「Smart & Safety」持続可能な、より暮らしやすい社会の実現に向けて 代表取締役社長 筒井清志

 

  気候変動や海面上昇、大雨など、地球温暖化が原因とみられる現象は世界各地で観測され始めています。地球温暖化は自然災害や生物多様性にも影響を与えると言われ、世界規模での対策が求められていますが、一方で、地球温暖化要因の一つとされる二酸化炭素(CO2)の大気中濃度は、今も年に2.0ppmの割合で増え続けています。

  わが国では、温暖化効果ガス排出量の約90%は石油や石炭の燃焼などによるCO2が占めており、節電をはじめとする省エネルギーや資源の有効活用は、企業から家庭まで、日本全体で取り組まなければならない重要な課題となっています。

また、昨今の地震や台風・落雷といった自然災害の多発により、多くの企業はこれらの災害に耐えうることのできる建物や設備の信頼性の確保、災害が発生しても被害を最小限に抑え事業を継続するためのBCP(事業継続計画)策定の重要性をあらためて認識しました。経営資源をいかにリスクから守り、事業を継続していくかということは、企業が社会を構成する一員として果たすべき責任として問われ、その成否は会社業績に多大な影響を与えかねない大きな課題になっています。


私たちNTTファシリティーズグループは、「地球環境を考えた統合ファシリティサービスでお客様から最も信頼されるパートナーとなる」という理念のもと、事業活動を通じてこれらの課題に取り組みお客さまへ貢献することが、私たちに課せられた「社会的責任」と考えています。


■「Smart&Safety」な街づくり

私たちは、これからの社会を「持続可能な、より暮らしやすい社会」としていくために、限りあるエネルギーや資源を賢く(効率的に)使用する「スマート」な街づくりが必要と考えます。

太陽光発電システム構築や熱・電気などの制御をはじめとするエネルギー技術、環境性能が高く長寿命な建物をつくる建築設計の技術などにICTの技術を融合させ、エネルギー利用の最適化を効率的に実現できる「スマート」な街づくりをめざします。

また、「スマート」であると同時に、地震・風水害・落雷といった自然災害や大規模停電などへの対応を備えた建物や設備、そしてそれらを支える保守・監視体制によりBCPをもサポートした「セーフティ」な街づくりも重要な要素です。

NTTグループで「通信を止めない」という使命のもとで100年以上にわたり培ってきたICT・エネルギー・建築の技術で、国内外で「Smart &Safety」な街づくりに貢献していきます。

 

■「安全」と「CSR」

「安全」と「CSR」は、企業活動における最重要課題と位置づけています。社会を構成する一員として"「安全」と「CSR」は、何よりもすべてに優先"させることを基本に、社員はもとより、協力会社とも一体となり、「企業文化」として浸透するよう取り組んでいます。

また、「企業倫理」「情報セキュリティ」「環境保護」「人権啓発」をCSRの4本柱と位置づけ、さまざまな活動に取り組んでいます。

  特に、人権問題については、「あらゆる差別を許さない企業体質の確立」をめざし、全社員に対する啓発活動を継続するとともに、事業活動を通じて人権問題の解決に努めています。世界的な人権問題となっている「紛争鉱物問題」についても、他のNTTグループと連携しつつ、サプライヤの皆さまとともに不使用に向けた取り組みを推進していきます。

 

今回発行しました「NTTファシリティーズグループCSR報告書2013」では、「Smart & Safety」をキーワードとした環境創造ビジネスの取り組みや、社会貢献活動をはじめとする当グループのCSRの取り組みをご紹介していますので、ご高覧いただければ幸いです。

 

コンゴ民主共和国および隣接9カ国から産出される鉱物の一部が、非人道的行為を行う武装勢力の資金源となっている懸念

 

株式会社NTTファシリティーズ 代表取締役社長 筒井清志サイン



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