研究開発拠点
NTTファシリティーズは、NTTファシリティーズ イノベーションセンター、NTT武蔵野研究開発センタを中心に最新の実験設備を備え、各種実験を行っています。

NTTファシリティーズ イノベーションセンター(NTTファシリティーズ新大橋ビル)
NTTファシリティーズ イノベーションセンターは2014年に竣工し、これまで当社が培ってきた建築技術や省エネ技術、オフィス環境コンサルティング技術を最大限に盛り込んで自社設計した自社研究開発拠点であり、研究開発オフィスと試験検証施設を統合しています。またその性能が国内外から評価され、様々な賞を受賞しています。
【 主な受賞履歴 】
2015年 LEED-NC(ゴールド)(米国グリーンビル協議会)
2015年 日経ニューオフィス推進賞(ニューオフィス推進協会)
2016年 サステナブル建築賞(建築環境・省エネルギー機構)
2016年 優秀ファシリティマネジメント賞(日本ファシリティマネジメント協会)
2016年 地球温暖化防止活動環境大臣表彰(環境省)

建物の特徴
太陽光パネル

- モジュールタイプ:多結晶シリコン
- パネル容量:12kW
発電電力は、エネルギーマネジメントシステムと連携して、3Fの直流給電オフィスに供給されると共に、交流し変換して建物内に供給されます。
ガーデンテラス

緑化された屋上では、気分の転換を図りながら、業務を継続できます。
リバーサイドテラス

隅田川に面して設けられたリバーサイドテラスは、ワークプレイスとシームレスな環境を提供し、川風を受けながらの交流の場などに利用できます。大開口となっている窓には、Low-E複層ガラスを採用し手動で開閉できます。
マルチプレゼンホール

- マルチディスプレイ
- 自在なレイアウト
社内外向け発表、打合せなどに、複数の大画面によるプレゼンテーションが行え、参加人数に合わせたレイアウト変更が自在に行えます。
オフィス空調

- 膜放射空調
- タスク&アンビエント空調
- 潜熱・顕熱分離空調
温度・湿度・気流・放射の4要素空調により、快適性と省エネルギーの両立を図っています。
ワークプレイス

- 天井フレーム
- コミュニティ(小規模ミーティング)
- オールLED照明
「天井フレーム」を採用し、膜空調パネル、LED照明、情報・電源線、実験機器を取り付けられるようにしています。これにより二重床をなくしています。
サーバールーム

- DCIM
- FMACS-V
- FTASCL-RS/C
- アイルキャッピング
DCIMによりICT装置用給電・空調システムの運転監視・分析・制御を行い、省エネルギーを図っています。
構造技術検証設備

- 取付/取外し自由な制震ダンパー
- 建物安全制度判定サポートシステム「揺れモニ」
- 構造体センシング(加速度計・ひずみ計)
地震による建物への影響を「揺れモニ」で把握します。地震時のデータを収集し、制震ダンパーの種類や配置を効果的に変更して、建築構造設計の高度化に活かします。
NTT武蔵野研究開発センタ
NTT武蔵野研究開発センタには、3次元振動実験台(Dual Force)、人工気候室をはじめとした、各種実験設備が設置されています。

主な実験・研究設備
3次元振動実験台

当社3次元振動実験台は、世界初の機能(①最大振動変位±110cmで、30~50階建超高層ビルの大きな揺れを再現 ②長周期の揺れから、短周期の揺れまでを再現)を搭載し、高精度な振動試験が可能です。
人工気候室

本施設は、「屋外環境試験室」と、「屋内環境試験室」の2室により構成され、ICT装置設置環境の評価および検証、空調機の環境影響評価を同時に実現できる施設となっています。