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今枝 加奈 IMAEDA Kana 今枝 加奈 IMAEDA Kana

通信はこれからも、水害に負けない。

首都圏事業本部 エンジニアリング&コンストラクション事業本部
NTTエンジニアリング部 設備部門 第二設計担当

インタビュー当時の部署

今枝 加奈

2013年新卒入社
工学部 建築学科 卒

IMAEDA Kana

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津波や集中豪雨から通信インフラを守る「水防対策」 津波や集中豪雨から通信インフラを守る「水防対策」

津波や集中豪雨から
通信インフラを守る
「水防対策」

現在は東京で、空調衛生設備の設計や工事監理を担当しています。東京には2年前に配属されました。それまで勤務していた支店に比べると、社員数も増え、案件の規模もグンと大きくなりました。
現在はグループリーダーとして、NTTグループ会社の案件を担当しています。1年ほど前から、水防対策工事のプロジェクトに携わっています。水防対策とは、津波や集中豪雨などの水害の際、想定される氾濫水位に対して敷地や建物への浸水を防ぎ、通信の信頼性を確保する施策のことです。災害時、通信ネットワークが確保できていれば、減災のためにできることが大きく増えます。私たちの仕事は、そうした通信の基盤となる電源供給のインフラを守ること。設計方針の決定や協力会社への設計意図の伝達などを、上司と相談しながら行っています。
また水防対策は対策基準見直しのプロジェクトのため、問題が起きたときにどう対応するのか、決められていないことが多くあります。私の部署は水防工事の実績が多いことから、実績の中から仕様化できていない事項を取りまとめ、方針を決める作業も行っています。自分で考えて決められる範囲が多いので、とてもやりがいを感じています。

建築設備で環境問題に取り組む、NTTファシリティーズとの出会い。

建築設備で
環境問題に取り組む、
NTTファシリティーズ
との出会い。

大学時代は、工学部で建築を学びました。入学後の授業で「建築から環境問題に取り組むこと」に興味を持ち、省エネ住宅の設計や設備について学ぶ研究室に入りました。
2011年、大学2年生の終わりに東日本大震災が起きました。さまざまな報道を目にしては胸が押しつぶされそうになりましたが、インフラの大切さを実感し、建築設備のアプローチで力になりたいと感じたのもこのときでした。
就職活動では、建設業界を中心に、会社説明会やセミナーを回りました。実はNTTファシリティーズのことは知らなかったのですが、当時興味のあった会社が出展している合同説明会に参加したとき、たまたま話を聞いてみたら、自分の興味や関心と業務内容がぴったり合っていたんです。建築の設備から環境問題に取り組むという、まさに私が勉強していた分野に積極的に取り組んでいる企業だと知り、強く魅力を感じました。別の会社を目当てに参加した説明会で理想的な企業と出合えるなんて、今でも運が良かったと思います。

仕事の責任が増えるなか、「一級建築士」の資格が自信に。

仕事の責任が増えるなか、
「一級建築士」の
資格が自信に。

1年目に配属されたのは、「NTT横須賀研究開発センタ」でした。同所はNTTグループの研究開発拠点として、革新的なICTサービスの創造に取り組む総合研究施設。私は施設内設備の維持管理や更新工事の設計・監理などを、トレーナーの先輩に教えていただきました。1年目は目の前の業務を覚えるのに必死でしたね。
1年後、横浜の南関東支店に異動しました。NTTグループ会社の工事を中心に、通信用空調工事や模様替え工事などの設計・監理に携わりました。またイチから業務を覚えなくてはならず大変だったところに、一緒に担当していた先輩が異動になってしまったんです。ただ思い返してみると、「1人でしっかりやらなくてはいけない」という覚悟が固まり、責任感が芽生えたのもこのときでした。
一級建築士の試験を受けたのもこの頃です。会社が授業料をサポートしてくれる制度があるため、学校に通いながら勉強しました。学科試験は1回目で受かりましたが、設計製図の試験で挫折。でも先輩や上司に励まされて翌年挑戦し、無事に合格しました。名刺に「一級建築士」という文言が入ることで自覚も生まれますし、周囲からも信頼してもらえるようになったと思います。資格取得を支えてくれた会社には、とても感謝しています。

