お問い合わせ

NTTファシリティーズ

メールのアイコン


平成13年9月10日   

Web対応ファシリティマネジメント支援システムの販売を開始
~施設管理データベースをネットワーク上で広域共有~


NTTグループの総合エンジニアリング企業、株式会社 エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ(代表取締役社長 布谷龍司、以下:NTTファシリティーズ)は、ファシリティマネジメント(FM※1)のIT(※2)化を支援するシステム製品群「FM-ITシリーズ」の新規製品として、施設管理用データベースをインターネット/イントラネット上で広域的に共有する事を可能とした「FM施設管理 for Web」を開発し、これを用いたFM情報インフラ構築サービスを10月より開始します。
本システムは、当社内におけるFMサービスIT化の豊富な実績と、ネットワークを用いた情報共有のノウハウをベースに開発を行ったものです。土地・建物等の施設に関する様々な情報や、図面・画像等のイメージデータを元にサーバ上で構築した施設管理データベースを、複数のクライアントからWebブラウザを用いて参照・編集することを可能とします。これにより、官公庁・自治体・教育機関・工場等の多数の施設を保有する組織・企業における施設情報共有環境をローコストに構築する事ができます。当社は、FM導入による経営効率化を指向する総てのお客様に対して、「FM施設管理 for Web」を用いたローコストで高品質な施設管理データベースの構築・運用支援サービスを提供すると共に、FM導入コンサルティングや建物診断等の総合的なFMサービスを全国的に展開いたします。


1.開発のねらい
 NTTファシリティーズでは、NTTグループが保有する土地・建物、電力設備等の施設管理・運用業務を通じて「通信の信頼性向上と資産の利活用、コストミニマム化」を目的としたファシリティマネジメント(FM)を実施しています。また、NTTグループでのFMを効率的に行うため、自社内において様々なFM支援システムを開発するとともに、それらのシステムにより構築されたFMデータベースを企業間イントラネット上で流通させる「NTTグループFM支援システム」を開発し運用しています。ITを駆使した先進的なシステムによるFMデータベースの構築と、イントラネットでのスピーディなFM関連情報の流通を通じて、当社はNTTグループ各社に対して、経営資源としての土地・建物資産を最大限に活用するためのFM情報インフラを構築・提供してまいりました。
「FM施設管理 for Web」は、このような当社のFM業務IT化における豊富な実績とノウハウをベースに一般市場向けに開発を行ったもので、FM導入による経営効率化を指向する総てのお客さまに対して、高機能・高品質なCAFM(※3)システムと、それを用いた総合的施設管理データベース構築サービスを提供することにより、ITを駆使したFM情報インフラの構築を強力に支援します。
2.システムの概要
  「FM施設管理 for Web」は、土地・建物等の施設管理データベースの構築を支援するCAFMシステムで、「DB構築機能」と「Web参照・編集機能」の二つのシステムにより構成されています。
DB構築機能は、文字・数値情報からなるデータと、建物の図面・写真画像等を連携させることにより、総合的な施設管理データベースの構築を支援します。背景として用いる電子地図データや建物図面データの上に施設と設備、IT機器等の位置を表すアイコンを配置し、このアイコンに対して建物や設備に関するデータベースや、市販のビジネスソフトを用いて作成した既存のデータ、写真画像等を関連付けることにより、様々な形式の情報を一元的に扱うことができる環境を構築します。背景として用いる建物図面には、CADデータはもとより、手描き図面をイメージスキャナで取り込んだローコストなイメージデータが利用できるため、施設管理データベース構築にかかわるイニシャルコストを大幅に削減できることが大きな特長です。また、作成されたデータベースは、新たに開発された専用マクロ言語によるデータベースアクセス機能を用いて、お客様が保有・運用する既存システムとの情報連携や、お客様ニーズに合わせた帳票出力等に幅広く活用できますので、既存のデータ資産を生かした柔軟なFM情報インフラの構築が可能です。
Web参照・編集機能は、このようにして構築された施設管理データベースを、インターネット/イントラネット上で広域的に共有することを可能とします。クライアント側でのデータベースの参照・編集には、専用プログラムを必要とせず、Webブラウザ(※4)だけで行うことが可能なため、官公庁・自治体・教育機関・工場等の多数の施設を保有する組織・企業における施設情報共有環境をローコストに構築することができます。また、高度なアクセス制御機能により、ユーザごとにきめの細かい参照・更新権限設定を行うとともに、インターネット上でのデータ配信に伴う情報漏洩を防止するため、SSL(※5)によるデータ暗号化にも対応しています。本機能により、Webサーバ上で一元管理されたデータベースに基づく、企業内における建物・設備関連情報の共有や、経営層に対するタイムリーな不動産情報の提供が容易に実現できます。
3.今後の取り組み
  NTTファシリティーズでは、「FM施設管理 for Web」を用いて、お客さまに合わせた施設管理データベースの構築・運用支援サービスを提供します。また、当社の提唱する総合的FMサービスである「BestFMサービス」においても、FMコンサルティングやFMエンジニアリング等の領域において、本システムをはじめとする「FM-ITシリーズ」を駆使した高度かつ高品質なサービスを全国において提供していきます。

>>図 システムの概要
本文中
 
FM(※1) Facility Management/企業・団体などの全施設および環境を経営的視点から総合的に企画・管理・活用する経営管理活動
IT(※2) Information Technology/コンピュータ,通信などの情報システム技術
CAFM(※3) Computer Aided Facility Management/FM業務を支援するためのシステム
Webブラウザ(※4) World Wide Web(WWW)で提供される情報を閲覧するためのプログラム
SSL(※5) Secure Socket Layer/インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル(通信手順)。
【本件に関する問合せ先】
<報道機関からのお問い合わせ>
   NTTファシリティーズ 経営企画部広報室
   MAIL:pr@ntt-f.co.jp
<一般のお客様からのお問い合わせ>
   コンタクトセンタ 電話:0120-72-7374
   午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)
ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。
予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

PAGE TOP