2010年10月27日
小・中容量帯UPS(無停電電源装置)の新機種の販売開始について
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長:沖田 章喜)はCATV事業者や金融機関をはじめとするミッションクリティカル※1な設備を有するお客様向けに、小容量帯UPSであるFU-Sシリーズの新機種「FU-S5-LI」、中容量帯UPSであるFU-Mシリーズの新機種「FU-M5~M20LRI/LRIM」を10月28日より販売開始いたします。
本UPSはCVCF※2の常時インバータ方式では業界トップクラスとなる変換効率93%以上※3を実現しました。これによりさらなる省エネルギーと環境に貢献します。
さらに、従来機種の「FU-Xシリーズ」の特徴であった冗長機能と、インバータ運転中に負荷設備を停止せずにバッテリ交換が可能である機能等を継続して持たせ、高い信頼性を引継ぎ、ラインナップも最大出力20kVAまでそろえました。
なお、ご愛用いただいております「FU-AⅢシリーズ」および「FU-Xシリーズ」は、新機種の販売により2011年3月末を持って販売を終了いたします。
1.本製品の特徴
(1)製品概要
- 5kVAのユニットを最大4台組み合せる事により、最大20kVAまで容量の拡張が可能
- バッテリバックアップ時間は5分、30分、60分、180分の4種類を準備
- バッテリ期待寿命は最長10年間(UPS周囲温度20℃、バックアップ時間5分機は除く)
(2)高効率
CVCFの常時インバータ方式では業界トップクラスの変換効率93%以上、負荷力率0.9を実現しました。
当社従来機種と比較し、FU-M10シリーズでは、負荷容量が8kWの場合、年間消費電力量15,000kWh、年間電気料金約18万円※4、年間5.8トン-CO2※5を削減します。
(3)信頼性と拡張性
ユニット方式を採用することにより、ユーザシステム規模の増加に対応して、出力容量を最大20kVA(18kW)まで、UPSを停止せずに※6拡張が可能であるとともに、冗長運転(N+1運転)が可能であり、高度な可用性の要求に対応できます。
共通部を持たない完全個別制御による並列運転方式を採用し、長時間保持蓄電池にも個別蓄電池方式を採用することで、信頼性を向上させています。
【注釈:補足説明】
- *1
- 24時間止まらないことを要求される業務および設備
- *2
- 停電時などにも安定的に電源を供給するための無停電電源装置のうち、特に交流電力を供給するための装置
- *3
- 5kVA UPSユニット部にて(トランス部除く)
- *4
- 単価12.3円/kWhにより算出
- *5
- 2006年度実績値0.39kg-CO2(電気事業連合会2009年2月公表資料)により算出
- *6
- バイパス運転中での作業
- 本件に関するお問い合わせ先
-
- 報道機関からのお問い合わせ
- NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
- 一般のお客様からのお問い合わせ
- コンタクトセンタ 0120-72-73-74
午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)
ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。