震災で感じた「役に立ちたい」という想いを胸に、次の目標を目指す。 震災で感じた「役に立ちたい」という想いを胸に、次の目標を目指す。

震災で感じた
「役に立ちたい」という
想いを胸に、
次の目標を目指す。

2018年7月、西日本で豪雨が起こり、NTTファシリティーズも対応、対策に取り組みました。あらためて通信インフラの重要性を実感したのと同時に、東日本大震災を目の当たりにして抱いた「自分も役に立ちたい」という想いを、実現できる仕事に就いていたことに気づきました。だからこそもっと勉強して、水防対策のシステムを確立させたいと思っています。
プライベートな話になりますが、今年の春に結婚しました。中央エリアでは、多くの先輩が産休・育休を経て職場復帰しています。周りに女性社員が多いのも働きやすい理由の1つです。働くスタイルは人それぞれ違いますが、この会社は何かあれば面談などできちんと話を聞いてくれます。そして、きちんと問題を解決しようと動いてくれるんです。ワークライフバランスを追求できる社風にも感謝しながら、これからも目標に向かって走り続けたいです。

1日のスケジュール

  • 09:00

    朝会。部門全体と担当内で、周知事項の確認を行う。

  • 09:30

    メールチェック、検討資料・設計図・積算書の作成など。

  • 12:00

    昼休み。

  • 13:00

    現場調査、行政協議、他部門関係者との打合せなど。

  • 17:30~
    20:00

    退勤。

今枝 加奈 IMAEDA Kana

キャリア

  • 1年目

    「NTT横須賀研究開発センタ」に配属。施設内設備の維持管理や更新工事の設計・監理を担当。

  • 2年目

    南関東支店へ異動。通信用空調工事や模様替え工事などの設計・監理に携わる。

  • 4年目

    東京へ異動し、NTTエンジニアリング部設備部門へ配属。NTTグループ会社の業務を担当。

  • 現在
今枝 加奈 IMAEDA Kana
今枝 加奈 IMAEDA Kana
学生時代に学んだことで仕事に役立ったことはありますか?

建築の基礎的な知識は役立っていると思います。また知識だけでなく、就活前に感じていた「建築設備で社会に貢献したい」という想いは、大学で学びながら育んだものです。この想いが自分を支えたりステップアップしたりする原動力になっているので、これからも大切にしたいです。

関東・甲信越で働いていて良かったことを教えてください。

私は神奈川県出身なので、地元に近い場所で働けるのは嬉しいです。これまで横須賀、横浜、東京と、首都圏内での異動を経験しました。新潟や長野、山梨なども中央エリアの管轄ですが、新幹線を使って1日で往復できる距離なので安心ですね。利便性が高いこと、食べ物やお店などの選択肢が広いことも魅力です。

お気に入りの仕事道具を教えてください。

フリクションペンです。ボールペンはもちろん、蛍光ペンやマーカーも愛用しています。建物設備の図面を見ながら「こうしてみたらどうだろう」と書き込んで考えるので、書いたり消したりできるのは便利ですね。

オフの日の過ごし方を教えてください。

平日に手が回らない家事をまとめてやったり、ちょっと手間のかかるご飯を作ってみたりします。学生時代の友達や会社の同期、先輩ともよく遊びに行きますね。BBQをやったり、スノーボードや温泉に行ったりもします。
一級建築士の試験を受けるときには、日曜日に学校に通っていました。でも土曜日は遊ぶようにしていましたね。オフとオンを区別して、リフレッシュすることが良い仕事につながると思います。

入社後に言われた言葉で、一番うれしかったものを教えてください。

課長の「責任はすべて私が負うので、皆さんは安心してチャレンジしてください」という言葉です。カッコいいけれど、なかなか言えることではないですよね。この言葉に応えられるように、私も失敗を恐れずに、新しいことにチャレンジしていきたいです。