平成12年5月18日  

ファシリティマネジメントのIT化支援システムの販売を開始

-施設管理データベース構築等の総合的FM業務サービスを提供-


NTTグループの総合エンジニアリング企業、株式会社 エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ(代表取締役社長 陰山照男、以下:NTTファシリティーズ)は、ファシリティマネジメント(FM※1)のIT(※2)化を支援するシステム製品群「FM-ITシリーズ」を開発し、6月より販売を開始します。
本シリーズは、当社内におけるFM業務IT化の豊富な実績とノウハウをベースに新たに開発したもので、第一弾として土地・建物等の施設管理データベースの構築を支援する「FM施設管理」、施設に関する故障・苦情等の情報をWeb環境で一元管理する「FMヘルプデスク」、法律で定められた建物内の空気環境の測定・集計・報告書の作成を効率化する「建物空気環境自動測定システム」の三種類のシステムを発売します。当社は、これらの販売とともに、お客さまに合わせたシステムのカスタマイズや施設管理データベースの構築・運用支援等の総合的FM業務サービスを全国的に展開します。また、今回の製品に引き続き、他の業務領域を対象としたFM支援システムについても近日中に発売を予定しており、「FM-ITシリーズ」の充実をめざします。


1.開発のねらい
NTTファシリティーズでは、NTTグループが保有する土地・建物、電力設備等の施設管理・運用業務を通じて「通信の信頼性向上と資産の利活用、コストミニマム化」を目的としたファシリティマネジメント(FM)を実施しています。また、NTTグループでのFMを効率的に行うため、自社内において様々なFM支援システムを開発するとともに、それらのシステムにより構築されたFMデータベースを企業間イントラネット上で流通させる「NTTグループFM支援システム」を開発し運用しています。ITを駆使した先進的なシステムによるFMデータベースの構築と、イントラネットでのスピーディなFM関連情報の流通を通じて、当社はNTTグループ各社に対して、経営資源としての土地・建物資産を最大限に活用するためのFM情報インフラを構築・提供してまいりました。

「FM-ITシリーズ」は、このような当社のFM業務IT化における豊富な実績とノウハウをベースに一般 市場に向け新たに開発を行ったもので、FM導入による経営効率化をめざす総てのお客さまに対して、高機能・高品質なシステムと、それらを用いた総合的FMサービスを提供し、ITによる施設管理の効率化を強力に支援していきます。
2.システムの概要
(1)
「FM施設管理」
 
土地・建物等の施設管理データベースの構築を支援するCAFM(※3)システムであり、文字・数値情報からなるデータと、建物等の図面・画像情報等とを連携させて一元的に施設管理ができます。図1のとおり、背景として用いる図面データ上に施設の種別と位置を示すアイコンを配置し、このアイコンに施設情報を格納したデータベースや、お客さまが市販のワープロ・表計算ソフト等で作成した既存のデータや写真画像、インターネット上のホームページ等を関連付けることにより総合的な施設管理データベースを構築できます。
従来のCAFMシステムの場合、図面データとして作成コストの高いCAD
(※4)データを用いる必要があるため、データベースの初期構築に多額の費用を要するという問題がありました。これに対して本製品では、CADデータ以外に手描き図面をイメージスキャナで取り込んだ画像データや、電子地図データ、デジタルカメラで撮影した写真データ等の安価な図面データが利用できますので、施設管理データベース構築のイニシャルコストを大幅に削減することが可能です。
図面と多種多様な形式のデータとの柔軟な連携を実現する本システムを利用することにより、広域的な土地・建物の施設情報管理をはじめとして、建物の維持保全情報やスペース利用状況、IT機器等の設置状況等の施設に関するあらゆる情報をビジュアルかつ総合的に管理することが可能となります。
 

図1
(図1)FM施設管理

(2)

「FMヘルプデスク」
 
建物・設備に関する故障や苦情などのクレーム情報や修繕手配等の対応進捗状況を、インターネットを用いてリアルタイムで管理できる先進の建物・設備維持運営サポートシステムです。
インターネット経由での情報流通に際しては、送受信情報を暗号化することで情報漏洩を防止し、高いセキュリティレベルを実現しています。ヘルプデスク受付担当者は、Webブラウザ
(※5)を用いた各種入力サポート機能や履歴情報参照機能により、クレームに対してスピーディに対応することができます。申告データと対応進捗情報は、インターネット経由で建物利用者のPCから確認することができるため、安心と満足度の高いサービスの提供が可能です。また、データベースとして自動蓄積される管理情報の傾向分析・評価によりCRM(※6)への展開が可能です。(図2) 

図2
(図2) FMヘルプデスク

(3)

「建物空気環境自動測定システム」
 
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法)」により事務所等の建物に測定が義務付けられている、浮遊粉塵、一酸化炭素、二酸化炭素、温度、湿度、気流の6項目と、輻射温度の計7項目を自動測定するシステムです。これらの測定は、これまで複数の測定装置を用いて実施する必要がありましたが、本システムでは全測定作業を一台のコンパクトな装置で行うことが可能であるため、作業の大幅な効率化と省力化がはかれます。測定結果データは、PCカード経由でパソコン上に転送され、自動集計処理後、法定様式等で報告書を作成することができます。(図3)

図3
(図3) 建物空気環境自動測定システム
3.今後の取り組み
 NTTファシリティーズでは、上記3システムの販売とともに、お客さまに合わせたシステムのカスタマイズ、施設管理データベースの構築・運用支援等の総合的FMサービスを全国で展開します。また、今回発売のシステムに引き続いて、他の業務領域を対象としたFM支援システムについても近日中に発売を予定しており、「FM_ITシリーズ」の充実をめざします。
 参 考
FM(*1): Facility Management/企業・団体などの全施設および環境を経営的視点から総合的に企画・管理・活用する経営管理活動
 IT(*2):  Information Technology/コンピュータ,通 信などの情報システム技術 
 CAFM(*3):  Computer Aided Facility Management system/コンピュータ支援によるファシリティマネジメント・システム
CAD(*4): Computer Aided Design system/コンピュータ支援による設計システム
Webブラウザ(*5): World Wide Web(WWW)で提供される情報を閲覧するためのプログラム
CRM(*6): Customer Relationship Management/きめ細かなサービスの提供により顧客との緊密な関係を構築する管理手法
本件に関する問合せ先
<報道機関からのお問い合わせ>
(株)NTTファシリティーズ
総務人事部 広報室
電話:03-5444-5112
<一般のお客様からのお問い合わせ>
コンタクトセンタ
電話:0120-72-7374
午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)
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