自サービスである「SmartStream®(スマートストリーム)」と「Remoni®(リモニ)」を導入することで課題の解決を図っています。

 「SmartStream®」は、最先端ICTを活用して居室内の温度・湿度の状況を常に監視しながら、水冷式空調に関わるすべての機器を効率的に自律制御する空調制御システムで、快適性を維持しながらエネルギーの消費を抑えています。

 さらに、「Remoni®」を用いて、エネルギー使用量の「見える化」と現場を熟知した最適な機器のチューニングにより省エネルギー化を進めてきました。

 富士吉田市立病院は、この2つのサービスを連携させた運用によって、導入後の2014年度は、前年から約1,200万円の電気・ガス代を削減することができました。「先進的な設備を導入して省エネルギーに貢献することも、公立病院としての役割です。そして、省エネを通じた環境への貢献は病院のアピールにもつながると考えています」と、小俣様は省エネ対策の意義に触れます。

「SmartStream®」で制御を行っている空調設備

日々のきめ細かな対応と関係性を評価

 日々の管理業務においては、専任で常駐する所長のもと6名のNTTファシリティーズスタッフが交代で勤務し、24時間365日体制で病院施設の安全と安心を守り続けています。主要機械室の巡回や点検、メンテナンスなど、きめ細かい現場対応はもちろん、防災センターを兼ねる中央監視室では、院内のさまざまな設備の運転状況を常にモニタリングしており、些細な異常も見逃しません。

 「土地柄、冬場は外気温がかなり下がるため窓を開けての換気が難しいなか、NTTファシリティーズの徹底した空調管理により、インフルエンザなどの院内感染を予防しつつ、快適な環境を提供してもらっています」と松田様。

 また、コミュニケーションの面では、日々の報告業務に加え、月に一度定例会議を開催。定例会議では、業務に関する情報共有とともに、より強固な協力体制を築くために病院側との意見交換を実施。そうした取り組みによって、病院職員と管理スタッフの連携は非常に円滑であるといいます。

 「管理スタッフは、みな誠実に業務にあたっており、施設や設備のちょっとしたメンテナンスにもスピーディに対応してくれます。設備の不具合は患者様の不満につながりますので、当院としても非常に助かっています」と、松田様は管理業務の評価ポイントを挙げます。

 富士吉田市立病院は、竣工して20年という節目が近づいており、これから大きな施設・設備の改修なども必要になってくるといいます。今後もライフサイクルコストの削減や省エネにつながる、NTTファシリティーズによるサポートと積極的な提案が大いに期待されています。

防災センターを兼ねる中央監視室

施設・クライアント概要

1948(昭和23)年に開設し、2001年に現在地に移転。富士北麓地域唯一の自治体病院として、一般医療はもとより、高度医療、救急医療を提供。大規模災害時における災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院の役割も担っている。

病院名 富士吉田市立病院
所在地 山梨県富士吉田市上吉田6530
敷地面積 20,237m2
建築面積 [本館]6,520m2 [北別館]650m2
延床面積 [本館]22,041m2 [北別館]1,137m2
階数 [本館]地上5階/地下1階 [北別館]地上1階/地下1階
竣工年 [本館]2001年 [北別館] 2011年
病床数 310床
外来患者数 約650人(1日平均)

採用製品・サービス

維持管理ソリューション
お客様が所有するファシリティ(土地・建物)に対し、専門技術を駆使して、新築・修繕の計画や、設計・管理業務・維持管理まで、総合的かつ一元的に管理を行います。
SmartStream®
最先端ICTを活用して、水冷式空調に関わるすべての機器を統合・自律制御し、快適性と 省エネを両立する先進の水冷式空調制御システムです。
Remoni®
クラウド型BEMSで、Webブラウザなどでエネルギーの使用状況を閲覧できる「見える化」「見せる化」や、使用機器の自動制御などが可能となります。

<SmartStream><Remoni>は、株式会社NTTファシリティーズの登録商標です

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