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西村 和真 NISHIMURA Kazuma 西村 和真 NISHIMURA Kazuma

建物資産の管理・運用の未来を創る。

技術本部 NTTサービス部

インタビュー当時の部署

西村 和真

2017年新卒入社
工学研究科 建築学専攻 修了

NISHIMURA Kazuma

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建物の長寿命化に取り組みたい。実績と環境から入社を決意。

建物の長寿命化に
取り組みたい。
実績と環境から入社を決意。

あるリフォーム番組がきっかけで建築家を目指すようになりました。制約の中で知恵を絞ってオーナーの要望に応える姿に感銘を受けたためです。その後大学で建築を学ぶうちに、日本の建築業界は「建てては壊すスクラップ&ビルド」から「建物を長く利用するストック型」に変わり、今後は長寿命化の技術が重要になると知りました。しかしその技術は発展途上です。私は将来、建物の長寿命化に貢献することを決め、その夢に最大限向き合える場所としてNTTファシリティーズを志望しました。
弊社なら建物の長寿命化に関する技術やノウハウを蓄え、企画段階で活かすことができます。建物は一度建ててしまうと維持方法や費用をコントロールすることが難しくなるため、長寿命化を図るには企画段階で維持管理を考慮する必要があります。NTTファシリティーズには100年以上建物を守ってきた歴史があり、企画、設計、工事管理、維持管理、改修を一貫して行えるため、入社を決めました。

NTTファシリティーズ共通の指針を創る。

NTTファシリティーズ共通の指針を創る。

現在はお客様が保有する約100のビルを一元的に管理する業務に携わっています。業務は多岐にわたりまして、「建物の設備が正常に稼働するようにメンテナンスする維持管理業務」「老朽化・故障した建物設備の修繕業務」「ビル居住者の快適性を向上させるコンサル業務」などがその一例です。またこれらの業務を自分で行うだけでなく、NTTファシリティーズの全国の支店でも一定の品質で対応してもらえるよう、ガイドラインの作成と指示出しもしています。
人に分かりやすく指示をするにはまず自分が内容を把握しなければいけませんから、専門的な知識が必要です。まだ失敗ばかりですが、日々マネジメント力の向上を実感しているので、やりがいを感じています。

離れていても、お互いに助け合える関係を目指す。

離れていても、
お互いに助け合える
関係を目指す。

リモートワークが一般的になってきましたので、メールだけでなく、電話で積極的にコミュニケーションをとるようにしています。私は全国の支店に対して依頼をすることが多いのですが、時には無理なお願いをすることもあります。どんな人であれ、よく知らない人から指示されるといい気分にはなりませんよね。メールの文章のみの場合、特に冷たい印象を与えてしまいますし。以前は地方の支店を訪問して担当者と直接話すようにしていたのですが、コロナ禍でオンラインのコミュニケーションになりました。そこで積極的に電話でコミュニケーションをとるようにして、お互いに助け合える関係構築ができるよう努力しています。
先輩からの教えで私が大切にしているのは「いきなり本題に入らない」ということです。相手と打ち解けたい場合に用件だけ話すのは良くありません。まず軽く雑談をしてから仕事の話に入るとか、相手に指摘をしなければならないときにまず日頃の感謝を伝えるといったことを実践するようにしています。

建物資産の管理・運用を一手に担える人材に。

建物資産の管理・運用を
一手に担える人材に。

全国に拠点があるお客様の建物資産の管理を、一元的に任せてもらえるような人材になりたいです。私はこれまでNTTグループと一般のお客様の建物管理業務をしてきました。NTTグループの場合は全国にあるビルを一元的に管理・運用しているため、建物資産に対して統括的な経営判断ができていると感じます。一方で一般のお客様の中には、ビルごとの責任者の運用方針に任せているところもありました。ビルごとに運用してしまうとスケールメリットが得られず効率化も図れないため、実はコスト高になりやすいのです。私はそのようなお客様に改善提案をしていきたいと考えています。そのために日々の運営維持を合理化や計画化、定量化するためのスキル、最適な状態へ向けて改善する能力を磨いています。
ファシリティマネジメントは「建築知識だけでなくあらゆる分野の情報から最適解を導く仕事」だと思っているので、建築の専門知識に限らず、さまざまな業界の勉強をしていきたいです。現在は不動産やマーケティングなどが気になりますね。そうして勉強することで今までにない発想が生まれると思っています。

