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九州支店 ファシリティ事業部 エンジニアリング&コンストラクション部建築設計担当
インタビュー当時の部署
2016年新卒入社産業理工学部 建築デザイン学科 卒
両親が建築に関わる仕事をしていた影響で、子どものころから建築の仕事に興味があり、大学では都市計画を学びました。建築はその建物のことだけを考えればよいのではなく、時代や社会、周辺の環境などを踏まえて設計する必要があります。環境を無視してデザインだけにこだわった設計をすると、街並みに合わない建物になってしまうこともあります。まずは俯瞰的な視点で森を見て、そこから林や木についても理解していきたいと思ったのが、都市計画を学んだ理由でした。就職先としてNTTファシリティーズを選んだのは、「通信を守る」という使命に魅力を感じたからです。学生のころから、自分の取りえは責任感の強さだと感じており、就職してからも責任を持って取り組める仕事がしたいと思っていたため、この会社は自分にぴったりだと考えました。
NTTファシリティーズの社員は、台風や地震などの災害が発生したとき、通信を守る責任を果たさなければなりません。私も1年目のとき、熊本地震の建物復旧工事を経験しました。災害により建物が壊れ、施設内に水が入ってしまうと、通信サーバーなどの機械が故障する原因になってしまいます。復旧工事を行うときは、まず通信施設を点検し、壁にひび割れができていないか、破損した壁が落ちていないかといった点を丁寧に確認します。実際に漏水が起きているときは、どこから水が伝ってきているのかを調べることになります。水は必ず上から下に落ちるわけではなく、風が吹けばいろいろな方向に動くため、漏水の原因を突き止める作業はとても苦労しました。また壁を修繕しても、雨の量や水圧によっては再び漏水が起きてしまうため、現場では慎重な確認が必要でした。復旧工事は苦労も多かったですが、災害対応の難しさや使命感の大きさをあらためて実感する機会になりました。
その後も工場の新築工事や通信施設の改修工事を経験し、現在は賃貸オフィスビルの新築工事に携わっています。これは技術革新や設備の小型化、老朽化により役目を終えたNTTの局舎を解体し、賃貸オフィスビルとして生まれ変わらせることで、土地の持つポテンシャルを最大限に引き出し、利益を上げていこうという試みです。この案件は、私にとってもお客様にとっても新しいチャレンジでした。賃貸ビルの設計は、借主となる方が決まっていない段階で、内部を想定しながら作業を進めていかなければなりません。お客様の予算と要望に合わせて設計を進めるため、打ち合わせを重ねながら試行錯誤しました。またオフィスビルということで周辺環境にも配慮する必要がありました。地域に合った建物にするためには、光の当たり方や、周りの建物とのバランスにも気を配る必要があります。ここでは大学で学んだ都市計画の、「まず全体を把握する」という考え方を活かすことができました。
NTTファシリティーズの九州エリアを選んだ理由には、地元である九州で働きたいという想いもありました。大学時代の研究で他の県へ行くこともあったのですが、人の数や交通機関などを見て、九州はちょうどいい土地だと思っていました。九州の魅力は、なんと言っても食べ物がおいしいところです。九州はどの県も海に面しているので、どこにいても新鮮な海産物を食べることができます。もちろん山も多くあるので、旬の山菜も食べられます。いつでも旬の料理で季節を感じられることは、九州の大きな魅力だと思います。また街と自然のバランスが取れているのも、九州の良いところです。あちこちで温泉が湧いているので、休日に少し足を伸ばせば、心も体もリフレッシュできます。NTTファシリティーズの九州エリアは、仕事とプライベートをどちらも充実させ、ワークライフバランスを実現しやすいと思います。
朝会。社内でラジオ体操。
社内会議。お互いの業務進捗について確認。
安全への取り組み(2週間に1回)。社内で起きた事故などに対する勉強会。
昼休み。ビルで販売されているお弁当を購入。日替わりで飽きず、野菜もしっかりとれる。
お客様との商談。工事の内容や要望の確認を行い、必ず議事録を作成。
打ち合わせで確認した内容をもとに、図面・提案資料の作成。
退勤。帰りはカフェに寄り、資格取得に向けた勉強をしてから帰宅。
九州支店の建築設計担当に配属。工場の新築工事に携わる。熊本地震の建物復旧工事も経験。
通信用建物の改修工事を担当。
10階建ての賃貸オフィスビルの新築工事を担当。
大学で研究していた都市計画の知識は、仕事でも役立っています。「周辺環境を知らなければ設計はできない」という学びが、現在の仕事にも活かせていると思います。
地下鉄、新幹線、バスなどの交通機関が充実していて、外出が便利なことです。普段からバスを利用することが多いのですが、運行本数が多いため待ち時間も少なく、座れることも多いので、余裕を持って移動することができます。
3つのスケジュール帳を使い分けています。パソコンで管理している社内の共有スケジュール、デスクに置いているカレンダー、持ち歩き用の手帳のカレンダーの3つです。どこで予定が決まったときも漏らさずに記録し、1つに書きこんだら他の2つも更新するようにしています。自分がどこで何をしたらいいのか、1つのタスクにどれだけ時間をかけられるのかを、常に把握するように心掛けています。
野球の観戦に出かけたり、資格の勉強をしたりして過ごしています。また社内のサッカーサークルにも所属しているので、日曜日の午前中は練習にも参加しています。
工場の新築工事に携わったとき、お客様にかけていただいた「次もよろしくね」という言葉です。完成した建物を見ていただくまではご納得いただけるか不安だったのですが、喜んでいただけてほっとしたのを覚えています。