NTTファシリティーズは、先端技術の開発など、未来のファシリティを見据えた検証を自社の拠点で多面的に展開。その成果をお客様ひいては社会の皆様へと提供しています。
IoTとAIを活用したファシリティへの期待
ICT技術の進化と、幅広い社会浸透を背景に、オフィスや住環境といったファシリティの有り方にも、変化が求められています。具体的にはIoTとAIを積極活用し、快適性と効率性を両立した設計と運用を実現することです。私たちNTTファシリティーズは、この社会課題を見据え、自社の研究開発及び事業拠点で実証的な取り組みを展開し、お客様の期待に応える技術・ノウハウの蓄積を進めてきました。
ウェルネス向上を通じた働き方改革への貢献
私たちは現在、働く人の心と体の健康を促進する「ウェルネス」の考え方を、「働き方改革」に寄与する施設要件と位置づけ、安全性や環境性とともに重視しています。例えば新大橋ビルでは、導線のスムーズ化や快適なフロア配置、きめ細かい設備制御などに着目。各種センサーによる行動モニタリングをもとにしたシミュレーションなどを行い、部署配置の最適化や作業スペースの見直しなどを実施。移動時間の短縮やミーティング時間の確保、利用者の満足度の向上などを実現しました。
NTTファシリティーズ各拠点で続く蓄積
こうした成果はグループで積極的に共有され、また各地の自社拠点でも実証的な施策が続いています。例えば広島にあるNTTファシリティーズ中国の本社オフィスは、リニューアルのコンセプトの一つに「Connect」を掲げ、労働時間に対するコミュニケーション時間を指標に加えた効果検証などを実施。本社機能として重要な集合知の蓄積と活用を先進的なICT設備を交え促進する同オフィスは2017年度の第30回日経ニューオフィス賞「中国ニューオフィス推進賞(中国経済産業局長賞)」を受賞しました。
先進の技術で、社会の進歩を
NTTファシリティーズ中国本社オフィスは構築後の運用にも着目し、「行動モニタリングによる働き方の可視化」や「サイネージによる情報発信」等の先進技術を駆使した
“進化するオフィス”をめざしています。
このような取り組みを自社で実践することにより、お客様に寄り添ったオフィスリニューアルの提案ができるよう前進していきます。
NTTファシリティーズ
中国支店 ファシリティ事業部
エンジニアリング&コンストラクション部 建築設計担当
米司 晴恵