地球環境を考える上で大きな節目となった1992年の「国連環境開発会議(地球サミット)」は、「環境と開発に関するリオ宣言」やそれを具体化するための「アジェンダ21」の採択、気候変動枠組条約や生物多様性条約への署名開始など、今日に至る地球環境の保護や持続可能な社会の考え方に大きな影響を与えました。

当社は、「地球サミット」の開催と同じ1992年に、情報環境のクリエイターとして発足しました。その事業コンセプトは、「IT」×「エネルギー」×「建築」の掛け算的融合の発想で、「お客様から最も信頼されるパートナーとなる」ことをめざし、事業活動に取り組んでまいりました。以来20年、激変する社会環境のなかでここまで事業を進めてこられましたのも、ひとえにお客さまや関係者の方々からのご支援の賜物であると心より御礼申し上げます。私たちは、地球環境を考えた"統合ファシリティサービス"を提供し続けることで、「Smart&Safety」な街づくりに貢献していきたいと考えています。


■「Smart」な街づくり

昨年の東日本大震災を契機とする電力不足により電気エネルギーが経済社会の重要なインフラであることを痛感させられると共に、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの普及・拡大による低炭素社会の実現と合わせて、国全体の電力供給構造やエネルギー政策を根底から見直す必要に迫られています。

これからは自然災害等のリスクに強く、環境にもやさしいエネルギー源が求められるだけでなく、その利用に当たっても無駄のない効率的な利用方法が求められます。私たちはこれらの課題に対して、日本の通信を長きにわたって支えてきたIT・エネルギー・建築の技術を最大限に融合・活用し、太陽光発電のシステムインテグレーターとして最適なシステムを構築することや、ICTを活用する技術で無駄のないエネルギーネットワークを構築することで、スマートな街づくりに貢献します。また、消費電力量が急増しているデータセンターや昼間に大量の電力を消費するオフィスビルの省エネルギー化を実現します。


■「Safety」な街づくり

一方、昨今の地震や台風・落雷といった自然災害の多発や大規模停電の発生等により、建物や設備の信頼性の確保や企業のBCP(事業継続計画)の重要性が改めて注目されています。経営資源をいかにリスクから守り、事業を継続していくかということは、企業が社会を構成する一員として果たすべき「社会的責任」として問われ、その成否が会社業績に多大な影響を与えかねない大きな課題になっています。

NTTグループが100年以上にわたり受け継いだ「通信を止めない」という使命のもとで、私たちが培ってきたIT・エネルギー・建築の技術はこれらの課題へのソリューションとなるものと確信しており、さまざまなリスクに対応した事業継続計画の実現等により、セーフティな街づくりに貢献できるものと考えています。

また、NTTグループ各社とも連携した積極的なグローバル事業を展開すべく、2010年には米国および中国に海外現地法人を設立し、シンガポール支店を開設しました。これからも安心と安全を提供するサービスを一層磨き上げ、皆さまのパートナーとしてご期待に応えていく所存です。

■すべてに優先する「安全」と「CSR」の推進

当グループは、「安全」と「CSR」を、企業活動の最重要課題と位置づけています。企業も社会の一員である以上、"「安全」と「CSR」は、何よりもすべてに優先"させることを基本に、社員はもとより、協力会社等とも一体となり、安全が「企業文化」として浸透するよう取り組んでいます。

CSRについては、「企業倫理」「情報セキュリティ」「環境保護」「人権啓発」を4本柱と位置づけ、さまざまな活動に取り組んでいます。

「企業倫理」ではNTTグループ企業倫理憲章に基づき高い倫理観を持って事業を運営し、不正・不祥事のない企業風土を維持し続け、「環境保護」では人類が自然と調和し、未来にわたり安心・安全で豊かな社会の実現のための活動を進めています。また「情報セキュリティ」ではお客さまの個人情報を含むすべての情報に対するセキュリティの確保・向上に努め、「人権啓発」では、あらゆる差別を許さない企業体質の確立を基本方針として、積極的な啓発活動を展開しています。

今回発行しました「NTTファシリティーズグループCSR報告書2012」では、幅広い環境事業や社会貢献活動をはじめとする当グループのCSRの取り組みをご紹介していますので、ご高覧いただければ幸いです。





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