東海の事故を
ゼロに。

東海支店 ファシリティ事業部
エンジニアリング&コンストラクション部
第一設計担当

※インタビュー当時の部署

間瀬 幸奈

MASE Yukina

2015年新卒入社 東海エリア採用
情報工学科 卒

新しい分野に挑戦したい。
知識ゼロからの挑戦。

就職活動では「新しい分野に挑戦できること」を条件に会社を選びました。高専ではプログラミングを学んでいたので、エネルギーや建築の分野は未知の領域。自分が触れたことのないことにチャレンジできるという期待がありました。
入社後は、必要な知識がゼロの状態からのスタートでした。まずは東京で2カ月、愛知で1カ月の研修を受け、配属先でもOJTの指導を受けました。初めて保守の現場に赴いたときは、何千ボルトもの電気が流れている通信用電源装置を前に緊張したのを覚えています。そんな初心者の私に、現場の先輩たちは丁寧に仕事を教えてくれました。専門用語は図式などを用いて説明してくれますし、クイズをしながら何度も理解度を確認してくれます。おかげでさまざまな経験を積んで、着実に知識が身に付いていく実感がありました。

落雷で通信用電源装置が故障。
先輩社員の対応に感激する。

保守・維持管理を行う部署に配属されて、数カ月目のことです。通信ビルの鉄塔に落雷があり、通信用電源装置が故障してしまうトラブルがありました。監視担当者から連絡を受け、私も5名の先輩社員と一緒に現場へ向かいました。
現場に到着して、びっくりしたことがあります。打ち合わせをしていないのに、先輩たちがすぐに分担して装置を調べ始めたことです。調査の結果、一時的な措置はすぐに完了し、無事に故障対応を行うことができました。
私は先輩たちが即座に対応できた理由が分からず、あとで質問しました。すると理由は簡単なことでした。先輩たちは通信ビルの装置を熟知していただけでなく、トラブル発生時に何を確認すべきかを全員が理解していたため、到着後すぐに対応を始めることができたのです。「通信を守る」という使命を全うするには、緊急時の原因究明や故障対応の方法を把握しておかなければならないのは当然のこと。そんな当たり前のことを先輩たちの姿から改めて実感し、自分も早く成長したいと感じた出来事でした。

絶対に仕事を遅らせない。
タスク管理とコミュニケーションに
工夫を凝らす。

2年目で異動し、現在は設備設計を担当しています。より良い成果物をつくり、お客様の要望に応えるためには、何よりもミスをしないことが大切。焦らず余裕を持って作業に取り組めるように、早め早めで仕事を進めることを意識しています。
お手本にしているのが、同じ部署にいる仕事の早い先輩です。この先輩は、定められた納期に対し、いつも前倒しで作業を終わらせています。私も見習って、作業を効率的に進めるように努めています。進捗状況をこまめにチェックすることはもちろん、直近のタスクは付箋でモレのないように管理しています。
設備設計の部署は、お客様への提案が多いのも特徴です。話し合いがスムーズに進むように、選択肢を提案して選んでもらうようにするなど、コミュニケーションの取り方を工夫しています。
そんな努力の甲斐もあって、私は17時30分の定時退社をすることがほとんどです。残業をしていると「忙しいの?」と心配されてしまうほど。私の働き方が、周りの人も仕事を見つめ直すきっかけになればと思っています。

無事故6000日の秘訣は、
双方向型の
コミュニケーション。

現在の目標は、エンジンや受電設備などの大規模案件の設計に携わること。設計に必要な法令の知識も身に付け、一人で案件を担当できるようになりたいと思っています。
また将来的には、東海全体の保守を統括する部署に異動し、愛知、岐阜、三重、静岡の4県の優れた点を共有したいと思っています。私が1年目に所属していた三重支店は、「無事故6000日」の記録を持つ、安全意識の高い支店でした。これだけの記録を達成できた要因の1つは、上司と部下がお互いに気になった点を指摘し合える関係性にあると思います。上司や先輩が部下の間違いを指摘するのはもちろん、部下も上司の指示に疑問があれば確認し、互いに改善することができました。先輩に気を遣い過ぎたり、ギスギスした雰囲気になったりすることなく、「ここはこうしたほうががいいのでは?」と気軽に言い合える関係性ができていました。そんなチームの一員であることが誇らしくもありました。
他にも点検やその他の業務の実施方法など、それぞれの支店が無事故の継続に役立つノウハウを持っているはずです。こうした各支店の良いところを共有し、お互いに足りない部分を補い合うことができれば、より高い水準のサービスを提供できると考えています。全体を俯瞰して見て最善策を考えられる、そんな仕事にも挑戦したいです。

1日のスケジュール

09:00
朝礼。全員が当日の仕事を報告する。
09:10
設備設計業務。設備の検討、図面作成など。
11:00
お客様から電話で設計内容のヒアリング。
12:00
昼休み。食堂でご飯。
13:00
設備設計業務。設備の検討、図面作成など。
17:30
終業。

キャリア

1年目
東京、愛知での研修後、三重支店で保守・点検業務を担当。
2年目
ファシリティ事業部に配属。設備設計を担当。
現在

学生時代に学んだことで仕事に役立ったことはありますか?

学生時代とは違う分野の仕事を選んだため、学んだことが仕事に直結することはありません。ただプログラミングを学んでいたため、パソコンの設定やExcelの作業は得意です。上の世代の方がパソコンで分からないことがあれば、手助けをすることもあります。

東海で働いていて良かったことを教えてください。

ご飯がおいしいことです! 仕事中の移動は基本的に車なので、出かけるときは東海のグルメを満喫しています。三重支店にいたころは尾鷲市の魚がイチオシでした。熊野市は道沿いのみかんの木が実を付けていたりして、のどかな風景を楽しみました。

お気に入りの仕事道具を教えてください。

フリクションボールペンです。設計にはパソコンを使いますが、イメージをまとめるときは手書きです。思いついたアイデアを書いては消し、書いては消しを繰り返すので、消しカスのでないフリクションボールペンは重宝しています。

オフの日の過ごし方を教えてください。

好きなアーティストのライブに遠征することが多いです。あとは料理の得意な先輩の家でパーティーをしたり、ナガシマスパーランドの肉フェスに行ったり、職場の人たちと過ごすこともあります。

入社後に言われた言葉で、一番うれしかったものを教えてください。

尊敬している先輩から「間瀬さんは仕事が早い」と言われたことです。できるだけ早く作業を進めるように自分でも意識していたので、憧れの人から認めてもらえてとてもうれしかったです。