古代ギリシアから、
建築の最前線へ。

NTTファシリティーズ九州
福岡・北九州事業部
オペレーション&メンテナンス担当

※インタビュー当時の部署

中原 桃子

NAKAHARA Momoko

2015年新卒入社
建築学 専攻

古代ギリシアから続く
リノベーションに興味を持ち、
建築の最前線へ。

高専で建築学を専攻し、古代ギリシアの神殿の復元について学びました。研究室の教授は、世界遺産でもあるアクロポリスの神殿を復元する研究をしていました。古代ギリシアの建築技術はとても進んでいたのですが、戦争に負けたり、宗教的な争いがあったりして、神殿の用途がどんどん変えられていきました。今でいう「リノベーション」と同じことが、当時から行われていたのです。この研究がとても面白かったこともあり、建物を長期的に管理することで新しい価値を見出していく、ファシリティマネジメントの仕事に興味を持つようになりました。
就職活動では、自分のやりたい仕事ができること、結婚・出産を経ても長く続けられることを基準に会社を探しました。入社後に配属された部署では、通信施設の改修工事の設計や監理に携わりました。現場には私よりも経験豊富な方が多くいらっしゃるので、初めは指示の出し方に悩みました。経験を重ねることで、少しずつ「相手が何を知りたいのか」が分かるようになり、協力して仕事が進められるようになりました。

を基準に、
どんな設計がふさわしいか
を考える。

4年目で福岡・北九州事業部へ異動になり、NTTグループ会社に留まらず、幅広いお客様の案件を担当するようになりました。現在もNTTの施設をテナントとして利用したいというお客様と、直接やり取りをしています。通信施設を主に担当していた頃との違いは、「人」を基準に考えることが増えたこと。「ここは人が通るから段差があると危ない」「ここは人がいる部屋だからカーペットをもっと明るくしたい」といったように、利用者の視点を意識して設計することを心掛けています。
お客様とのコミュニケーションの取り方にも、より注意を払うようになりました。現在の部署は営業に近い部分もあり、私たちがお客様の窓口となって、打ち合わせや調整をしています。自分が理解していないことをお客様に伝えることはできないので、周りの先輩にも教えていただきながら、建築の専門家としての意見をきちんと伝えるようにしています。

よく頑張ってるね!
温かい人柄が九州の魅力。

九州は人がとても温かい土地です。撤去工事を行う際、ごあいさつのために近隣住民の方の家を回ることがあります。工事でご迷惑をおかけすることのお詫びと、万が一影響があったときに分かるように、工事前の家の状態を調査させていただきます。迷惑がられてしまっても仕方ないと思っているのですが、住民の方は「大変ですね」と労ってくださったり、お茶を出してくださったりするそうです。工事担当者からは、みかんをいただいたこともあると聞きました。住民の方々が優しくて、私が現場にいるときも「よく頑張っているね」と声をかけてくれました。みなさん本当に人が良いと思います。
食べ物がおいしい、都会と自然のバランスが良いなど九州にはたくさんの魅力がありますが、住人の皆さんの温かい人柄が一番の魅力だと思います。

通信局舎を活かして、
九州をもっと輝かせたい。

NTTファシリティーズグループは、幅広い領域で高い技術力を培ってきた会社です。経験を重ねることで、いろいろなことにチャレンジできる土台があります。私の将来の目標は、自分が仕事で学んできたことを、地域の活性化に役立てること。私が育った地元にもNTTの局舎があったのですが、窓のない無機質な建物で、以前はあまり良い印象を持っていませんでした。でも通信局舎は、駅の近くにあったり、広大な駐車場が備わっていたりと、環境条件がとても優れています。また通信設備を置くために天井が高かったり、窓がなかったりと、内部もユニークな構造になっています。こうした特色をうまく活かして、使われなくなった通信局舎をフルリノベーションし、「暗闇レストラン」や「屋内アスレチック」などのアミューズメント性のある観光施設をつくってみたいと考えています。こうした案件は社内にも事例がないため、目標の実現を目指して、現在も勉強を続けているところです。

1日のスケジュール

09:00
朝礼。
全体ミーティングで各担当の行動予定を共有。
09:15
打ち合わせ。お客様や先輩社員と、今後の方針を調整。
12:00
昼休み。昼食は案件の担当者同士でとることが多い。
13:00
外出。現場調査、お客様との訪問会議など。
16:30
帰社。仕事のまとめと、明日の仕事の確認。
19:30
退勤。以後は自己研鑽の時間に当てるほか、同僚と食事を楽しむことも。

キャリア

1年目
研修後、NTT関係の業務をメインに改修工事などの設計・監理を行う。
4年目
福岡・北九州事業部へ異動。福岡、佐賀県内のNTTビルの保守業務をはじめ、模様替え工事など幅広く設計・監理を行う。
現在

学生時代に学んだことで仕事に役立ったことはありますか?

建築に関する基礎的な勉強は仕事にも活きていると思います。またギリシアで神殿の復元に携わったことで、集団で一つのことを成し遂げる面白さを学びました。長期間のギリシア滞在を経て、自分自身もタフになったと思います。

九州で働いていて良かったことを教えてください。

NTTグループでは、人があまり住んでいない山奥や離島にも、電波を飛ばすための無人局舎をつくっています。とくに九州は離島が多く、点検のため出張に行くことも多くあります。こうした経験ができるのは、九州ならではの魅力だと思います。

お気に入りの仕事道具を教えてください。

よく調査に持っていくのが「打診棒」です。表面には見えないタイルや外装材の浮きや剥離を探す道具で、棒を壁にぶつけると浮きなどがある場所は音が変わります。別の目的の調査のときも、余裕があれば浮きなどがないかを確認するようにしています。

オフの日の過ごし方を教えてください。

他の会社で働いている友人と食事に行くことが多いです。建設会社で働いている友人と話をすると、仕事の現場ではなかなか分からない、工事を行う側の想いを知ることができます。また業種の異なる友人と話をすると、外側から見た建築業のイメージが分かります。こうした刺激が、仕事で抱えている課題の解決につながることもあります。

入社後に言われた言葉で、一番うれしかったものを教えてください。

入社3年目のころ、資格の勉強と仕事の両立に悩んだことがあります。そのとき先輩から、「中原さんなら絶対にできるから、安心して頑張って」と背中を押してもらいました。悩んだときに応援してくださる先輩に出会えたことがとてもうれしかったです。