トップメッセージ
皆さまのエンジニアリングパートナーとして、
社会課題の解決に向けた行動を加速します
株式会社NTTファシリティーズ
代表取締役社長
松原 和彦
グローバルな社会・環境課題を解決し、より良い未来を実現するために、17の大目標の達成に向け国家や組織の垣根を超えて取り組む国連SDGsは、達成期限となる2030年まで、余すところ10年を切りました。日本でも「行動の10年」のスローガンのもと、脱炭素化の潮流やアフターコロナにおける社会動向を見据えた「産官学」の協働が各地で進んでいます。特に企業には、社会・環境価値創造戦略を一層強化し、より良い未来を実現するための具体的な影響（インパクト）を及ぼし続ける姿勢が求められています。このことを踏まえ、NTTグループにおいて街づくり事業推進の主体的役割を担う、当社を含むNTTアーバンソリューションズグループは一層連携を強化し、「カーボンニュートラルな街づくり」に向けた行動を加速しています。
中でも当社は、1992年にNTTグループにおける電力・建築分野の専門技術者集団として発足して以来、「建築×エネルギー×ICT」の統合エンジニアリング力によって、多くのお客さまのご要望、さまざまな社会の要請に応えてまいりました。
近年は、自治体との包括的な連携による「地産地消型の街づくり」や、企業・大学などとの「共創型の街づくり」を推進するとともに、建物・設備に関する省エネルギーソリューションにより、企業のカーボンニュートラル実現を支援しています。
当レポートでは、それらの成果とともに、NTTグループならではの先進的かつ信頼性の高い設備構築と運用、およびそのサプライチェーンにおける安全衛生や人権尊重の取り組みなど、多岐にわたる活動の成果をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
当社は2022年12月に発足30周年を迎えますが、初心に立ち返り原点回帰した上で、さらなる変革・進化を遂げるために、 2021年10月、地域会社7社、NTTファシリティーズFMアシストおよびNTTファシリティーズ総合研究所を統合しました。これによりエンジニアリング業務体制をより強固なものとし、グループの総合力・機動力を高めることによって「新たなステージ」に進みたいと考えています。
NTTグループは、持続可能な社会の実現に向けてより一層貢献していくために、サステナビリティ戦略の強化を図っています。また2021年9月に、NTTグループは新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」を公表しましたが、これを受け当社も、「脱炭素化と経済成長」あるいは「社会課題の解決と企業の成長」が両立する、「サステナブルでWell-beingな社会」の実現に貢献してまいります。そしてこれからも、「皆さまから最も信頼されるパートナー」として、お客さまのご期待と社会の要請に応え、高い価値を創造し続けてまいりますので、引き続きのご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
