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雷サ-ジプロテクタのイメージ図
(W:390mm×D:80mm×H:60mm 約2kg) |
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1.開発のねらい |
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高速・広帯域の情報通信ネットワークが普及拡大し、経済・社会は多いにこれに依存するようになってきています。一方、通信回線に接続されるパソコン等のAC電源を使用する情報通信機器では、電源線と通信線の両者から雷サージが侵入する可能性があるため、雷サージによる電源線、通信線、接地線間の電位変動の抑制を可能とした雷サージプロテクタを開発し、平成9年より販売してきました。
今回、ADSL回線対応化と更にサージ電流耐量のアップを図った製品の開発をすることとしました。 |
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2.製品の開発概要 |
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本製品の概要は以下のとおりです。 |
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(1) |
通信の高速・広帯域化に対応して回路構成を見直し、アナログ/ISDN回線/デジタル専用線対応に加えて、ADSL回線対応化を図っています。 |
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(2) |
電源コンセントと通信用モジュラージャックを同一のケースに収納し、通信回路には雷防護素子を、電源回路には雷防護素子及びノイズフィルタを有しており、今回の開発では、電源回路のサージ耐量を6kAから10kAに向上し、また、通信回路や電源回路の線間のサージ電圧の低減を図っています。 |
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(3) |
通信回路のサージ防護素子には、情報通信機器の耐力が電子回路のLSI化で小さくなっているため、雷サージに対して応答時間が速く、動作電圧や制限電圧が低い素子を選定しています。 |
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(4) |
コンセントは、スプリッター、TA等情報通信機器用のスイッチ非連動コンセントが1個と、電源との接続を一括制御出来るスイッチ連動コンセントを5個設けています。 |
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(5) |
電源回路と通信回路の雷防護素子の接地を共通化することにより、落雷による雷サージ侵入時に雷防護素子の動作でサージ電流をアースにバイパスするとともに、電源回路と通信回路間の電位差を抑制する構造としており、情報通信機器の高い保護効果が得られます。 |
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(6) |
電源回路には、雷防護部の故障状態がパイロットランプで確認できるとともに、過負荷による発熱や火災を未然に防止する過電流ブレーカー(動作表示付)等の保護機能を有し、安全性にも配慮しています。 |
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3.今後の予定 |
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本製品は、現在販売している「雷サージプロテクタ<マルチメディア対応>」にADSL対応としてライアップし、平成13年11月に販売開始予定です。標準価格(予定)は、18,500円です。弊社は、情報通信機器をはじめ、各種設備等を雷サージや伝導ノイズから保護する技術を今後とも積極的に開発してまいります。 |
>>雷サ-ジプロテクタの諸元 |
【本件に関する問合せ先】 |
<報道機関からのお問い合わせ> |
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp |
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<一般のお客様からのお問い合わせ> |
コンタクトセンタ 電話:0120-72-7374 午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます) |
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