2022年12月22日
第56回日本サインデザイン賞の受賞について
株式会社NTTファシリティーズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:松原 和彦 以下、NTTファシリティーズ)では、当社が設計に関わった「近畿大学情報学部棟(KDIX)」、「KSB瀬戸内海放送新社屋」が第56回日本サインデザイン賞を受賞しましたので、お知らせいたします。
建物概要および表彰概要
■近畿大学情報学部棟(KDIX)
近畿大学の15番目の学部となる情報学部のための建築となります。研究室の垣根を取り払い多様な情報系学術を学ぶ330人の日々の活動が混在することで新結合を生み出す学部全体の一体研究空間づくりを掲げました。緑量豊かな3つのテラスが挿入され空間を包み込む屋根は勾配を変えて浮遊感を獲得しテラスから光・風・緑などの自然要素を取り込んで壁のない大空間を心地よいスケールに柔らかく分節しています。従来のブラックボックスでのデジタル展示を脱却し、光・闇・無色の空間でデジタルが自然要素と同在し呼応しあうシークエンスを織込み、情報学部らしさを表現しました。
※写真3点撮影:淺川敏
KSB瀬戸内海放送新社屋
香川県高松市に拠点を置くKSB瀬戸内海放送の本社屋新築移転プロジェクトです。季節の移ろいを感じ る庭を様々な⾓度から楽しめる建屋配置や設えとすることで、同じく庭があった旧社屋の記憶を継承し、瀬戸内の豊かな風土と共にある企業の理念を建築的に具現化しました。社屋全体が一体的につながる平断面計画により庭を中心に自由な働き方・様々な交流を生む施設計画と併せて、「庭の自然」や「人の営み」が映り込み印象を増幅・拡散させるサイン及びマテリアルデザインを行いました。
※写真3点撮影:淺川敏
日本サインデザイン賞について
日本サインデザイン賞(通称SDA賞)は、優れたサインデザイン作品を広く社会にアピールすることにより、サインデザインの普及および啓発を図ることを目的として、1966年以来続けられてきた日本で唯一のサインデザインに関する顕彰事業です。
今日のサインは、都市空間や企業活動と生活者をつなぐインターフェイスとして、即ち環境を活性化しコミュニケーションを成立させるためになくてはならない情報として位置づけられ、その作例は多様な広がりを見せています。
本件に関するお問い合わせ先
NTTファシリティーズ 経営企画部門 広報担当
MAIL:pr@ntt-f.co.jp