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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2018

HighLight 2018

信頼性の高いインフラを、普及させる

NTTファシリティーズは、先進技術を活用したファシリティの高信頼化、快適化を積極的に提案し、レジリエントで安全・安心なインフラの進化と普及を推進し続けます。

ICT社会の浸透は、インフラに新たな課題をもたらす

現在、ビジネスや日常生活を支えるファシリティには、多彩な電子機器が組み込まれており、それらはIoTの浸透を背景に急速にネットワーク化されつつあります。相互に連携し高度に制御された社会インフラの構築と浸透は、人類に利便性や快適性をもたらす一方で、同時に「万一」の際の経済活動への影響の甚大化、長期化リスクも内包しており、その確実な管理と保守が新たな社会課題となりつつあります。

AIの助言で「未来の故障」を予測するという考え方

私たちNTTファシリティーズでは、IoTとAIを組み合わせることで,装置の故障を「予見」する技術の研究開発を推進しています。故障する可能性が高い装置を見極めることができれば、具体的なデータに基づいた設備更改の提案ができます。全国で約20万という膨大な装置の遠隔監視とメンテナンスを行っている私たちは、これらの装置の稼働状況のデータをIoTにより蓄積。AIを活用した分析に挑戦しています。

主な働き方改革の事例:

高い分析精度を達成した、「GVAモデル」

これらの取り組みは、NTTサービスエボリューション研究所と共同で展開しており、その成果は「故障予見モデル(GVAモデル)」として実を結びつつあります。利用環境や稼働時間、外部からの負荷の発生などを変数とした同モデルは、2005年からの10年間のデータを基にした分析で98.9%という高い「正解率」を達成しました。私たちは、今後同モデルを実用化し、稼働状況に即した故障予測及び 具体的なデータを示した最適な装置更改提案を展開したいと考えています。

快適なインフラを、守り続ける

装置の故障は一様ではなく、様々な要因があります。GVAモデルは、故障の発生状況や現場の知恵をヒントに、機械学習の技術を採り入れたものです。故障発生前に予め対処可能な「予知保全」の実現に活かしたいです。
また、NTTグループの使命ともいえる「通信を24時間365日途絶させない」サービスの一助となるよう貢献します。

NTTファシリティーズ
研究開発部
データマネジメント部門 設備マネジメント担当

金谷 會城

金谷 會城
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