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NTTファシリティーズ

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2015年3月19日

固定価格買取制度及び買取価格の見直しに伴うお客様ニーズの多様化に対応し、太陽光発電システム構築ソリューションを強化

 株式会社NTTファシリティーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:筒井 清志)は、固定価格買取制度(以下、FITという)及び買取価格の見直しに対して、事業性の向上や初期コスト削減を進め、再生可能エネルギーの普及に引き続き貢献することが当社の責務と考え、お客様の多様なニーズに対応して、太陽光発電システム構築ソリューションを強化します。
 お客様のご希望に応じて、(1)20年間のプロジェクトIRRを最大0.5%改善するソリューション、(2)初期コストを徹底的に削減するソリューションをご提供します。建物設置をご検討中のお客様には、(3)太陽電池設置への建物構造強度を大幅に軽減するソリューションをご提供します。また、今後対応が不可欠となる(4)系統連系での出力抑制に対応した技術開発にも着手いたしました。

1.背景と概要

 FITの導入から2年以上が経過し、お客様のニーズも多様化しています。NTTファシリティーズは、これまでも高い事業性とコスト削減を両立するシステムの提案を行ってきましたが、昨今のFITの制度や買取価格の見直しに伴い、お客様のニーズにさらにきめ細やかに対応するため、これまで蓄積してきた設計ノウハウを活かし、太陽光発電システム構築ソリューションを強化いたします。

2.太陽光発電システム構築ソリューション強化の内容

(1)20年間のプロジェクトIRRを最大0.5%改善するソリューション
 配線損失やシステム内電力変換損失を極限まで削減するための最適システム設計技術、構成装置の最適組合せのノウハウにより、システム総合効率を当社従来比で最大0.5%向上し、20年間のプロジェクトIRRの改善を実現します。

(2)初期コストを徹底的に低減するソリューション
 これまでの多様な環境に対する太陽光システムの導入経験に基づき、基本的な発電性能を担保したうえで、太陽光発電システムの設置条件に応じて架台、基礎、配線等の設計を詳細化することにより、初期コストを徹底的に低減します。

(3)太陽電池設置への建物構造強度を大幅に軽減するソリューション
 NTTファシリティーズが有する700名(2014年4月現在)の一級建築士による建物構造診断と、従来の同じサイズの太陽電池よりも30%以上も軽量な太陽電池を用いることで、これまでは設置が困難であった建物にも太陽光発電システムを導入することができます。

(4)系統連系での出力抑制に対応した技術開発
 太陽光発電に関する技術開発を目的に当社にて構築している「Fソーラーリサーチパーク*1」において、2015年に新たに太陽光発電システムへリチウム蓄電池を組み合わせた設備を増設し、さらに発電予測技術も活用することで、需給バランス調整に寄与する出力安定化技術の開発を進めて参ります。

3.今後の予定

NTTファシリティーズは、これまでに608MW(SI事業:396MW、発電事業:212MW、2015年2月時点)の構築を行っております。2015年度は買取価格低下により太陽光発電事業者にとっては厳しい状況となりますが、発電効率向上、初期導入コスト低減のソリューションにより次世代の太陽光発電システムをご提供し、2014年度と同等規模の事業を目指します。

用語説明

*1 Fソーラーリサーチパーク
NTTファシリティーズにて構築した太陽光発電実証サイト。北杜サイト太陽光発電所に隣接する約4万m2の敷地内に設置され、2012年2月に運用開始し、現在は各種技術検証や実証研究が実環境下にて行われている。
(紹介ページ:http://www.ntt-f.co.jp/f_solar_park/
「Fソーラーリサーチパーク」はNTTファシリティーズの登録商標です。
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

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