環境負荷や環境リスクの低減などに向けた取り組みの実行性を高め、かつ効果的に活動を推進していくため、CSR担当副社長を委員長とする「地球環境保護推進委員会」を設置しています。
委員会では、地球環境保護基本理念・基本方針の策定・見直しや環境負荷低減活動などの年度別目標を明示した「環境保護推進アクションプログラム」を策定するとともに、活動の進捗状況把握を行い、継続的・発展的な活動内容を決定し、取り組みの推進につなげています。
また、2012年度の第2回委員会より地域会社7社(各社CSR推進室長)を正式メンバーとして加え、グループ連携を強化しています。
■環境保護推進体制図
NTTファシリティーズグループは、「地球環境を考えた統合ファシリティサービスでお客様から最も信頼されるパートナーとなる」との企業ビジョンに基づき、人類が自然と調和し、未来にわたり安心・安全で豊かな社会の実現のため、地球環境の保護に向けてグループを挙げて取り組んでいきます。
■地球環境保護の基本方針と取り組み事項
1.地球環境保護に寄与する統合ファシリティサービスの提供
当社が培ってきた研究開発力、技術力、ノウハウを社会に提供し、地球環境の向上に貢献します。
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●地球環境保護を考慮した建築設計の支援 ●Total Power Revolution運動の推進 ●NTT低消費電力化の推進 ●クリーンエネルギーの導入推進 ●NTT有害物質対策支援 ●インターネットなどによる情報発信 ●社内誌による最新情報の紹介 |
2.企業責任の遂行
全社的な環境マネジメントシステムの構築により自主的な環境保護に取り組み、
環境汚染の未然防止と環境リスク低減の推進を図ります。
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●再生紙の利用徹底 ●Total Power Revolution運動の推進 ●クリーンエネルギーの導入推進 ●資源リサイクルの促進 ●オフィスゴミの分別回収 |
3.社会活動への参画・支援
企業の社会的貢献として、地域住民、行政などと連携した、日常的な環境保護活動への参画・支援を行うとともに、
環境レポートの公開により、社内外とのコミュニケーションを図ります。
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●グリーンマーク活動の支援 ●社内広報活動の実施 |
4.生物多様性の保全
生物多様性と事業との関わりを把握し、生物多様性を将来世代に引き継ぐために取り組みを推進します。
地球環境保護推進委員会で決定する「環境保護推進アクションプログラム」では、事業活動にともなう環境負荷の低減と、当グループの環境・エネルギー事業により、社会全体の環境負荷低減に貢献するため、対策項目ごとの活動内容と目標を設定し、全社員が一丸となって取り組みを進めています。
本社と地域会社(7社)でそれぞれISO14001の認証を取得しておりましたが、マネジメント強化を目的に2012年12月に認証統合を実施しました。「環境保護推進アクションプログラム」の各施策についても環境ISOの手法を活用し、取り組みの充実・発展に向け取り組んでいます。また、2012年度末における当グループの社員カバー率(役員・社員・契約社員)は77%となっています。
■ISO14001認証取得状況
社員を対象とした環境教育・研修は、「環境保護推進アクションプログラム」で設定している環境負荷低減などに向けた活動目標の達成のための具体的取り組みの周知と啓発を兼ねたものとして、ISO14001のPDCAに基づき実施する全社員研修(eラーニングにより実施)、新入社員から経営層までの各階層別に育成部門が実施する研修などを通じて、社員一人ひとりが環境問題を自らのものととらえ、行動に結びつくよう環境意識の醸成に努めています。