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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2014

事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

HighLight 2014

smart&safety

CASE 03 レジリエントなファシリティづくりへの挑戦

強靭さと安定性は、安心・安全の両輪

現在、災害に強いインフラづくりに向け、「レジリエンス(強靭さ)」がキーワードとして着目されています。このようななか、有事にもダウンすることなく稼働し続ける強靭なファシリティづくりは、安定的に顧客サービスを提供し続ける社内体制づくりとならび、NTTファシリティーズの考える「安心・安全」の基本要素となっています。

東日本大震災を教訓に、備えを加速

2011年の東日本大震災では、東日本の各所で重要な施設が損傷をうけ、ライフライン停滞の一因となりました。これを教訓に、新大橋ビルでは、震災への備えを安全・安心なファシリティづくりの最重要課題と位置づけ、抜本的で革新的な研究を進めています。

震災後の建物の安全性を解析し「見える化」する「揺れモニ」

地震の後、建物の継続使用の可否を含む安全性検証を速やかに行うことは、安全・安心の観点からも、また顧客満足の観点からも、極めて重要です。
NTTファシリティーズが開発した建物安全度判定サポートシステム「揺れモニ」では、数多くの建物設計で培ったノウハウと震災後の復旧の経験をもとに、自社の持つ3次元振動試験システム「DUAL FORCE」での実証実験を繰り返し、独自の高精度な観測・分析システムを構築しています。この結果、信頼性の高い安全度を即座に判定して、被害の度合いを分かりやすく「見える化」することが可能となり、入居者に対し安全性の速やかな情報提供を実現しています。

モニタリング技術と連携する可変型制震構造システムを構築

新大橋ビルでは、「揺れモニ」で用いる建物の加速度計に加え、躯体各部に設置したひずみ計によるデータも集積しています。これらの多面的なデータを独自の構造解析システム「SEIN」で解析することで、解析モデルの精度向上が可能となります。
加えて、同ビルでは、建物の骨組各部に設置したダンパーの変更や追加など、制震構造システムの見直しを繰り返しています。これらの先進的な可変型制震構造システムによる実証的な検証を通じ、NTTファシリティーズは、柔軟で有効な制震構造づくりをめざしています。

※「SEIN」は株式会社NTTファシリティーズ総合研究所が提供する構造計算プログラム

構造計算プログラム「SEIN」

可変型制震構造システム概要
可変型制震構造システム概要図

揺れモニ(商品・サービス紹介)

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