九州支店 営業部
※インタビュー当時の部署
MATSUTANI Yuki
2013年新卒入社 九州エリア採用
情報電子工学科 卒
九州は台風などの災害が多いエリアです。入社4年目で現場を統括する業務を担当していたとき、熊本地震が起こりました。各地の通信局舎には蓄電池や発電機などの非常用電源が設置されており、停電が起きてもしばらくは通信を維持できるようになっています。しかし停電が長く続いたときは、現場の担当者が給電を行う必要があります。私が所属していた統括部署では、被害状況の把握や現場への指示出しを行うため、すぐに災害対策室を立ち上げました。
地震の直後は、どの道が通れるか分からず、社員が現場へ向かえないこともあります。一刻も早く情報をつかむため、テレビ局へも電話をかけました。テレビ局は取材のために、現場へいち早く向かっていると予測したのです。その結果、報道デスクから「この道は通れました」という情報が得られ、現場の担当者に伝えることができました。自分たちの手で地域のインフラを支えているという責任を、強く感じられた出来事でした。
学生時代はプログラミングに興味があったため、高専の情報電子工学科へ進みました。NTTファシリティーズへの入社は、学生時代とは異なる分野への挑戦でした。
学生時代に東日本大震災が起きたこともあり、インフラを支える仕事には興味を持っていたのですが、NTTファシリティーズを知ったのは学校の企業説明会で話を聞いたときでした。OBの先輩から仕事について教えていただき、普段当たり前に使っている通信を維持するための、電力供給を守っていることを知りました。「縁の下の力持ち」としてインフラの根幹を守っていることを知り、やりがいのある仕事だと感じました。また先輩が就職活動の相談に乗ってくださり、後輩の成長を支える社風を実感できたことも、この会社で働きたいと考える理由になりました。
入社後は熊本支店に配属され、保守・維持管理の業務に携わりました。熊本県内のNTT通信局舎にある、電力設備や空調設備の保守が主な業務です。熊本県だけで230もの局舎があるため、ベテランの先輩社員に仕事を教えていただきながら、毎日いろいろな施設を回りました。
3年目で福岡へ異動になり、現場を統括する部署へ配属になりました。九州全体の保守業務に関する情報が集まるため、「司令塔」として各所へ多くの連絡をこなさなければなりません。とくに災害やトラブルが起きたときの対応は大変でしたが、熊本支店で保守業務を経験し、現場に何が必要かを理解できていたことが役に立ちました。
現在は営業として、NTTグループ会社との契約に関する、受注処理や窓口対応を行っています。建設工事や保守・維持管理業務など、建設や工事なども含む、幅広い案件を担当しています。営業が仕事を止めるとプロジェクト全体に支障が出てしまうため、連絡にはできるだけ早く返事をすること、分からないことは放置せずすぐに調べることを心掛けています。
NTTファシリティーズの仕事では、1つの部署で学んだことが、他の部署の仕事にも活きることが多くあります。
将来は現場の統括業務に戻りたいと思っていますが、営業としてお客様と現場の間に立ち、主体的にチームを引っ張っていく経験は、今後の仕事にも必ず活きると思っています。これからも視野を狭めず、さまざまな分野の仕事にチャレンジしていきたいです。
就職先を選ぶときの基準の1つに、「地元で働ける会社」という条件もありました。九州はどこも暮らしやすいですが、中でも福岡はとても住みやすい街です。市内から自動車で30分ほどの場所に海や山があり、都会と自然のバランスがとても良いです。また博多から地下鉄で5分の場所に福岡空港があるので、出張に行くときも便利です。仕事でも遊びでも、とにかく利便性が高く、子どもを育てる環境としても、とてもおすすめの土地だと思います。
学生時代はプログラミングを学んでおり、NTTファシリティーズへの入社は専門外の分野への挑戦でした。とはいえ高専で電気・電子回路などの電気分野も広く浅く勉強していたので、電気主任技術者やエネルギー管理士の資格取得の際などは役に立ちました。
子どもを連れて遊びに行ける場所がたくさんあることです。おすすめは糸島市の「白糸の滝」。自宅から自動車で1時間かからない場所にあるのですが、自然豊かで、流しそうめんやヤマメ釣りなどもできるので、いつも子ども連れで賑わっています。
ページが上段と下段が分かれているタイプの手帳です。上半分が週間スケジュールを書く部分、下半分がメモを書く部分になっていて、予定やタスクをまとめるのに便利です。今使っている手帳は後半のページもメモ帳になっていて、一冊に予定やメモをまとめられるのも使いやすいポイントです。
300円で博多から新幹線に乗れる、博多南線という路線があります。乗車時間は10分くらいなのですが、キャラクターをデザインした新幹線に乗れることもあり、息子を連れてよく出かけています。息子の影響で、新幹線の種類にとても詳しくなりました(笑)。
統括業務に就いて3年目のころ、「困ったときは松谷さんに聞いてみると良い」「松谷さんに任せれば大丈夫」といった言葉をかけてもらえたことです。分からないことをきちんと調べ、周囲から信頼してもらえるように努力していたので、周りから頼りにしてもらえたことがうれしかったです。