1日のスケジュール

  • 09:00

    部署の朝会をし、連絡事項を共有。その後担当業務ごとに1日のタスクを共有。

  • 09:30

    全国の建物管理担当者に連絡し、業務進捗を確認。エリアごとに案件が異なり複雑化しているので課題管理表を随時更新。

  • 11:00

    お客様への報告用資料の最終チェック。

  • 12:00

    昼休み。近くの飲食店でランチ。

  • 13:00

    お客様との週次報告会を実施。お客様からの依頼事項に対応。

  • 16:00

    上記報告会での内容を整理。

  • 17:30

    退社。

西村 和真 NISHIMURA Kazuma

キャリア

  • 1年目

    NTTファシリティーズ関西事業本部 オペレーション&メンテナンス事業部に配属。行政や民間保有施設のファシリティマネジメント業務を担当。行政保有施設における20年間の整備計画の策定や、行政、民間保有施設の維持管理提案業務に携わる。

  • 5年目

    NTTファシリティーズ 首都圏事業本部 NTTサービス部に配属。NTTグループの保有する建物の管理業務に携わる。NTT特有の建物管理を勉強中。

  • 現在

西村 和真 NISHIMURA Kazuma
西村 和真 NISHIMURA Kazuma
学生時代に学んだことで仕事に役立ったことはありますか?

大学では外壁補修工法の長期的な合理化を研究していました。例えばコンクリートは劣化するとひび割れてしまうため、補修が不可欠になります。しかし補修箇所が日射や凍結によって再度ひび割れを起こすこともあるため、劣化しにくい工事方法の検討をする、という研究です。
この経験は、現在の仕事でもビル補修の優先順位を考える際に役立っています。例えば「この壁の劣化は別の部材の劣化につながるため、先に補修したほうがいい」という感じですね。NTTグループのビルは全国に7,000~8,000あるので、優先順位をつけて効率的に進められるようにしています。

技術本部で働いていて良かったことを教えてください。

バラエティに富んだいろいろな案件を経験するチャンスがあるということですね。技術本部で経験できる案件は規模の大小があるだけでなく、古い建物から新しい建物までさまざまです。また特殊な事故の例なども知ることができるので、幅広く、レアケースも学べるのが技術本部の魅力だと思います。

お気に入りの仕事道具を教えてください。

ブルートゥースのワイヤレスのイヤホンを愛用しています。以前は有線のタイプを使用していたのですが、線の長さが足りなくなったり、絡まってしまったりするため仕事に集中できないことがありました。無線にしてからはリラックスして仕事ができるようになりましたよ。

オフの日の過ごし方を教えてください。

最近は安い道具をそろえてキャンプに行くことが趣味です。またスポーツ全般が好きなので、学生時代から続けているバトミントンなどを楽しんでいます。

入社後に言われた言葉で、一番うれしかったものを教えてください。

入社して3年目のとき、営業部と一緒にお客様の施設の維持管理を提案しました。お客様からは設備管理、警備、清掃それぞれで別の会社を選定・提案することを求められていました。しかし私には「設備管理、警備、清掃を一括一社で行うほうが、管理の指揮命令が容易になりトラブルが少なくなる」という考えがありました。お客様にもそのことを提案したのですが、分離発注によるコストダウンを重視しておられたので却下されてしまいました。落ち込んでいたところを営業部の方に励まされ、協力会社への価格交渉、一括受注で削減できる仕様の検討などを行い、お客様の希望価格で実現できる旨を繰り返し提案したところ受注が決まりました。そのとき営業課長から「西村さんのおかげで受注できたよ」と言ってもらえてとても嬉しかったです。