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2026年04月09日

建設DX推進に向け、3Dプリンター活用による既存建物の改修工事を実施

株式会社NTTデータ
株式会社NTTファシリティーズ
株式会社Polyuse

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)、株式会社NTTファシリティーズ(以下、NTTファシリティーズ)、および株式会社Polyuse(以下、Polyuse)は、建設DX推進に向け、建設用3Dプリンターを用いたNTT品川TWINS警備棟の改修工事を共同で実施し、3月に完了しました。
近年、建設業界においては労働者不足や建設コストの高騰、環境配慮への対応が課題となっています。これらに対応するため、短工期、コスト削減、環境負荷軽減に寄与する3Dプリンターに着目しました。 まずは、既存建物で築30年以上が経過した警備棟を対象として、意匠性も考慮したうえで、外装材と基礎型枠へ工場生産タイプの3Dプリンター部材を採用しました。これにより、3カ月の工期短縮や、約45平方メートル分の廃棄物削減*1を実現しました。さらに、建物への直接日射を約60%抑えることで夏季の室温1.8℃の低減*2が可能となる見込みです。
3社は、2026年度以降、NTTデータが保有するビルを対象に、短工期、意匠性、近隣環境への配慮を両立する建設モデルの確立を目的として、3Dプリンター活用の拡大に取り組みます。建物の外壁面に加え、建設工事で発生する金属やコンクリートなどの廃材の再利用や、空調設備における最適形状の風向板やラックなど、建設工事に関わる幅広い領域での活用を検討していきます。

背景

建設業界では、2025年問題による労働者不足に加え、人件費や建設材料費等の上昇により、建設コストが高騰しています。また、環境への配慮に対する社会的な要請も高まっており、従来の工法だけでは対応が難しい状況になっています。
NTTデータ、NTTファシリティーズ、およびPolyuseは、これらの建設業の課題に対応するため、3Dプリンターの活用に着目しました。3Dプリンターを活用することで、施工の自動化や効率化による省人化、短工期化につながるほか、使用材料の最適化や型枠不要の製造プロセスによるコスト削減、環境負荷軽減が期待できます。さらに、3Dプリンターによる設計自由度の向上により、近隣環境や敷地条件に適合した、機能性と意匠性を両立した建築物の実現が可能となります。
3社は、本取り組みを通じて、従来の改修工事との比較・検証を進め、建設工事への3Dプリンター活用可能性を検討します。

概要

3社は、2025年10月から2026年3月にかけて、自社ビル建設工事への適用を見据え、3Dプリンターを用いたNTT品川TWINS警備棟の改修工事を共同で実施しました。
対象の警備棟は、築30年以上が経過した約10平方メートルの建物です。改修に3Dプリンター製の外装材を使用することで、建物への直接日射を約60%カットし、夏季室温の1.8℃低減が期待できます。また、35%の省人化を図るとともに、従来と比べて約3カ月の工期短縮を達成しました。さらに、型枠不要の製造プロセスにより、在来工法と比較して約45平方メートル分の廃棄物削減も実現し、環境負荷の低減にも貢献しました。

本改修工事における3Dプリンターの活用方法

■外装材製造での活用
既存の警備棟を覆うように、3Dプリンターの多品種少量生産の特長を生かした弓形の外装材を積み上げました。警備棟として必要な外部への視認性を確保しつつ、意匠性や日射遮蔽(しゃへい)性を兼ね備えた建築物としました。(図1)

■基礎型枠製造での活用
建物の基礎工事において、コンクリートを流し込むための型として3Dプリンター製の型枠を活用しました。従来の使い捨ての型枠を使わない工法とし、工事後も3Dプリンター製の型枠を残置することで、廃棄物削減を図りつつ3Dプリンター製外装材との調和が可能となるため、環境負荷低減および意匠性に配慮しています。

設置場所

NTT品川TWINS警備棟 東京都港区港南1丁目9-1

各社の役割

今後について

NTTデータ、NTTファシリティーズ、およびPolyuseは、本取り組みや今後のNTTデータが保有する自社ビル計16棟を対象とした3Dプリンターの活用拡大を通じて、建設業が直面する各種課題の解決に取り組み、建設DX推進に貢献していきます。

注釈

本件に関するお問い合わせ先

(株)NTTデータ
ソリューション事業本部
クラウド&データセンタ事業部
担当:園田、毛利、鈴木、大野、吉岡
MAIL:nttdata3dp@hml.nttdata.co.jp

(株)NTTファシリティーズ
経営企画部
広報担当
MAIL:pr@ntt-f.co.jp

株式会社Polyuse
広報部
MAIL:contact@polyuse.xyz

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