NTTファシリティーズ 新卒採用サイト NTTファシリティーズ 新卒採用サイト

  
木田 智之 KIDA Tomoyuki 木田 智之 KIDA Tomoyuki

現場を見て、現場に学ぶ。

東北支店 ファシリティ事業部 エンジニアリング&コンストラクション部
建築部門 工事監理担当

インタビュー当時の部署

木田 智之

2014年新卒入社
建築学科 卒

KIDA Tomoyuki

HOME 人を知る 木田 智之
scroll
お客様の要望を理解し、お客様の立場で考える。

お客様の要望を理解し、
お客様の立場で考える。

安全で高品質な建物をつくるための、工事監理の業務に取り組んでいます。具体的には、設計書通りに工事が進んでいるかをチェックし、必要に応じて施工会社の方へ指示を出す仕事です。現在は主に、銀行など民間のお客様の建物の新築工事を担当しています。
仕事で常に意識しているのが、「お客様が本当に求めているものは何か」を考えることです。数年前、岩手での建設工事を担当しました。施工を冬場に行う必要があったため、お客様から「安全性が確認できる資料を用意してほしい」と依頼を受けました。そこで岩手よりさらに寒い地域の工事例をまとめた資料を持っていったところ、「求めているのはこれじゃない」と資料を返されてしまいました。お客様は上司に納得してもらうための説得材料として、他の地域ではなく、この地域での工事の事例を知りたがっていたのです。このとき、自分の視点から工事を捉えてしまい、お客様が何を求めているのかを事前に確認できていなかったことに気付きました。
物事を自分の物差しだけで捉えず、多角的な視点で考えること。相手が本当に求めているものを理解するため、自分から積極的にコミュニケーションを取ること。これらを普段の仕事でも念頭に置くようにしています。

インフラを守る大切さと、難しさを知った学生時代。

インフラを守る大切さと、
難しさを知った学生時代。

建築の仕事に憧れたのは、小学生のときに実家を新築したことがきっかけでした。学校の帰り道、よく建築現場に立ち寄って、職人さんと他愛もない会話をしていましたね。少しずつ建築への興味が湧いてきて、自分もやってみたいと思うようになりました。
高専では建築学科を選びました。高専を卒業する1年前に、東日本大震災が発生。電気やガスが使えなくなり、インフラの重要性を痛感しました。自分が学んでいる建築の知識を、インフラの維持に役立てたいと思ったのもこのときでした。父が通信の仕事をしており、通信にも建築の力が必要だと教えられたことも、今の仕事を選ぶきっかけになりました。
父からは、インフラの仕事の大変な面についても話を聞いていました。人々が安全に暮らすための土台を守るには、いざとなれば危険な場所にも向かう覚悟も必要です。楽な仕事ではありませんが、地域の生活を支える仕事にやりがいを持って取り組む父の姿に、憧れを感じました。

「机上の計算」ではいけない。疑問を感じ、現場へ足を運ぶ。 「机上の計算」ではいけない。疑問を感じ、現場へ足を運ぶ。

「机上の計算」
ではいけない。
疑問を感じ、
現場へ足を運ぶ。

初任地は宮城県で、NTTビルの工事のコスト設計業務を担当しました。工事の内容を踏まえて、適切な予算や工法を設計するのが主な仕事です。7月からは業務と並行して資格学校に通い、半年ほど建築積算士の資格取得のための勉強に励みました。
1年目の頃は経験が浅く、建築の知識も足りません。現場の実情を深く知らずに設計していたので、「このまま机上の計算をしていて良いのだろうか」とモヤモヤした想いを抱えていました。
それではいけないと思い、2年目頃からは現場に足を運んで、実際の様子を確かめるようにしました。すると自分のイメージとは違う部分がたくさんあることが分かりました。自分では2、3人で大丈夫だと思っていた作業に5、6人の人員が配置されていたり、検討していた工法が現場では作業効率が悪かったり。現場に足を運んだことで、設計の際に注意しなければならないことが分かってきました。それからは現場の方に確認することで、スムーズに業務を進められるようになりました。現場を見ることは、机の上で考えることよりはるかに効果的だと感じています。

工事に関わった全員が、「やってよかった」と思える現場をつくりたい。

工事に関わった全員が、
「やってよかった」と
思える現場をつくりたい。

岩手支店へ異動し、工事監理業務の担当になってからは、現場に立ち会う機会がさらに増えました。工事は設計書に沿って進めていくのが基本ですが、実際に施工が進んでいくと、どうしても計画通りに行かない場面が出てきます。そんなときは社内外の関係者と打ち合わせをしながら、対応を考えなければなりません。大切なのは、全員と気持ち良くコミュニケーションが取れる関係をつくること。「良い建物を造りたい」という想いは同じなので、皆が「この現場をやってよかった」と思えるように、自分が率先して、明るく、元気よくコミュニケーションを取ることを心掛けています。
現在の目標は、さらに工事監理の経験を積み、NTT通信ビルの工事を完璧にこなせるようになること。「明るく、楽しく、元気よく!」をモットーに、これからも東北の暮らしの安心に貢献していきたいです。

1日のスケジュール

  • 09:00

    朝会。一言スピーチでは笑ってもらえるネタを心掛けています。

  • 09:30

    担当内で打ち合わせ。抱えている課題を全員で共有します。

  • 12:00

    昼休憩。いろいろなお店を食べ歩いてます。

  • 13:00

    施工会社との打ち合わせ。工程の確認や施工方法の相談をします。

  • 16:00

    提案書を作成。

  • 17:30

    退勤。定食屋さんを転々としています。

木田 智之 KIDA Tomoyuki

キャリア

  • 1年目

    宮城県に配属。NTTビルの工事のコスト設計業務を担当。

  • 2年目

    NTTビルに加え、公共施設のコスト設計業務も担当。

  • 4年目

    岩手支店に配属。初の一人暮らし。民間の新築工事の工事監理業務を担当。

  • 現在
木田 智之 KIDA Tomoyuki
木田 智之 KIDA Tomoyuki
学生時代に学んだことで仕事に役立ったことはありますか?

研究室の活動、部活動、アルバイトなど、どんなときもチームワークよく活動できるように、周りの意見を聞くことを心掛けていました。入社してからもチームで一緒に仕事をしているので、このときの経験は役に立っていると思います。

東北で働いていて良かったことを教えてください。

自分の育った場所に貢献できることです。見慣れた場所でも、仕事で関わるとまた違った発見がありますね。また現在住んでいる岩手県は自然が豊かで、私も海と山の双方の恵みを満喫しています。三陸の魚介類、ブランド牛、地ビールやワインなど、美味しいものがたくさんあります。

お気に入りの仕事道具を教えてください。

事務の社員の方が買ってくれた青い安全靴です。それまで使っていた安全靴が壊れてしまったとき、その方が「木田さんは青が良い」と言って、購入の手続きをしてくださいました。新幹線に乗るときは目立って少し恥ずかしいですが、今も大切に使っています。

オフの日の過ごし方を教えてください。

ちょうど資格の勉強が落ち着いたので、部屋のDIYに時間を充てたいと思っています。今チャレンジしたいのが「壁面収納」ですね。社宅に住んでいて壁に穴を開けられないので、突っ張り棒を何本か設置して、貼り付けた板にいろいろ吊り下げられるようにしたいと思っています。

入社後に言われた言葉で、一番うれしかったものを教えてください。

民間の新築工事を行ったとき、お客様に言っていただいた「きれいな建物ができてよかった」という言葉です。小さい頃から建築工事に関わることが夢だったので、更地だった場所に建物ができ、人が使い始めるまで関われたことにとても達成感がありました。