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お土産選びや渡し方はコミュニケーションがヒントに!

2018年8月15日

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 お盆や正月などの休暇シーズンは、お土産を用意する機会が多くなる時期でもあります。その中で、皆に喜んでもらいたいけど、お土産をどのように選べばいいのか、頭を悩ませていることも多いのではないでしょうか。そこで今回は、そんなときに参考にしたい、お土産の選び方や渡し方のちょっとしたコツを紹介します。

お土産選びで意識したいこと

 旅行や帰省の際、お土産を購入する目的は人それぞれでしょう。「感謝の気持ちから」「礼儀として」「旅行の思い出を共有したい」など、さまざまな理由があると思います。しかし、お土産を渡した人に喜んでもらいたいという気持ちは、誰しも同じなのではないでしょうか。

 お土産を渡した人が喜ぶかどうかは、もらった物が好みに合っていたのか、心にひびくものだったのかが重要です。でも、それ以上に重要なことがあります。それは、「渡した人の気持ちが伝わったかどうか」ということ。

 心をこめたお土産を渡し、その気持ちごと受け取る。そうしたお土産を通じたコミュニケーションが生まれれば、渡した相手との距離も自然と近くなり、仕事もやりやすくなるはずです。そのためには、お土産を「予算」「味」「見た目」などから選ぶだけではなく、「コミュニケーション」が生まれるのかどうか、といったところも注意するべきでしょう。

そのお土産にストーリーはあるのか

 コミュニケーションを生むためには、お土産が持つストーリーに注目をするべきです。味などの品質もさることながら、お土産に関してつい語りたくなる、聞きたくなる話があれば、会話もはずむことでしょう。

 お土産自体が持つストーリーとしては、「この場所でしか、この期間しか買えない」という限定モノ、「その起源は平安時代にまでさかのぼる…」という歴史モノ、「かの文豪が愛した…」という著名人モノ、「とある村の人たちが総出で丹精込めて作った…」という作り手モノなどがあります。

 「ユニークさ」というものも武器になります。思わず笑ってしまうような名前、あるいは不思議なカタチを前にすれば、何故そうなってしまったのか、ストーリーを気にしてしまうのが人の性です。

 渡す相手との間でホットな「キーワード」がある場合には、それを利用しない手はありません。例えば、クラウドサービスへの移行を控えている同僚には、雲をかたどったお菓子を選んで「先に自分たちで導入してしまおう」と、ちょっと強引かもしれませんがストーリーを展開するのです。

 そのほかに、自分自身のストーリーをお土産に重ねるという手もあります。これは、自分が食べて納得した味を皆に共有したり、観光で訪れ感銘を受けた場所を模したお菓子を選んだりするなど、お土産を会話の切り口とする方法です。

 お土産にまつわる情報が多ければ多いほど、人は興味を持ちやすくなるはずです。

「あいさつ」するようにお土産も考える

 いきなり、お土産にコミュニケーションといわれても…、と思う人もいるかもしれません。何も難しく考える必要はなく、お土産は「あいさつ」をするように選べばいいのです。

 あいさつをするときは、それがお客様なのか、あるいは親しい友人に対してなのか、相手によってやり方を考えます。これはお土産も一緒で、まず相手について考えることからはじめます。相手の好き嫌いや興味関心が分かれば、的を外さないお土産選びができるようになります。

 こうしたちょっとした気づかいは嬉しいものです。また、選択肢があることで受け取る側の楽しみが増えますし、会話の糸口にもなるのではないでしょうか。

演出までしっかりと考える

 お土産の渡し方も非常に重要です。そう考えると、自分が買ってきたお土産配りを人にお願いするのは、もったいないことかもしれません。自分で配った方が会話の機会に恵まれるでしょうし、受け取る方も感謝の気持ちが芽生えやすくなるのではないでしょうか。

 さらに、お土産配りをはじめとした手間が苦にならないのであれば、セオリーにしばられない演出も可能になります。

 お土産には、取り分ける手間が掛からないもの、個別に包装されたものを選ぶというセオリーがあります。これは、配る人の面倒を考えたものですので、自分がそれを引き受けてしまえば気にする必要がありません。例えば会社のコーヒーブレークの時に、カットしたケーキやフルーツ、大袋に入ったお菓子などを振る舞えば、それを囲んで社内の雰囲気をなごませることができます。

 このように、渡す手間や準備の手間を惜しまなければ、その分だけお土産の選択肢も格段に広がり、さまざまなコミュニケーションの演出が可能になるのです。

 今回はコミュニケーションをキーワードに、お土産の選び方や渡し方のポイントをいくつか紹介しました。いずれも共通しているのは、相手のことを考え、積極的に関わろうとする気持ち。それとちょっとしたコツさえ理解しておけば、お土産をコミュニケーションツールとして有効活用できるはずです。本記事が読者の皆様にささやかなお土産となれば幸いです。

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