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ただよく長所を用うれば、 天下に棄物なし
(荻生徂徠)
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人間には誰しも得手(長所)と不得手(短所)が存在します。どちらを伸ばすべきかは究極の選択といえますが、まずは長所と短所が何であるかを認識しなければいけないことは間違いないでしょう。
江戸時代の儒学者「荻生徂徠」(おぎゅう そらい)は、「ただよく長所を用うれば、天下に棄物なし」(その人物の長所を活用すれば、世の中に役に立たない人などいない)という言葉を残しています。パッと見では短所ばかりで見どころのない人物だったとしても、その人の長所に気付き、相応しい仕事を任せれば、期待以上の効果が発揮される可能性もあります。
ビジネスは助け合いです。Aさんの長所がBさんの短所を補い、Bさんの長所がCさんの短所をカバーし……といったフォローの連鎖を広げることができれば、欠点を抑えつつ、長所を全面に打ち出した、最強のチームができあがることでしょう。
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