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平成18年6月14日

株式会社NTTファシリティーズ

「大阪歴史博物館」・「菊川市総合保健福祉センター」が
『第10回公共建築賞優秀賞』受賞

大阪歴史博物館 菊川町総合保健福祉センター
「プラザけやき」

 NTTファシリティーズ(代表取締役社長 森勇)が設計監理を行った「大阪歴史博物館」、ならびに「菊川市総合保健福祉センター」が『第10回公共建築賞優秀賞*』を受賞しました。

今回の受賞の概要は以下のとおりです。

1.受賞作品
  (1) 大阪歴史博物館(大阪府大阪市中央区 2001年4月竣工)
    <建物特徴>
 敷地は広大な緑に包まれた大阪城公園や難波宮跡公園に近接しており、難波宮に関わる遺構、大阪城を中心とする中近世の歴史遺産などが集中しています。この博物館は、単なる建物内のみの展示にとどまらず、周辺の歴史遺産を建物から眺め、また実際にその場所へ行くこともできる地域全体が博物館として機能するサイトミュージアムを目指しています。
 博物館施設としては例のない高層建物であることから、各フロアの機能を明確にしています。1階は敷地内外の遺構群を一体的空間として見渡せる開放的なエントランスとし、低層部に学習支援ゾーン及び管理ゾーンを設けて来館者の利便性、管理の合理化を図り、中層階にこの建物の中心である展示ゾーンを配置しています。上層階は収蔵庫の一部と研究ゾーンとし、落ち着いた環境を確保しています。地下部分には、地下1階に搬入スペース、収蔵ゾーンの一部を設け、地下3階に耐震性と収蔵環境の安全性に優れた点を生かして収蔵庫を配置しています。
 来館者は1階のエントランスからエレベーターで一旦10階まであがり、古代から中近世、近現代の順に階を降りながら展示を見て6階の特別展示室に導かれ、更に1階までエスカレーターで降りる構成です。隣接するNHK大阪放送会館とは球形のアトリウムでつながり賑わいを共有しています。
 今回の公共建築賞優秀賞の受賞は、大阪のシンボルである大阪城及び大阪城公園・難波宮跡公園などと一体的に利用される地域の博物館として利用者に受け入れられている点が評価されました。
 なお、この建物は2002年に日本建築協会主催の「第2回建築と社会賞」、2003年に大阪市主催の「第23回大阪市都市景観建築賞(大阪市長賞)」、2004年に日本建築学会主催の「作品選集」に選定されています。


  (2) 菊川町総合保健福祉センター「プラザけやき」
(静岡県菊川市 2000年3月竣工)
    <建物特徴>
 菊川市総合保健福祉センター(プラザけやき)は、菊川町(当時)の保健福祉事業の拠点として、旧共立菊川総合病院跡地に建設されました。町の中心部の病院跡地というふだんから人が行き交うなじみのよい土地であり、町の施設にふさわしい立地であります。市の健康福祉課、高齢者デイサービスセンター、社会福祉協議会、児童館等が複合した建物です。
 平成17年、小笠町と合併し菊川市となってからも、菊川市の保健・福祉の中核施設として機能しています。設計時には建設委員会で協議を行い、利用者の意見を建物の細部にまで反映させました。本施設は完成後5年以上を経過し、中庭や回廊テラスなど利用者自らが選択できる多様な空間は、町の人々の豊かな生活の一部となっています。


用語説明
* 公共建築賞優秀賞
公共建築賞優秀賞とは、優れた公共建築を表彰することにより公共建築の総合的な水準の向上に寄与することを目的とし、一年おきに開催されているものです。対象となる建築物は、国の機関、地方公共団体又は政府関係若しくはこれに準ずる機関が施行した建築物及びその他公共性の高い建築物で、竣工後、3年以上を経過したもので、建物の企画・設計・施工、地域社会への貢献、文化性、施設管理、保全等の視点により評価されます。全国8地区より、それぞれ3~6点の優秀賞を選考し、さらにその中から公共建築賞3点、および公共建築賞特別賞2点内外が選ばれます。

【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。
予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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