新大橋ビルで続く、多面的な実証実験
NTTファシリティーズ新大橋ビルは、研究開発オフィスと試験検証施設を統合した、「次の20年を見すえた実証実験型オフィス」です。2014年オープンした同ビルにおいて、NTTファシリティーズは、自らのワークプレイスを実験対象として、環境面から安全面に至るまで、多面的に次世代のオフィスファシリティの在り方を検証しています。
「次世代の『働く場所』」を定義する
生産性を高めるための設備の工夫は、働く場所づくりにおける不断の課題といえます。特に「効率的でセキュアな職場づくり」「快適で機能的な職場づくり」への社会の注目は高く、現在、新大橋ビルでは、これらの検証が大きなテーマとなっています。
BIS(建物情報連携システム)とは、建物内のさまざまなシステムを連携させ、また、建物内で働く人の位置情報と連動させることで、高度なセキュリティ管理やきめ細かい自動設備制御、効率的なエネルギー管理などを実現するシステムです。
照明や空調の調整から無線ネットワークやシンクライアント端末の管理などをBISが一元管理することで、建物内で働く人たちには、煩雑な手続きや機械操作を意識せずに、効率的でセキュアな職場が提供されます。そのような次世代のワークプレイスづくりをめざし、新大橋ビルでの実証実験が続いています。
Live-Link Designオフィスとは、NTTファシリティーズが提唱する、高い知的生産性と省エネルギー性などを実現し、経営資源としてのオフィスを最適化するためのオフィス設計・構築のコンセプトです。
具体的には、オフィスに必要な機能を7つのシーンと5つの要素に切り分けて課題を整頓。これを業態や業務内容など顧客の利用実態や改善ニーズに即して検証することで、最適なレイアウトや機器構成、改善提案を実施しています。新大橋ビルではこれをBISなどと連携させることで、さらなる進化に挑戦しています。