CSR報告書 2018

グローバルな事業で各地に貢献

経済のグローバル化をうけ、日本企業の活動も多国籍化を続けています。このような中、NTTファシリティーズも、その事業フィールドを世界各地に拡大し、世界のファシリティを先進の技術とノウハウで支えています。

ドイツ・シュパイヤー市で続く、スマートコミュニティ実証事業

NTTファシリティーズは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託により、ドイツ連邦共和国のシュパイヤー市において、スマートコミュニティの実証事業に参画しています。同事業は、同市と同電力公社の全面協力のもと、太陽光発電で発電した電力を地産地消する「自己消費モデル」の確立をめざした技術を導入、実証するものです。
現在ドイツでは、すでに固定価格買取制度が事実上終了しているため、太陽光発電によって発電した電力を極力自家で消費し、電力会社に売電しないシステムを構築する取り組みが続いています。同プロジェクトには蓄電技術、蓄熱技術、HEMS*及びICT技術を有する多彩な日本企業が参画し、実際の生活環境の中での運転を通じて、太陽光発電の「自己消費モデル」の確立をめざしています。2016年5月の運転開始式典を経て、現在は2018年3月までの期間で多面的な実証実験を展開しています。
* Home Energy Management System

実証実験施設 運転開始式典の様子

実証実験施設 運転開始式典の様子

米国データセンターにおける
高電圧直流(HVDC)給電システムによる省エネ実証事業

電気には、一般家庭のコンセントなどで使用される交流と、鉄道・通信・電子回路などで使用される直流があります。また、この交流と直流の切り換えにはエネルギー損失をともないます。そのため、切り換え回数を少なくすることで、従来使用されている交流給電システムよりも省エネ効果を生む高電圧直流(HVDC)給電システムに、データセンター等大規模施設の省エネルギー化の観点から関心が集まっています。
NTTファシリティーズは、この仕組みを普及・展開していく目的で国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託により、米国テキサス大学オースチン校のTexas Advanced Computing CenterにHVDC給電システムを構築し2016年8月より実証事業を進めています。また、このシステムには太陽光発電システムが連系されており、これにより従来比15%の省エネルギー化の実証をめざしています。ICT分野における最大の市場を有する米国で、いち早く実証事業を行うことで、その省エネ性、信頼性、及び保守・運用性等、HVDC給電システムの有効性を客観的データとして示し、HVDC給電システムの普及ひいてはデータセンターの省エネ化に取り組みます。

実証システム概要図

実証システムの効率性を、DPPE(Data center Performance Per Energy)により評価し、
交流給電システムと比較することで、HVDC給電システムの優位性を定量的に示します。

高電圧直流(HVDC)給電システム
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